GitHubでflatz氏が、PS4へPKGをリモートでインストールさせる事が可能な Remote Package Installer をリリースしていました。 https://gist.github.com/flatz/60956f2bf1351a563f625357a45cd9c8使用可能なFWはFW4.5x以上とされています。しかしながら今回使用するHENのペイロードは5.05向けにリリースされているため、 Remote Package Installerは現時点では基本的に5.05ユーザー向けです。 使用するプロトコルはHTTPで、基本的にはローカルにWebサーバを用意し、そこにFPKGを配置してPCからそのURLを指定する コマンドを叩き、PS4へPKGをDL,インストールさせる、という運用をします。 jsonファイルもサポートされており、ソニーがpkgのURLを載せるために使用しているjson或いはそれと同じフォーマットで書いた 自作のjsonが使用可能です。flatz氏はjsonを用いた方法をCDN wayと呼んでいるようです。 ※CDN wayで正規(リテール)PKGをインストールしても、ライセンス等が無いため当然起動は出来ません。 flatz氏はローカルにWebサーバを用意するためにnpmでserveをインストールされています。flatz氏がserveを使用されたのは、 Webサーバとして動作するPCソフトを作るのが面倒な事、そしてマルチスレッドをサポートしている事が理由だそうです。 もちろん、serveではなく使い慣れた物があるならそれを使っても構いません。 PS4へ情報を送信するコマンドとしては、curlを使用します。 現時点ではコマンドの実行が必要ですが、コマンドを見るのも嫌という方でもなければRemote Package Installerはとても 役に立つはずです。これは個人的には本当に嬉しいリリース。使用手順を書いておきます。
GitHubでZer0xFF氏が、PS4でデータベースの再構築を行い消えてしまったFPKGゲーを復活させる PS4_db_rebuilder v0.1 をリリースしていました。 PS4はデータベースの再構築が実行されてしまうとデータベースからFPKGのゲームが消えてしまうという特徴があります。 そうなってしまった場合、予めapp.dbをバックアップしてあればそれを使う、というのがこれまでの解決策でした。 今回リリースされたPS4_db_rebuilderではapp.dbのバックアップは不要です。 "/user/app/タイトルID/" をスキャンし、app.dbに書き込むというPythonのスクリプトのようです。 使用手順 1、release_0.1.zip をDL/解凍 2、PS4でFTPのペイロードを実行(実行後、ブラウザを開いたままにしておく) 3、PCで以下のように実行する(要Python3) python fix_db.py PS4のIPアドレス 4、処理が終わったらブラウザを開いたままPSボタンを長押し、電源→PS4からログアウトする 5、ユーザーを選択してPS4のホームを確認する(FPKGゲーが復活してたら成功) 処理時に特定のタイトルIDでエラーが発生する場合、PS4の "/user/app/(そのタイトルID)/" 内が破損或いはおかしい可能性があります。 特定のタイトルIDでエラーが発生した場合は、そのフォルダを消すか、フォルダ名を8文字以下にリネームしてください。 9文字以上だと名前の終わりから9文字がタイトルIDとしてスクリプトに認識されてしまうようです。
PSXHAXで、DimosGsxR氏がPS4のFSELFをELFに変換する UnFSelf をリリースした事が伝えられていました。 UnFSelf: Convert PS4 FSELF Files Back to ELF Files by DimosGsxRさて、PlayStationハードでは実行ファイル(eboot.bin)となるELFはSigned ELF(SELF)として取り扱われています。 現在PS4シーンに存在するバックアップ起動の方法は、ゲームデータに施されたPFSやSELFに施された暗号化を復号状態でダンプし、 ELFをFake SELF(FSELF)に変換し、ソニーから流出したPKGビルドツールを改造したツールでFake PKG(FPKG)としてビルド。 その後PS4でペイロードを実行してインストール/起動、という事をやっています。 (ELFからFSELFの変換は、流出したツールを改造したFake PKG Generator,ToolsがPKGビルドと同時にやっています。) 今回リリースされたUnFSelfは、ELFを直接改造してゲームのMOD,チートを実現したり、要求FWを下げたい人向けです。 後者はELFのバイナリ中のバージョン値を書き換えるという手法で、確か4.05のハックが主流だった時にHorizonで話題になりましたね。 まあ、そもそもELFの改造というのはダンプしたゲームデータが手元にあればそれで良く、UnFSelfはFPKGしか手元にねえって人向けです。 (パスコードを用いてFPKGを展開したとしても、手に入るeboot.binはFSELFなため。) そういえば以前記事にしましたがVitaのrePatchのような働きをする OrbisAFRはeboot.binのリダイレクトにも対応しているそうです。 5.05以外で動作するのかは把握していませんが、ゲームデータ自体を弄る事に興味がある方はOrbisAFRは要チェックです。
GitHubでTheoryWrong氏が、FPKGを作らずゲームのMODを実現するペイロード OrbisAFR をリリースしていました。 https://github.com/theorywrong/OrbisAFR/今まではPS4でゲームのMODを行うに当たってゲーム本体或いはパッチとしてFPKGをビルドする必要がありました。 OrbisAFRはPS4の "/mnt/sandbox/タイトルID/app0/" を "/data/タイトルID/app0/" にリダイレクトするペイロードです。 前者にファイルが存在し、後者に同じディレクトリ構造のファイルが存在する場合、後者が読み込まれます。 また、前者にファイルが存在せず、後者にファイルが存在する場合、ゲームにそのファイルを読み込ませる事が可能なのだとか。 VitaでHENkakuに触れた事がある方であれば rePatch と言えば分るでしょうか。OrbisAFRはほぼrePatchです。 TheoryWrong氏によると通常のゲームデータだけでなくeboot.binのリダイレクトも可能だそうです。( ツイート) 早速何か適当にと思い、とりあえずGE2RBのOP動画の入れ替えをやってみました。 こいつがGE2RBのOPです。 /mnt/sandbox/CUSA01516_000/app0/data_9/ge2rb_op_female.mp4 何か適当な動画を "/data/タイトルID/app0/" に同じディレクトリ構造で。つまり以下のように。 /data/CUSA01516/app0/data_9/ge2rb_op_female.mp4 ファイルの配置を行ったのちGitHubにあるOrbisAFR.binをPS4に送ればMODが実現します。 OrbisAFRはPS4の通知機能を利用しないようなので実行しても通知機能は働きません。 OrbisAFRは一度ゲームをFPKG化せずとも使用可能です。つまり正規のディスクやDLゲーでMODが可能です。 TheoryWrong氏に感謝!これでPS4のゲームのMODが盛り上がるかもしれない。 まあ… "/data/タイトルID/app0/" にファイルを転送する手段はFTPなのでそこが難点かもしれませんが。
GitHubでstooged氏が、PS4のゲームのタイトルIDからDLCのコンテンツIDを検索し、Fake PKG Generator(Fake PKG Tools) を用いてそのコンテンツIDのFPKGを作成する psDLC v4 をリリースしていました。 psDLC.exeをorbis-pub-gen.exe等のあるフォルダに配置して使用します。 psDLC.exeを起動後はタイトルIDを入力して検索し、検索結果のリストから1つ選択してCreate fPkgボタンを押すだけです。
GitHubで、stooged氏がPS4にインストールされたゲーム(FPKG)をUSBストレージにコピーしてシンボリックリンクを作成し、 ゲームをUSBストレージから起動可能にする AppToUsb-50X v3 をリリースしていました。 ・FPKGのコピーしないようにするSKIP_DRIVEオプションを追加 ・USBストレージのマウントポイントを指定するMOUNT_POINTオプションを追加 が変更点です。
GitHubで、XVortex氏がPS4でHomebrew(FPKG)をインストール/起動可能にするペイロードである PS4-HEN-VTX v1.7 をリリースしていました。 ・FW5.05にて拡張ストレージにFPKGをインストール可能に が変更点です。 今までは拡張ストレージを接続しているとFPKGインストール時にCE-41798-9エラーが発生していたので、 今回のこれは拡張ストレージユーザーには朗報でしょう。これは以下のflatz氏のツイートにより実現したようです。
LMAN氏(leecherman氏)がソニーから流出したPS4のSDKに含まれるPKGビルドツールのプロジェクトファイルgp4を 作成するXVortex氏の gengp4を改良した gengp4-patched.exe をリリースしていました。 ・keystoneを含めたgp4を作成するように が変更点です。
Twitterで、cfwprophet氏がソニーから流出したPS4のSDKに含まれるPKG関連のツールに手を加えて FakePKG(FPKG)を作成出来るようにした Fake PKG Tools v1.5.1 をリリースしていました。 ・mini appをサポート ・正規のセーブデータに関するパッチの適用 ・流出したFW5.55のSDKのドキュメント付属 が変更点です。 TheRadziu氏の Fake PKG Generator 3.38がベースになっています。 mini appはPS4のライブラリーで言う所のアプリケーションです。ゲームを起動しても終了しないためmini appと呼ばれています。 自分で手持ちのゲームをダンプしてそれをインストールした人の中には知っている人も多いと思いますが、FPKGでは正規のセーブデータ は"壊れている"等のエラーが出てロード出来ませんでした。今回の変更点に含まれるパッチはそれの対処策のためのパッチです。 実は少し前から情報は出ていたんですが、いろいろとSwitchに時間を取られていて記事にはしていませんでした。 PSXHAXが情報をまとめているのでURLを載せておきます。 https://www.psxhax.com/threads/using-original-legit-ps4-game-saves-with-fpkgs-tutorial.5810/正規のPKGの場合もFPKGの場合も、ビルド時はパスコードに基づいてsce_sysフォルダにkeystoneファイルが生成されます。 そのkeystoneファイルがセーブデータを識別するのですが、正規のPKGと非正規なFPKGではパスコードが一致するはずもなく、 それによって正規のセーブデータがFPKGで扱えないという問題が発生していたようです。 で、そのためのパッチというのはFPKGビルド時に生成するkeystoneのファイル名を変えてしまう、というパッチです。 そのパッチを当てた上で正規のkeystoneを入れてビルドすれば上書きされないため、正規のセーブデータが扱えるようになります。 gengp4.exeでプロジェクトファイルであるgp4を作成している方が多いと思うので、簡単に流れを書いておきます。 1、orbis-pub-gen.exe起動 2、gp4を開く 3、Image0をダブルクリックしてImage Settingに移動 4、sce_sysフォルダへ正規のkeystoneをドラッグアンドドロップ 6、keystoneを右クリックしてEnable file compression 7、Chunkタブでkeystoneにチャンク0を設定 8、Image Settingを閉じてビルド 圧縮設定はいらんかも…他のファイルに合わせただけだから… ちなみに、ビルド時にModifiable package fileにチェックを入れておくとビルド後でもファイルの追加/置き換え/削除が出来るようになるのですが、 そのチェックを入れてビルドしたPKGに対してkeystoneを追加する Add Keystone GUI がリリースされています。 ・追記 Fake PKG Tools v1.5.1 は本来作成されるはずのkeystoneをkeyston2として作成するようです。 keystone無しでFPKGを作成してしまうとkeyston2だけがFPKGに格納されてしまうため、その場合はおそらくセーブデータ を作成したりロードする際にエラーが発生します。 Fake PKG Tools v1.5.1 を使用する方はkeystoneを含めるのを忘れないでください。 (※xvortex氏のgengp4 v1.8ではkeystoneのパス抜きのgp4が作成されてしまいます。) ・追記 2018/06/24 LMAN氏がkeystoneを含めたgp4が作成可能なgengp4-patched.exeをリリースしていたので、そちらを使用してください。 https://sites.google.com/site/theleecherman/同梱されているorbis-loader.exeを使用する場合は Fake PKG Tools v1.5.1 ではなく Fake PKG Generator 3.38 を使用してください。 keystoneを気にしない方はFake PKG Generator 3.38とxvortex氏のgengp4 v1.8でfpkgを作成してください。
Twitterで、TheRadziu氏がソニーから流出したPS4のSDKに含まれるPKG関連のツールに手を加えて FakePKG(FPKG)を作成出来るようにした Fake PKG Generator 3.38 をリリースしていました。 ・v3.12ベースからv3.38ベースに が変更点です。 TheRadziu氏はv3.35がメジャーアップデートだったとしてソニーによるチェンジログのスクショを公開しています。
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