Cobra BlackFinの開発者がCobraチームからの報酬未払いを理由に開発に使用したVitaのリバースエンジニアリングのデータをリーク

VitaのFW3.60で導入可能なHENであるHENkakuが公開されたのが昨年の7月29日ですが、その約2ヶ月程前にとあるデバイスが登場しました。
それがCobra BlackFinです。ゲームカードからデータをダンプし、ゲームカード型のアダプターにダンプデータを入れたmicroSDを装着し、
そこからゲームのバックアップ起動を実現すると言う物ですが、ゲームデータを共有可能という、海賊行為を実現してしまえる物でもありました。
Cobra BlackFinの概要については昨年まとめましたので、興味のある方は以下の記事を参照してください。
Cobra Blackfinについてあれこれ

で、本題なのですが、wololo.netのこの記事です。
Vita Reverse Engineering Leak (Cobra Blackfin) – part 1
なんとwololo氏がCobra BlackFinのメインの開発者とコンタクトを取ったらしいのです。
そしてその開発者がCobraチームからの報酬未払いを理由に、段階的に開発に使用したVitaのリバースエンジニアリングのデータを公開するとの事。
まずは第一段階として「MMCホストコントローラをエミュレートしたりVitaのゲームカードを読み取れるようなツールのデータ」と
「ロジックアナライザを使用してキャプチャしたブートログ」と「ゲームカードの認証メカニズムに関する解説」と「ゲームカードのX線スキャン画像」が公開されています。
データはまずwololo氏の手に渡ったようですが、誤字の修正やフォーマットに関する事を除けばwololo氏はほとんど手を付けていないそうです。
上記の記事の一番下に第一段階のリークデータのダウンロードリンクがあります。

記事に書かれている事をもう少し詳しく以下で書きたいと思います。まあ、報酬未払いとか気になる方は是非読んで…




頭にCobra付けるの面倒なので以下BlackFinで統一します。

リーク主はCobraチームとの契約でBlackFinプロジェクトに着手したそうで、そのプロジェクトでの開発期間は4年に及ぶようです。
Vitaが発売したのが2011年。BlackFinの発売が2016年。2012年から開発を進めていたという事でしょうか。
Cobraチーム、結構早い段階でVitaに目を付けていたんですね。しかもBlackFinなんてのを開発出来る腕の良い開発者を見つけて。

4年の開発期間でVitaのリバースエンジニアリングのデータは76GBに達したようです。
4年もすごいですが76GBってサイズもなかなかインパクトがありますね…
リーク主から言われたのか、wololo氏は記事で「そのデータはダンプデータやログデータだけでなく、もっと他の面白いデータも含まれている」と書かれています。

Cobraチームのリーダーはリーク主に報酬を支払う契約をしていたそうですが、支払われていないため
1、Vitaシーンにリバースエンジニアリングのデータを提供する
2、Cobraチームに報酬を支払ってもらう
彼は上記2つの目的でwololo氏にコンタクトを取りデータをリークする事にしたそうです。
そのためCobraチームと彼とで話が合ってしまえばその時点でリークが止まる可能性があるとwololo氏は指摘しています。

wololo氏はVitaの新たな発見に期待するという事に加え、彼に報酬が支払われていない点が気に入らないとして
「彼の発表を公開する」「彼のリークデータをwololo.netでリリースする」というような契約を彼としたそうです。



前述の部分がwololo氏の書いた事をまとめた内容になります。
以下ではリーク主がアナウンスとして書いた文章を私なりに訳して書いていきます。

私はCobraチームとの契約でBlackFinを開発しました。
残念な事に、私はバカで報酬の支払いを信じて疑いませんでした。
Cobraチームの男との契約は報酬の支払いは製品の納品時という物で、私は4年以上仕事をして製品を納品しました。

Blackfinは多くは売れなかったためか、Cobraチームのリーダーは私には報酬を支払いそうに無いと分かりました。
私が不可解に思っている事は、私が報酬を要求してから1年もの間、彼が報酬を支払ってくれないという事です。
ただ、彼はいつかそれを支払うと言っているし、自分は言行一致な人間で嘘をついたり金を盗んだりするような卑怯者では無いと主張しています。

もし私に報酬が支払われなければ、Cobraチームは私の仕事に関する知的財産権を失い、開発に使ったデータは私の好きに出来るようになります。
そこで私はVitaシーンにデータを公開する事に決めました。
データは約76GBあるので、リリースは今後数か月間にわたって行う予定で、私にとっては皆が楽しめるようなやりがいのある時間になるでしょう。

最初のリリースはマイナーな物で、MMCホストコントローラをエミュレートしたりVitaのゲームカードを読み取れるようなツールのデータです。
ゲームカードの認証メカニズムに関するメモはもちろんの事、ゲームカードのX線スキャン画像もリリースします。
Vitaシーンにとって面白い情報になるはずです。


●ハッカー達へ
Cobraチームから離れてください。

●泥棒(Cobraチームのリーダー)へ
泣いても無駄。あなたには私へ報酬を支払う十分な時間があった。
報酬が支払われるはずだったBlackfin納品から1年が過ぎ、私があなたに与えた半年の猶予とその後の2ヶ月の猶予も過ぎた。
苦しい言い訳はとうの昔にしておくべきだ。データの公開をやめさせたいならすぐに報酬をよこせ。報酬をよこさないなら黙ってろ。




ここから数ヵ月間、76GBにも及ぶデータが段階的に公開されようとしています。楽しみですね。
それが仮にハックに役立たないデータだとしても、Vitaに関する貴重なデータである事は間違いありませんから。
にしても、CobraチームはもっとBlackFinに力入れたら良かったのに…
それこそ今回のリーク主に正当な時期に報酬を支払っていれば…

ゲームカードの認証を突破してくるという技術はともかくとして、実際の使用感はクソだったらしいですし…
クソデバイスの汚名を晴らせないまま死んでしまったクソデバイスCobra BlackFin。なんだか可哀想。

[ 2017/09/14 07:30 ] カテゴリ PS Vita | コメント(0)
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