[PSVITA] FW3.60から導入可能な 3.65 HENkaku Ensō Updater がリリース

・追記 2018/07/01
3.65~3.68でHENkakuをインストールする事が可能なh-encoreがリリースされました。
[PSVITA] FW3.65~3.68にHENkakuをインストールする事が可能な h-encore がリリース - 2018/07/01

GitHubで、TheFloW氏がHENkakuを導入したFW3.60のVitaにFW3.65 HENkaku Ensoを導入可能な
3.65 HENkaku Ensō Updater v1.0 をリリースしていました。

HENkaku EnsoはVitaのHEN(Homebrew Enabler)であるHENkakuを土台にした恒久的なハック(CFW)であり、
FW3.65以下にあるブートローダーの脆弱性が利用されています。
Ensoが導入可能であれば "OFW+Enso" のカスタムアップデータが作成可能であり、今回のリリースはそれです。
3.60 HENkaku から 3.65 HENkaku Enso にアップデートする事が可能です。
FW3.61~FW3.67で導入可能なHENkakuがリリースされたという話ではありません。

メリット/デメリットを簡単に解説した上で使用方法を解説します。
導入を考えている方はしっかりと考えた上で導入してください。



●メリット

デフォでPSNに接続可能に
3.65 EnsoではReNpDrmが無くてもPSNに接続/機器認証が可能で、ストアからのDLも可能です。
これに関してTheFloW氏は「ソニーがこれを不可能にする新たなアップデートをリリースしない限りは」とされています。
要求FW3.61~3.65のゲームが起動可能に
3.65 Ensoは3.65へのアップデートのため、当然こういった恩恵が得られます。というかこれがメインです。
NoNpDrmでの偽ライセンス生成も可能です。FW3.67を要求するゲームは起動出来ません。

●デメリット
Homebrewやプラグインが動作しない場合がある
3.60のオフセット/NIDが指定されているHomebrewやプラグインの場合は3.65に移植する必要があります。
Homebrewやプラグインの開発者が3.65 Ensoを導入する事を願うしかありません。
FW3.60にダウングレード不可
一度3.65 Ensoを導入してしまうと3.60 HENkakuには戻れません。
使いたいHomebrewやプラグインが3.65 Ensoに対応しているかを調べた上で導入の決断をしてください。
ついでに書いておくと、TheFloW氏は一度ダウングレードに失敗してVitaをブリックさせてしまっています。
(source) ダウングレードに関しては期待しない方が良いです。
os0パーティションやvs0パーティションを書き換える行為は非推奨
os0やvs0は本来リードオンリーであり、そこを書き換えてセミブリック状態になった場合は3.65の再インストールで復旧可能です。
ただし3.65を再インストールした場合、Homebrewを起動するための機能が失われるかもしれないとの事です。
そうなってしまった場合はTheFloW氏がFW3.65/FW3.67のためのHENkakuのexploitを公開するまではハックして遊ぶ事が出来ません。
3.65(PUP)の再インストールがダメなだけで、本体の初期化は大丈夫です。初期化してもEnsoは残ります。



●3.65 HENkaku Ensō を導入するに当たって●

●FW3.60未満の方は
FW3.60にアップデートしてHENkakuを導入してください。
任意のバージョンにアップデートする手段としてはQCMAかUSBメモリ(VitaTVのみ)が挙げられます。
FW3.60にネットワーク経由でアップデートする場合はそのためのDNSサーバを使用した手段が挙げられます。
DNSサーバ経由でのアップデート方法は以下の記事を参照してください。
Vita を HENkakuアップデートサーバー を通して3.60へアップデートする方法
FW3.60にアップデートした後、http://henkaku.xyz/ でHENkakuを導入します。

●純正メモカ無し/SD2VITA有りな方は
Vita2000/VitaTVの場合は内蔵メモリ(1GB)をux0としてマウントして3.65 Ensoを導入してください。
SD2VITAをux0としてマウントしていると、アップデートのプロセスを妨げ最悪ブリックする可能性があるため危険だとされています。
3.65Enso導入後はSD2VITAを使用可能ですが、導入に当たっては純正メモカか内蔵メモリを使用してください。
1000型の場合、3.65Enso導入に当たっては残念ながら純正メモカを購入しなければいけません。

●3.60 HENkaku Ensō を導入している方は
3.65Enso導入前に3.60Ensoのインストーラーを使用してアンインストールしてください。
アンインストール前に "ux0:/id.dat" を削除する事が推奨されます。
VitaShellを使用せずとも "設定/HENkakuの設定/" から"メモリーカードとのリンクを解除する" で削除可能です。
id.datはVita(PSNアカウント)とメモリーカードを紐付けるためのファイルで、FWバージョンも書き込まれます。
本体のFWがそのバージョン未満の場合はメモリーカードを挿した際にアップデートを促されます。
Enso環境でHENkakuの設定からバージョンを偽装するとVita再起動時にそのバージョンがid.datに書き込まれますが、
EnsoはVita起動時にそれを無視してそのメモリーカードを使用可能にします。
Ensoを一旦アンインストールするという事は、直後の再起動でid.datのFWバージョン制約を受けてしまうという事のため、
そうならないためにもEnsoアンインストールの直前にid.datの削除が推奨されます。
仮に削除せずEnsoをアンインストールした場合、HENkakuを有効にして設定からid.datを削除して再起動でOKです。
※id.datの削除は手段です。目的はid.dat内のSVR行を"03600000"にする事です。



●用意するもの
・PS Vita - FW3.60 HENkaku (バッテリー残量が50%以上である事)
3.65のPUP
updater.vpk
VitaShell - v1.82以降
コンテンツ管理アシスタント

リリースページにあるPSP2UPDAT.PUPはOFW3.65のPUPです。特に手は入っていません。
そのためミラーサイト等で用意しても良いですが、MD5が 0A0F2A9AE58968AC5D1D2127049C3CBA
である事を確認する事をオススメします。

VitaShellは3.65Ensoの導入とは直接的には関係ありませんが、導入した後に関係があります。
v1.82でFW3.65/FW3.67がサポートされたため、3.65Enso導入前にv1.82以降を用意しなければいけないと言う事です。

コンテンツ管理アシスタント(CMA or QCMA)を用意する理由も導入とは直接的には関係ありません。
molecularShell/VitaShell(v1.82~)をバックアップするために使用してください。
HENkaku Ensoは(FWを再インストールするまでは)恒久的なCFWですから、Vitaを初期化してもVitaには残ります。
しかしそれはシステム的な話です。初期化後の事を考え、VitaShellをバックアップする事をオススメします。
まあ…Psvimgtools Frontend v0.6にv1.82が追加されたのでバックアップしなくても良いと言えばそうなのですが、
何事も自己責任ですから、各々の判断次第です。molecularShellのバックアップは保険の保険なので好きにしてください。
極々稀にVitaShellではインストール時にエラーが出てしまうvpk(Homebrew)が存在するので…


●3.65 HENkaku Ensō Updater 使用方法

0、上で書いた通りid.datを削除してEnsoをアンインストールしておく

1、HENkakuを導入(有効に)する

2、"ux0(ur0):/config.txt" にてプラグインを無効にする(henkaku.suprx以外を無効にする)
※手動が面倒ならHENkaku導入時にRボタン長押しで再インストールすればOK

3、VitaShell v1.82以降 をインストールする
※VitaShellからではエラーが出る可能性有。molecularShellからのインストール推奨

4、"コンテンツ管理" からVitaShellとmolecularShellをバックアップする

5、updater.vpk (3.65 HENkaku Ensō Updater) をインストールする

6、PSP2UPDAT.PUP(3.65) を "ux0:app/UPDATE365/" にコピーする

7、Vitaを再起動して 3.65 HENkaku Ensō Updater を起動
※再起動する理由は、カーネルモジュールを使用するのでVitaShell等が起動していないクリーンな状態が望まれるため

8、注意書きを読んで×ボタンを押す

365enso 20180313(1)

簡単な訳:
一度アップデートすると現在のファームウェアにダウングレードする事は出来ません。
vs0を書き換えたり3.65のPUPを再インストールしないでください。してしまうとHomebrewを実行出来なくなります。
アップデートの前にあなたが気に入っているHomebrewやプラグインが3.65と互換性があるかを確認してください。
VitaShell v1.82以降がインストールされている事やそれがCMAでバックアップされている事を確認してください。
これはVitaShellを誤って削除してしまった場合にとても重要になります。
このソフトウェアはVitaに恒久的な改造を施します。
何かを誤った場合、復旧は出来ません。(ハードウェアフラッシャーでさえも無理です。)
開発者はこのツールを無保証で提供しているためいかなる保証もせず、
これは明示的/黙示的に交わされ、いかなる損害に対しても一切責任を負いません。
※permanentとあるので恒久的としていますが、正確には「半永久で3.65のPUPを再インストールしたり3.67以上にアップデートするまで」

9、3.65へアップデートするための処理が始まる

365enso 20180313(2)

10、自動的にファームウェアアップデートが開き、アップデートが始まる

365enso 20180313(3)

11、アップデートが終了すれば 3.65 HENkaku Enso 状態で起動する

365enso 20180313(4)



「悪意のある/不具合のある/そもそも3.65非対応」なプラグインを使用してVitaが起動しなくなった場合
3.60 EnsoではLボタンを押しながらの起動で対処しましたが、3.65 Ensoでは違います。
3.65 Ensoではセーフモードで起動してデータベースを再構築してください。
そうする事でconfig.txtが破棄/再生成されるようです。

HENkaku(Enso)のファイルに関して
config.txt以外が "vs0:tai/" に移動しています。
Ensoのブートシーケンスを管理している boot_config.txt もそこにあります。
通常のユーザーランド/カーネルプラグインはこれまで通り "ux0(ur0):/tai/config.txt" を使用します。
config.txtからhenkaku.suprxのパスが消えていますがそれが正常です。問題有りません。

FW3.61~FW3.67の場合
TheFloW氏はVitaがどうなるのかを1年程掛けて見守ってからFW3.65/FW3.67のHENkakuのためのexploitをリリースするとしています。
私個人としてはVitaのフリプの追加が終わる来年3月にリリースされるのでは…と予想しています。
FW3.65の場合、HENkakuが入ればEnsoの導入も可能です。FW3.61~FW3.65の方はFW3.67に上げないでください。
FW3.67では現在Ensoに使用されているブートローダーの脆弱性が対策されてしまっています。
新たにEnsoが実現可能な脆弱性が見つかれば話は別ですが、そうならない限り恒久的なハックはFW3.67には来ません。
FW3.61~FW3.63の場合はそのままキープしておいてください。
時が来ればFW3.65/FW3.67にアップデート可能なDNSサーバを誰かが公開するはずです。
もちろん、それを使用せずとも、セーフモード+QCMAで任意のバージョンに更新可能なはずですし、
VitaTVの場合もセーフモード+USBメモリで任意のバージョンに更新可能です。

ゲームのMODに関して
"ux0:/patch/" を使用したゲームのモディファイ(MOD)はFW3.63で対策されていますが、MODが出来なくなったわけではありません。
Silica氏とdots-tb氏が開発したrePatchを使用する事でFW3.65でもそういったMODが可能になります。



要求FW3.61~3.65のゲームの起動が可能な事や、デフォでストアからのダウンロードが可能な事がメリットです。
上記2つをメリットとして感じない場合、それ以外の「FW3.65でしか出来ない事」が出てくるまでは3.60 HENkakuのままで良いです。
もっと言えばTheFloW氏がFW3.65/FW3.67のHENkakuのためのexploitを公開するまでは待った方が、正直無難と言えます。

ではこの記事はここまで。




[ 2018/03/13 08:54 ] カテゴリ PS Vita | タグ Vita_HENkakuEnso, | コメント(18)

▼コメント




ささき 2018/03/13 16:57 
初期型Vitaにて3.65EnsoにしたところSD2Vitaが動作しなくなりましたがどのようなファイルで動作確認されたのでしょうか?
現状ではSD2Vitaを有効にするとブートループになってしまいます。


管理人 kood 2018/03/13 17:28 
>>ささきさん
私が使用したのはArkanite氏のgamesd.skprx v1.2です。
https://github.com/ArkSource/gamecard-microsd/releases
TheFloW氏の公開したgamesd.skprx v1.1でFW3.65がサポートされました。SD2VITA=ux0になります。
Arkanite氏のv1.2はそれベースの改良版で、「SD2VITA=ux0 | メモカ=uma0」になります。


ささき 2018/03/13 18:29 
ありがとうございます。無事解決しました。


nawd 2018/03/13 23:14 
確認になるのですが、これは今までが3.60ベースだったHEN(LCFW)が3.65ベースに更新して使用する事が出来るということでしょうか?(古い話ですがPSP言う5.00m33-6から5.50GEN-Aにするみたいな感じで)


管理人 kood 2018/03/14 06:37 
>>nawdさん
はい。その認識で良いです。
OFW3.65のPUPと3.65に対応したHENkaku Ensoを同時にインストールします。


ましゅまろ 2018/03/14 13:05 
3.65ensoを使おうか考えている者です。
1つ質問があります。
savemgrは3.65に対応しているのでしょうか!?


管理人 kood 2018/03/14 15:58 
>>ましゅまろさん
オリジナルであるd3m3vilurr氏の物は対応していません。理由はTheFloW氏が発言しています。
https://github.com/d3m3vilurr/vita-savemgr/issues/53
そこでGabyPCgeeK氏がrePatchと組み合わせる事で3.65でも動作するようにしたようです。
https://github.com/GabyPCgeeK/vita-savemgr/releases/tag/0.8.0.mod
GabyPCgeeK氏のリリースした奴で復号と、あとセーブデータのアイコン変更しかテストしてませんが、それらは成功しました。


猫大好き 2018/03/20 13:11 
nonpdrmが使えませんどうしたら良いですか?


管理人 kood 2018/03/20 15:26 
>>猫大好きさん
v1.2で3.65に対応しているので使えないという事は無いと思うのですが…
https://github.com/TheOfficialFloW/NoNpDrm/releases
3.65に対応したv1.2を使用されていない可能性があるので、まずはv1.2のnonpdrm.skprxを入れて見てください。
もし既に使用されているのでしたら、電源を切ってセーフモードで起動してデータベースの再構築を行い、
その後HENkakuの設定で「リスクのあるユーザープログラムを有効化」にチェックを入れてからNoNpDrmを有効にしてみてください。


朝霧 2018/03/24 09:37 
vitacheat動かない


さむい 2018/04/25 00:03 
場違いで御免なさい。
 本ブログで3.65を入れる前に、予備的に入れるプログラム(VitaShell v1.82を単独でインストールできる機能付き)の紹介を読ませていただいた
記憶があるのですが、名前を失念してしまいました。VITAの記事を順番にみて探してみましたが見つけることができませんでした。
わたしの勘違いの可能性もありますが。もし紹介をされているのなら教えていただけないでしょうか?
すみません。


管理人 kood 2018/04/25 00:30 
>>さむいさん
その機能であればおそらくChelsea氏のSOSだと思います。
https://gbatemp.net/threads/release-s-o-s-a-simple-tool-that-will-help-you-if-you-have-an-emergency-on-henkaku-enso-3-65.499044/
私は記事にしていないので見覚えがあるなら他のサイトさんで見たのでしょう。


さむい 2018/04/25 02:11 
>>管理人様
回答ありがとうございます。
私の勘違いにかかわらず、回答いただき、ご面倒おかけしたことおわびします。





いづか 2018/06/21 11:52 
管理人様
助けてください。小生の3.65ensoをすべて初期化してしまいました。
システム上 FWのみ3.65ensoなのですが、vita画面上からすべてのバブルが消えてしまいました…
元に戻すないし、molescularのみ復活させることは不可能でしょうか。
お忙しいところ恐縮ですが、お知恵をお貸しください。宜しくお願い申し上げます。


管理人 kood 2018/06/21 12:08 
>>いづかさん
可能ですが、3.65Enso導入時にVitaShellをコンテンツ管理でバックアップしていなかったという事ですか?
私はそれに関しては記事中で書いたつもりです。初期化してもEnsoは残りますが、それはシステム的な話です。
molecularShell/VitaShellはプリインストールなアプリでは無いので当然消えます。

バックアップを取っていなかったのであれば、Silica氏のpsvimgtools-frontendを使ってください。
https://github.com/SilicaAndPina/psvimgtools-frontend/releases
PCのCMA/QCMAのバックアップディレクトリにVitaShellのバックアップデータを作成してくれるEasyInstaller機能があるので、
それを作成してVitaのコンテンツ管理からVitaShellを復元すれば良いです。
VitaShellだけで十分だと思いますが、molecularShellも必要なのであればググってvpkを手に入れてください。


いづか 2018/06/21 16:59 
VitaShellを復元できました!!!
本当に本当に本当に有難うございます。


なめこ 2018/08/02 13:45 
はじめまして、質問なのですが
『FW3.65の場合、HENkakuが入ればEnsoの導入も可能です。』
とのことですが
OFW3.65にh-encoreでHENkakuをいれてもEnsoが入ると言うことなのでしょうか?
その場合内部メモリにEnsoは入るのですか?

もし入るのであれば導入方法はどのようになるのでしょうか?


なめこ 2018/08/02 13:57 
3.65HENkaku
になった場合の導入方法をこのサイトの記事を発見しました。
本当に申し訳ございません。


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