[SWITCH] 4.x/5.0.x環境でセーブデータのダンプと注入が可能な Y'allAreNUTs v0.1 がリリース

2018/05/12 09:10 Switch 3
GitHubで、3096氏がFW4.x/5.0.xのSwitchでも起動可能なセーブデータのダンプ/注入を行うHomebrew
Y'allAreNUTs v0.1 をリリースしていました。

セーブデータのダンプ/リストアを行うBernardoGiordano氏のCheckpointが4.xや5.0.x環境で動作するようになるまでのつなぎとの事で、
開発進行中のCFWであるAtmosphère(現時点ではアルバムをHBLに置換)をブートローダーの機能を持つペイロードであるhekate_iplを利用して
4.x/5.0.x環境で起動させ、Y'allAreNUTsはそのHBLから実行する形になります。オリジナルのhekateは4.x/5.0.xに完全には対応していないため、
5.0.xの場合はhekate-ipl for 5.0.xを、4.xの場合はhekate-ipl-50x port for 4.xを使用する必要があります。

Y'allAreNUTsは現状セーブデータをバックアップをしたい人向けというよりも改造したい人向けのHomebrewです。
というのも、復元自体は出来なくも無いのですが、あくまでも任意のファイルを置き換えるという事がメインで、
一度に複数のファイルを置き換え、つまり復元をやろうとするとエラーが出てしまうからです。

使用するにはSwitchをRCMモードで起動してPCからhekateを送り込んでhekateを実行し、hekateからAtmosphèreを起動する必要があります。
Atmosphère起動前にmicroSDカードにY'allAreNUTsのnroファイルを配置する必要があります。



なんか今日はちょっと怠いんで、手を抜いて手順を書いておきます。気が向いたら書き直します。

あ、一応。多分hekateかAtmosphèreが対応していないからだと思われますが、Atmosphère起動中はスリープさせないでください。
スリープさせると真っ暗な画面でフリーズします。その場合は電源ボタンを15秒程度長押しして電源を切ってください。
書いておかないと騒ぐ人が出そうな症状なので一応。この症状が怖い方は、Atmosphèreにはまだ触らない事を推奨します。
まだ開発中、未完成のCFWですから。


1、microSDカードにAtmosphèreに必要なファイルを配置
※hekateのフォークのリリースページにあるsdfiles.zipを展開してmicroSDカードに突っ込む

2、"microSD:/switch/" にnroファイル配置

3、SwitchにmicroSDカードを挿す

4、RCMモードで起動、ペイロード送信。詳しくは以下の記事を参照
[SWITCH] RCMモードで起動してfusee-launcherでペイロードを実行するまで
TegraRcmGUI v1.0.1 オススメ

5、hekateの画面上で "Launch firmware" → "CFW" と選択すればAtmosphèreが起動する

6、アルバム(HBL)を開く

7、Y'allAreNUTsを起動する

8、十字ボタン上下でゲームを選択
※日本語タイトルは文字化けする

9、Aボタンを押すとダンプ開始。ダンプが終了したらSwitchの電源を切る

10、microSDをSwitchから抜いてPCに

11、"microSD:/switch/save/" にセーブデータがダンプされているのを確認し、PCにバックアップしておく

12、セーブデータのファイルを1つ選んで好きに弄る

13、"microSD:/switch/" に inject フォルダを作成

14、"microSD:/switch/inject/" に弄ったファイルを配置
※injectフォルダ内でセーブデータのディレクトリ構成を再現するように
※複数のファイルがあるとエラーが出るので注入は1つずつ(injectフォルダ内にファイルは1つだけ)

15、microSDカードをSwitchに挿す

16、RCM→hekate→Atmosphère→アルバム→Y'allAreNUTs

17、十字ボタン上下でゲームを選択

18、Xボタンで注入開始。注入が終了したらSwitchを再起動
※現状のAtmosphèreではゲームが起動しないため再起動が必要?

19、ゲームを起動して弄った内容が反映されているか確認



ゼルダbotwのセーブデータ(game_data.sav)はバイナリエディタから直接弄る事も可能ですし、以下のサイトで簡単に弄る事も可能です。
https://www.marcrobledo.com/savegame-editors/zelda-botw/
また、WiiU版の形式との相互変換(BOTW_SaveConvを使用)も実現しています。
Stardew ValleyのセーブデータはPC版と同じくxmlファイルでした。
改造するようなゲームではないと思いますが、ざっと見る限り改造は容易に感じます。
私が簡単に確認したゲームはその2つ。他は知りません。
テストとしてbotwのリンゴを999個にしたのは成功しました。

あ、マリカ8D持ってないんで試してませんが、セーブエディターが登場したようです。
Mario Kart 8 Deluxe - Save Editor

kood

▼コメント


ある 2018/05/13 15:50
コメント失礼します。
こちら5の手順で"launch farmware"を押したところ"failed to mount SD card make sure that it is inserted"と出てCFW環境に入らないのですが、解決方法はわかるでしょうか。
SDカードのフォーマット形式を変えてみましたがダメでした。
名無し 2018/05/13 17:18
あるさんと同じ現象です(5.0.2)
管理人 kood 2018/05/13 17:38
>>あるさん,名無しさん
FAT32或いはexFATで試しても無理なら私には分かりません。
もしSwitchが5.0.2なのであれば、microSDカードを挿した際に促される更新(exFATサポートの更新)を当ててください。
まあこれまでにSwitchでmicroSDカードを普通に使用していたならその更新は既に適用されていると思いますが…
hekate自体はexFATを認識するのですが、4.xの場合はexFATでAtmosphèreを起動しようとすると過去に上記の更新を適用していなければ
Atmosphère起動時に更新が促されます。ですから、その更新を当てておらずかつ4.xの場合はFAT32しか選択肢が無いという状況です。

ちなみに私の環境(5.0.2)では最初にFAT32のmicroSDカードを使用してそのエラーを確認したのですが、
exFATでフォーマットしてみると正常にマウントされ、その後FAT32でフォーマットしてみるとなんと正常にマウントされました。
正常にマウントされるとhekate_ipl.iniのチェックが入り、その後CFWを起動する項目を選択可能です。


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