DZ をリリースしていました。 https://github.com/blawar/nut/tree/master/dz
.jpg)
Tinfoilもネットワークを経由したNSPのインストールに対応していますが、DZとTonfilでは好みが分かれそうな気がします。
というのも、TinfoilではPCを一時的にローカルのhttpサーバにするTinfoil専用のPythonスクリプトを実行する必要があります。
対してDZには専用のサーバースクリプトは存在せず、ftpサーバ或いはhttpサーバとなる環境さえ用意出来ればそれでOKです。
こういう書き方をするとDZの方が簡単と受け取られてしまうかもしれませんが、決してそういう事ではありません。
Tinfoilの方が簡単です。DZは好きなツールでサーバとなる環境を用意すれば良いので、Tinfoilに比べると少しオタク向け。
そういう意味で、私としては好みが分かれそうだなー…と。
NSPインストーラーとしてはTinfoilの方が好きだと思う人にとってDZは、もう1つの機能の方がメインに感じるかもしれません。
eショップのコンテンツやゲームのアップデートのNCAの復号に用いられるtitlekeyの復号がSwitch上で可能になりました。
今まではSwitchのPRODINFOパーティションのダンプと、SYSTEMパーティション内にあるチケットが格納されているファイルを自分で用意して
PCでPythonのスクリプトを実行する必要がありました。その手間が省けるのは素晴らしい事でしょう。
そうそう。機能というよりサポート的な話ですが、DZは2バイト文字をサポートしています。
それ込みで、普段からFileZilla Serverを自宅で利用している私としては、TinfoilよりもDZの方が好きです。今の所は。
ベタベタと画像を貼るのもどうかと思ったのでリンクを。
https://blog-imgs-105.fc2.com/c/m/d/cmd0725/DZ_20181001(1).jpg
https://blog-imgs-105.fc2.com/c/m/d/cmd0725/DZ_20181001(2).jpg
https://blog-imgs-105.fc2.com/c/m/d/cmd0725/DZ_20181001(3).jpg
https://blog-imgs-105.fc2.com/c/m/d/cmd0725/DZ_20181001(4).jpg
https://blog-imgs-105.fc2.com/c/m/d/cmd0725/DZ_20181001(5).jpg
(Switchのテーマ設定によってDZのテーマも変わるようです。)
DZを使用するに当たって必要なファイルは以下となります。
・dz.nro
・locations.conf (オプション)
・titlekeys.url.txt (オプション)
・keys.txt (kezplez-nxで用意したprod.keysをリネームした物)
上記を "sd:switch/dz/" に配置すればDZが使用可能になります。
locations.confは、FTPサーバ或いはHTTPサーバのURLと、ユーザー名/パスワードを設定するファイルです。
DZ上のGames項目のためのURLとDLC項目のためのURLを設定可能です。
FTPは、FTPSやSFTPは使用ぜず、一般的な普通のFTPを使用してください。
HTTPは、ディレクトリ一覧の参照が有効になっている必要があります。
locations.confはオプション扱いのファイルです。存在しない場合、DZ上でGamesとDLCは表示されません。
titlekeys.url.txtは、DZでtitlekeyをダンプした際に自動でtitlekeyを送信するURLを設定するファイルです。
これはtitlekeyのバックアップ目的、或いはDZが生成するtitlekeys.txtの参照が面倒な際に使用します。
試すのが面倒だったので私は試してませんが、これはなかなか面白い機能だと思います。
titlekeys.url.txtもオプション扱いのファイルです。
keys.txtは、locations.confを利用してネットワーク経由でNSPをインストールする際に必要なファイルです。
実際に試しましたが、titlekeyのダンプには不要っぽいです。
DZはNSPからアイコンのファイルだけを抽出して表示する機能がありますが、記事執筆時点では不十分な機能です。
というのも、現時点でのその機能はファイル名でアイコンを抽出するか否かを判定しているっぽいです。
CDNSPで作成したNSPであればファイル名に "[タイトルID]" という形でタイトルIDが入っており、DZが見ているのはそこです。
で、何が不十分なのかと言うと、アップデートのNSPからアイコンを抽出しない所かつアイコンを割り当てもしない所です。
ソースコードが公開されてないっぽいので断言はできませんが、末尾が800のタイトルIDをスキップしているような…
試しにアプデのNSPのファイル名を変えたら正常にアイコンが抽出されて割り当てられるっていう…
まあ、アイコン表示にしなければ特に困らない部分なので私としては別に良いんですけど…
・追記 2018/10/3 02:13
アプデとDLCのアイコン表示に対応したようです。
https://github.com/blawar/nut/commit/8c97d7adbb40dd8db8cfffe1eb93c9b4ca7149e9
アプデとDLCのアイコン表示に対応したようです。
https://github.com/blawar/nut/commit/8c97d7adbb40dd8db8cfffe1eb93c9b4ca7149e9
アイコンは "sd:switch/dz/icons/" に256x256で保存されます。
CDNSP-GUIを使っていた方であれば、CDNSP-GUIが取得していたアイコンを使いまわせます。
GamesやDLCでNSPを選択すると即DLではなくキューに入れて裏でDLする仕様になっています。
Queue項目では何がキューに入っているのかの確認と、キューに入った項目の削除が可能です。
Common Ticketsの項目では、Commonなチケットとして登録されたゲームのチケットのタイトルIDとタイトルの表示や、
各チケットの削除が可能です。Commonに分類されるのは、ゲームのアプデやNSP(XCIからの変換では無い)です。
(対して、eショップで正規に購入したコンテンツのチケットはCommonではなくPersonalです)
Title Keysの項目では、Yボタンを押してtitlekeyをダンプしたり、ダンプしたtitlekeyの参照が可能です。
ダンプしたtitlekeyは "sd:switch/dz/titlekeys.txt" として保存されます。
Consoleの項目ではDZが出力するログの確認が可能です。
記事執筆時点のDZはmaster_key_5のハッシュのエラーを吐きますが、それは無視して構いません。