GitHubでSciresM氏が、Nintendo SwitchのCFWである Atmosphère 0.8.1 をリリースしていました。
・fuseeが前もって再起動された時に "Failed to enable SMMU!" と表示されるバグの修正
・ns sysmoduleによってBCT公開鍵が上書きされる可能性のあるbis_protectの競合状態の修正
・BCT.iniのexosphereの項目でdebugmodeを有効に出来るように
・BCT.iniのstratosphereの項目でnogcを有効に出来るように
・ユーザーランドのアプリケーションからRCMで再起動出来るようにexosphereを拡張
・致命的エラー発生時、電源ボタンを押して通常の再起動を行うか音量ボタンを押してRCMでの再起動を行うかを選択できるように
・AtmosphereのAPIのバージョンが一致しないエラー(2495-1623)にメッセージを追加
・安定性の向上
が変更点です。
debugmodeは開発者から指示が無い限り一般的なエンドユーザーは使用しなくても構いません。
debugmodeを1にするとexosphereはdebugmodeが有効である事をカーネルに通知し、debugmode_userを1にすると
exosphereはdebugmodeが有効である事をユーザーランドに通知するそうで、2つの項目は完全に独立しているため、
システムの動作を細かく制御できるとの事です。
nogcはFW4.0.0以上で起動しようとした時にヒューズの焼損数がFW3.0.2以下だった場合に自動的に有効になるようです。
BCT.iniにてnogcを強制的に有効/無効にする事も可能です。nogcは各FWへのパッチなので、パッチがサポートしていない
FWに更新した時はnogc有りで起動しようとするとエラーが返されるとの事です。