・FW7.0.0/7.0.1をサポート
署名と暗号化を行い任天堂のTSEC FWによりロードされる新たなペイロードseptが使用される。
septは7.0.0/7.0.1を起動するための鍵を導出し、その後SDカードから"sept/payload.bin"をロード。
・オーバーライド/mitmのアプリケーションの識別に関する改善
公式のタイトルIDの範囲内(0x0100000000000000-0x01FFFFFFFFFFFFFF)で実行出来るように。
・libstratosphere mitm sysmodulesに関するデッドロック状態の修正
・JITをサポートするためのカーネルパッチの追加
パッチはsvcControlCodeMemoryの呼び出し元プロセスの制限を緩和。
・set.mitmとfs.mitmがams_mitmにマージ
プロセスIDが節約され、ユーザーはプロセス制限の0x40まで1つの追加プロセスを実行可能に。
・bpc.mitmコンポーネントを追加
AM/アプリケーションからのシャットダウン/再起動のリクエストに対しての動作をカスタム可能に。
電源オプションから再起動するとAtmosphereで再起動。(system_settings.iniで設定可)
AutoRCMが有効な場合でも電源OFFで正常にシャットダウン出来るように。
・システムの安定性の向上
が変更点です。
FW7.0.0/7.0.1でAtmosphereを起動するためにv0.8.4では新たなペイロードseptが追加されました。
septフォルダ内の sept-primary.bin, sept-secondary.bin, payload.bin, sept-secondary.enc がseptです。
ユーザーが直接触る必要はありません。Atmosphereを起動するためにfusee-primary.binを実行すると、それが
fusee-secondary.binを呼び出し実行しますが、FWが7.0.0以上の場合、そこから更にseptが呼び出されます。
septの概要は以下に記載されています。
https://github.com/Atmosphere-NX/Atmosphere/blob/master/docs/components/fusee/sept.md
v0.8.4では電源ボタンのメニューにある電源オプションの "再起動" の動作を変更可能になりました。
"sd:/atmosphere/system_settings.ini" の power_menu_reboot_function の項目を編集する事で変更可能です。
デフォルトはpayloadです。変更したい場合は変更すると良いでしょう
●"sd:/atmosphere/reboot_payload.bin" を実行させる場合は
power_menu_reboot_function = str!payload
●RCMで再起動させる場合は
power_menu_reboot_function = str!rcm
●普通に再起動させる場合は (当然AutoRCMの場合はRCMで再起動します)
power_menu_reboot_function = str!normal
power_menu_reboot_function = str!payload
●RCMで再起動させる場合は
power_menu_reboot_function = str!rcm
●普通に再起動させる場合は (当然AutoRCMの場合はRCMで再起動します)
power_menu_reboot_function = str!normal
v0.8.4ではAutoRCMが有効になっている場合も"電源OFF"で正常にシャットダウン出来るようになりました。
これは嬉しいですね。これまでは15秒程経ってから勝手に再起動してましたし。