PSX-Placeでhabib氏が、4.84ベースのCFW 4.84.1 Starbuged (Cobra 8.00) をリリースしていました。
zipにはRebug Toolbox-MULTI 02.03.00と、Cobra 8.00のソースコードも同梱されています。
過去にStarbucksという名のCFWをリリースされていたhabib氏ですが、今回はStarbugedです。
Cobraがデフォで有効な事と、8.00に更新された事以外は、Rebug 4.84.1 LITE (Cobra 7.55) と同じようです。
Starbugedという名前なのはRebugベースだからでしょう。
Cobra 8.00での変更点は以下です。
・カーネル権限でペイロードの実行を可能に
・stage1を省いたことで、起動時間が短縮
・CECHA/B/C/EでCobraを無効にした場合はPS2のISOをロードしないように
Rebug Toolbox-MULTI 02.03.00での変更点は以下です。
・カーネルにペイロードをロードするオプションの追加(Utilities列の"Load payload in kernel")
・Cobra 8.00に対応
カーネル権限でのペイロードとは、Vitaで言うskprxのような物だそうです。
PS3の起動時間が短縮されたのは何気にありがたいですね。
PSX-Placeでは4.84のCFWやCFW4.84対応のHomebrewやプラグインがまとめられています。
CFW4.84を使用する方は確認すると良いと思います。
・4.84 CFW / Homebrew / Plugins / Tools
●追記 2019/03/04 10:08
habib氏が 4.84.2 Starbuged (Cobra 8.01) をリリースしていました。
・動的にペイロードを実行出来るように
・動的な実行をサポートするようにツールチェーンを更新
・アプリからペイロードを個別に実行する事も可能に
が変更点です。
payload.binは "/dev_hdd0/test_payload_in" という4バイトのファイルを出力するテスト目的のペイロードです。
boot_plugins_kernel.txtは "/dev_hdd0/" に配置してペイロードのパスを書くことで、PS3起動時にペイロードが実行
されるようになります。boot_plugins_kernel.txtでは5つのペイロードの実行がサポートされているようです。
poc_cb_8_01.pkgはアプリからペイロードを実行するためのPoCで、"/dev_usb000/payload.bin" を実行し、その後
メモリの場所を "/dev_hdd0/residence" として出力するアプリとなっているようです。