[SWITCH] 記事を書いてなかった間にあったリリースいろいろ その2

2019/09/07 18:34 Switch 3
この記事は、ブログの更新をしていなかった6月~8月中旬までのSwitch関連のリリースをまとめた記事その2です。
その1と合わせてご確認ください。2つの記事で挙がってない物は、私が見逃してるか、書くのが億劫なだけです。



●目次 (※順番は適当です)

●nxdumptool v1.1.4 (旧gcdumptool)

DarkMatterCore氏が、カートリッジをXCI/NSPとしてダンプしたり、DL版ゲーム/DLC/アップデートの
NSPとしてのダンプ、ゲームデータの閲覧/ダンプが可能な nxdumptool v1.1.4 をリリースしていました。

▽v1.1.1
  • プロジェクト名をgcdumptoolからnxdumptoolに変更
    (カートリッジだけを扱うHomebrewでは無くなったため)
  • exefsのダンプ/閲覧をサポート
  • emummc使用中の鍵の取得をサポート
  • DL版ゲーム/DLC/アプデ をサポート
    • NSPとしてのダンプをサポート
    • exefsとromfsのダンプ/閲覧をサポート
    • nxdumptool起動時に対象をカートリッジかSDカード/eMMCかを選択するように
    • カートリッジメニューは従来のgcdumptoolと同じ
    • SDカード/eMMCメニューにはインストールされているゲームが表示
  • NSPのダンプは、自分用(チケットそのまま)、チケットから本体/アカウントの情報を削除したダンプ、
    チケットレスダンプ(titlekeyをNCAに含めstandard cryptoで暗号化する事により実現) が可能
  • SDカード/eMMCからのNSPダンプ、exefsとromfsのダンプ/閲覧には鍵は必要
    • ("sdmc:/switch/prod.keys")
    • eticket_rsa_kek
    • titlekek_## (00~)
  • SDカード/eMMCからチケットレスのNSPダンプを行う場合は以下の鍵も必要
    • key_area_key_application_## (00~)
    • key_area_key_ocean_## (00~)
    • key_area_key_system_## (00~)
  • "sdmc:/nxdumptool/" にダンプするように
    (サブフォルダ として XCI, NSP, HFS0, ExeFS, RomFS, Certificate)
  • nswdb.comのXMLデータベースの場所を "sdmc:/nxdumptool/NSWreleases.xml" に変更
  • ゲームカードにバンドルされたアプデをNSPとしてダンプする際にチケットをcommonに変換するように
  • SX OSでマウントしたカスタムXCIからダンプしたアプデのタイプはdownloadになるように
  • baseのprogram NCAのromfs閲覧時にエラーが発生した際のNCMサービスハンドルに関するバグの修正
  • アプリのアイコンを変更
  • マイナーチェンジとその他の修正

▽v1.1.2
  • "Generate ticket-less dump" が無効の場合、SDカード/eMMCからのアプデNSPダンプにDelta fragment NCA
    も含まれるように
  • ゲームカードにバンドルされたアプデからチケットレスNSPダンプが可能に
    ("sdmc:/switch/prod.keys" が必要)
  • UIの調整
    • メニューからリストに戻る際にSDカード/eMMC及びbase無しコンテンツを調べるように
    • SDカード/eMMCメニューでタイトルを選択するとbase/upd/dlcに関する情報が表示されるように
    • base無しコンテンツのリスト(Yで表示)を調整
    • リストに表示しきれない分がある場合は上下の矢印が表示されるように
    • オプションの項目に左右の矢印を表示するように
  • ファイルが既にダンプされている場合は続けるかキャンセルかを選択させるように
    (hfs0/exefs/romfsのfullダンプでは表示されない)
  • リストの最初で上ボタンを押した際にリストの最後に移動するように (またその逆も)
  • ncmContentMetaDatabaseListApplication() で取得した書込みエントリ数がNSPダンプタイプの
    合計エントリと一致しない場合にダンプが失敗するバグの修正
  • ncmContentMetaDatabaseGet() で不適切なタイトルインデックスが使用された場合にダンプが
    失敗するバグの修正

▽v1.1.3
  • NSPのダンプ処理に関する変更
    • .cnmt.xmlと.nacp.xmlの生成を修正/更新
    • 言語毎にnacpのアイコンを検索するように
    • legalinfo.xmlの検索を追加
    • programinfo.xmlの生成を追加
    • PFS0(NSP)内のファイルの順序を変更
  • アプデのexefs/romfsの閲覧/ダンプをサポート
    (カートリッジのゲームのアプデの場合はカートリッジを入れる必要有り)
  • SDカード/eMMCからのNSPダンプにバッチモード(一括ダンプ)を追加
  • romfsのディレクトリダンプ機能を追加 (任意のディレクトリに入ってからYボタン)
  • カートリッジの情報が取得出来ない場合の強制XCIダンプオプションを追加
  • チケットレスダンプの場合、acidパッチはprogram ncaに適用されるように
  • SX OSでのXCIダンプに関する修正
  • 複数のDLCがある場合、NCAダンプ時に対象のDLCを変更出来ないバグの修正
  • SDカード/eMMCにタイトルが無い状態でメインメニューからSDカード/eMMCのダンプ項目を
    開くとフリーズするバグの修正

▽v1.1.4
  • 最新のlbnxを使用
  • 大量のファイルがあるromfsのダンプでクラッシュする事がある問題の修正
  • romfsの4GIB以上のファイルのダンプ時に分割が行われないバグの修正
  • 分割の最大パートサイズを0xFFFF0000に変更
  • removeDirectory() の代わりに fsdevDeleteDirectoryRecursively() が使用されるように
  • hfs0/exefs/romfsのダンプのキャンセル/失敗の場合に表示されるメッセージの追加
  • キャンセルボタンの検出の仕様を変更
    (キャンセルボタンを2秒間押すとキャンセルされるように)
  • プログレスバーの動きがよりスムーズに

●Goldleaf v0.7

XorTroll氏が、SwitchでSD/NANDの閲覧やNSPのインストール、チケットの削除、Webアプレットを
利用したWebの閲覧等が可能な多目的なアプリ Goldleaf v0.7 をリリースしていました。

▽v0.6
  • NSPのインストール処理の変更
    • Goldleafの内部のファイルシステムの処理が作り直され、インストール速度が少しだけ向上
    • インストール時の要求FW無視確認を削除 (settings.jsonで設定可能なため)
    • インストール中はスリープにならないように
  • USBケーブル経由でインストールする機能の変更
    • 機能を "Remote PC" に変更 (リモートPCブラウザー)
    • PC上のファイルの閲覧が可能に
  • ファイルシステムの変更
    • USB関連の機能を作り直し
    • ディレクトリ内の全NSPをインストールするオプションとアーカイブビットを設定するオプションを追加
  • アイコンとUIの色を変更
  • Goldleafのアップデート機能を追加
  • GoldleafのNSPをフォワーダに (nroの更新だけでOKに)
  • Amiiboのダンプ機能を追加 (emuiibo 0.3の形式を使用)

▽v0.6.1
  • Remote PCで4GB以上のファイルが正常に処理されなかった問題の修正
  • イタリア語が正常に表示されるように
  • NSPを本体保存メモリーにインストールした際に16進数表示でファイルが開かれる問題の修正
  • インストール速度(MB/s)が10進数で正常に表示されるように
  • WebブラウザはGoldleafのフォワーダから起動した場合のみ使用可能に

▽v0.7
  • Remote PC
    • Unicodeをサポート (ドライブレターやファイル名の問題の解消)
    • 安定性のためにリードサイズを16MBから8MBに
    • PCでファイルを指定するオプションを追加
      (v0.5までに存在した機能と同じ)
    • Goldtreeのメッセージを更新
  • NSPのインストール
    • 画面上部のパス表示部分にNSPのパスを表示するように
    • ETAが表示されるように
    • 常にkey generation(鍵)を判定して要求FWが高いインストールをブロックするように
      (以前はチケットが存在した場合のみ判定していた)
    • Install all NSP's 実行時、インストール先の選択は一度のみに
    • マルチコンテンツNSPのインストールをサポート
  • タイトルのダンプ/エクスポート
    • 4GB以上のタイトルのダンプをサポート
    • アプデ/DLCのダンプ時のエラーの修正
  • コードの大部分を再構築
  • ディレクトリの削除に関する警告と成功/失敗のメッセージを追加
  • PCからSDに4GB以上のファイルが正常にコピー出来るように
  • フォワーダをhbloaderの最新バージョンで更新
  • Switchのユーザー機能との連携を強化
  • アカウントのリンク解除をサポート
  • コンテンツマネージャ
    • アプデ/DLCでbaseのサイズが表示されるバグの修正
    • プレイ時間の表示をサポート
    • baseがアプデ/DLCとは違う場所にあるタイトルの表示バグの修正
  • UI
    • Unicodeのサポートにより共有フォントではなくRoboto(medium)が使用されるように
    • 右上にユーザー選択とヘルプ表示のアイコンを表示するように
    • IPアドレス表示のサイズ調整
    • ダイアログのサイズがより適切になるように
    • 一部アイコンの変更
    • オランダ語をサポート

●Tinfoil v3.02 と Lithium v3.02

blawar氏が、SDカード/PC(nut)/USBメモリ(SX OS)/httpサーバ/ftpサーバにあるNSP/XCIをインストールする事が
出来る Tinfoil v3.02 と一部機能を省いた Lithium v3.02 をリリースしていました。
https://tinfoil.io/Download#download

▽v2.30
  • 起動時間を短縮
  • メモリ使用量を大幅に削減
  • 起動時にデフォルトテーマが一瞬表示される問題の修正
  • tinfoil.ioのログインエラーを修正
  • icons.dbをバンドルするように
  • Atmosphere 0.9.3でアプレットとして起動したHBLから起動するとクラッシュする問題の修正

▽v3.00
  • 起動時間を短縮
  • UIのパフォーマンスの改善
  • 翻訳の追加
  • ゲームをアンイストールするオプションを追加
  • ゲームがTinfoil上から起動しないバグの修正
  • ソフトウェアキーボードにショートカットとキャレットを追加
  • キューに入ったDLC/アプデの名前が正常に表示されないバグの修正

▽v3.01
  • Googleドライブに関するバグの修正
  • 翻訳を追加
  • ダウンロードをキャンセルする機能を追加
  • New Gamesの項目でコピーしたいファイルを選択してファイルブラウザでペースト出来るように

▽v3.02
  • Option内でのスクロールに関する修正
  • 音楽を無効にするオプションを追加
  • ファイルブラウザへの登録にスレッドオプションと起動時の自動ロードオプションを追加
  • ファイルブラウザにhex editor機能を追加
  • ヒープメモリを検索するためにファイルブラウザにdmntを追加
  • キーボードの見た目の改善
  • ゲームアイコンの周りのボックス描画の修正
  • 画像と静的アセットにcloudflareを使用する事により画像の読み込み速度を向上
  • チートがサポートされたCFWでチートを有効/無効にする機能を追加

●SlideNX v0.17

jonyluke氏が、SwitchのJoyCon脱着時の音を変更する事が出来るシステムモジュール
SlideNX v0.17 をリリースしていました。
  • SlideNXフォルダにあるmp3をランダムに再生するオプションを追加
が変更点です。

●SwitchThemeInjector v4.2 & NXThemes Installer 2.0.1

exelix11氏が、Switchのカスタムテーマを作成するためのWindows用ツール SwitchThemeInjector v4.2 と
カスタムテーマをインストール/アンイストール出来る NXThemes Installer 2.0.1 をリリースしていました。
https://github.com/exelix11/SwitchThemeInjector/releases

▽Injector v4.1
  • マイナーチェンジ

▽Injector v4.2
  • ホームメニューでのカスタムアプレットアイコンをサポート
  • ロック画面のカスタムホームアイコンをサポート
  • FW8.xで古いnxthemeを使用した場合のカーソルに関する問題の修正
  • レイアウトパッチでカスタムoriginをサポート

▽Installer 1.6.1
  • Atmosphereのemummc上でのホームメニューの抽出に関する修正
  • .nxthemeでBflytの編集をサポート (1.6.1時点ではカラーのみ)
  • アプレットボタンのカスタムカラーをサポート
  • マイページアプレットのテーマに関する修正
  • レイアウトのパッチ適用の厳密さを緩和
  • FWが原因でnxthemeが正常にインストールされない事があるのを修正
  • 様々なクラッシュ問題の修正

▽Installer 2.0
  • タッチ操作をサポート
  • 表示されるテーマ数の増加
  • 全てのnxthemeの画像のプレビューが可能に
  • 設定でカスタムアイコン/レイアウトを無効化可能に

▽Installer 2.0
  • 背景画像がインストールされない事があるバグの修正

SwitchLayoutEditor v1.0.0-beta7

exelix11氏が、SwitchのUIやゲームのレイアウトに使用される.bflytファイルと.bflanファイルの編集が可能な
SwitchLayoutEditor v1.0.0-beta7 をリリースしていました。

▽beta6
  • bflytのテクスチャの追加/削除をサポート
  • マテリアルの編集をサポート
  • ビッグエンディアンのbflytでクラッシュしたり破損ファイル扱いになる問題の修正

▽beta7
  • pic1ペインのUV編集の修正
  • ペインの順序の変更
  • マテリアルの編集でより多くのプロパティをサポート

●NxNandManager v2.0.1

eliboa氏が、SwitchのeMMCのダンプ/memloaderでマウントしたeMMCの復号やリストア(再暗号化)、PRODINFO
からシリアルナンバーと証明書の削除(Incognito)が可能な NxNandManager v2.0.1 をリリースしていました。
  • ファイルベースのemummc(00ファイル)をサポート
    (分割emummcのリストアは未サポート)
  • 分割ダンプにincognitoを適用する際のエラーを修正
が変更点です。

●NX-Shell v2.00

Joel16氏が、Switchのファイルマネージャ NX-Shell v2.00 をリリースしていました。
  • ブックリーダー機能の削除
    (いくつかの問題が存在し、かつjoel16氏がmupdfモジュールの扱いに慣れていないため)
  • SDL_FontCacheを更新
  • 音楽プレイヤーの更新
    • IT/FLAC/MOD/OPUS/S3M/XM をサポート
    • 全オーディオファイルでタイムスタンプとプログレスバーの表示をサポート
    • 全オーディオファイルでメタデータ(アルバム/アーティスト/タイトル 等)の表示をサポート
      MP3/FLAC/OPUSでは画像表示もサポート
    • タッチ操作でシーク可能に
  • libarchiveを実装
    • 7z, AR, ISO 9660, RAR, ZIP, AR, XAR 等からの抽出をサポート
    • 抽出に時間が掛かる可能性があるため、抽出前に確認ダイアログを表示するように
  • FW7.0.xでのクラッシュの原因となったusbCommのイニシャライズを除去
  • ダイアログ, プログレスバー, メニューバー の透明度が適切になるように
  • webp画像の表示をサポート
  • ファイル削除確認のデフォをNoに
  • NX-Shellを閉じた後にRetroArchを起動するとクラッシュする事がある問題の修正
  • 実行に失敗した関数のエラーダイアログを表示するように
  • 透明度の問題が発生する事があるSDL2のblend modeの修正
が変更点です。

●Apollo v0.1

evo-brut3氏が、Switchのファイルマネージャ Apollo v0.1 をリリースしていました。

現時点ではコピー&ペースト、削除、リネームのみのサポートのようです。

●ReverseNX 0.32

masagrator氏が、Switchの動作モード(携帯モード/TVモード)のフラグを全タイトル/タイトル毎に設定出来る
ReverseNX 0.32 をリリースしていました。

Switchはドックに接続しているか否かで携帯モードとTVモードのフラグを自動で切り替えます。
各タイトルはフラグを見てゲーム独自のグラフィックの設定を携帯用/TV用に切り替えたり、タッチ操作専用の
機能をロック/解除したりします。ReverseNXではそのフラグを全タイトル/タイトル毎に設定可能です。
これによりフラグを見てゲーム独自のグラフィックの設定を切り替えるゲームでは、携帯中にTVモードの設定を
適用させる事が出来、携帯中の画質やフレームレートの向上を図ることが可能です。
ただしReverseNXの管轄はあくまでもフラグの制御であり、クロックの制御は行いません。そのため例え携帯中
にゲームでTV用の設定を適用出来たとしても、メモリとGPUのクロックが携帯モード制御となってしまいます。
そこで、クロックの設定を行うsys-clkを使用してTVモード時と同じクロックで動作させる事が推奨されます。
[タイトルID]
handheld_charging_gpu=768
handheld_charging_mem=1600
(注:非充電中の場合、GPUクロックは460MHzに制限されます)

現状ReverseNXにはクラッシュに繋がるバグがいくつか存在するようで、現時点では実験段階とされています。
Atmosphereでの使用が前提であり、システムモジュールをサポートしているReiNXでも動作するはずとの事。
システムモジュールをサポートしていないSX OSでは使用できません。

Atmosphereで使用する場合はリリースされているzipを解凍してmicroSDカードにコピーしてください。
Atmosphereのfuseeで起動する場合はそれでOKです。hekateで起動する場合は "/bootloader/hekate_ipl.ini"
の使用する起動項目でReverseNXのkipを指定する必要があります。
kip1=atmosphere/kips/saltysd_spawner.kip

ReverseNXは全タイトル/タイトル毎にフラグを設定(固定)する事が可能です。
タイトル毎に設定する場合は "/SaltySD/flags/ReverseNX/" に "titleid.flag" を作成してください。
モードのフラグは、全タイトルに設定する場合は "/SaltySD/plugins/ReverseNX/" に配置します。
タイトル毎に設定する場合は "/SaltySD/plugins/タイトルID/ReverseNX/" に配置します。
TVモードのフラグは "docked.flag" で、携帯モードのフラグは "handheld.flag" です。
(.flagファイルは0バイトのファイルです。ファイル名が判定に使用されます)
(フラグが存在しない場合、或いは両方のフラグが存在する場合、ReverseNXはモードを設定しません)

既知の問題点として以下が挙げられています。
  • 一部のHomebrewが安定しない
  • 一部のゲームでは、あるSwitchではクラッシュするが、別のSwitchではクラッシュしない
    という原因不明の問題がある
  • 新しめのFWの場合、hekateを利用してemummcで起動するとフリーズする
    (4.1.0/6.1.0/6.2.0では動作)(fuseeであれば7.1.0/8.1.0のemummcでも動作)
  • 32bitのゲームは非サポート
  • hekateでは、LaunchではなくPayloadからCFWを起動しないと稀に問題が発生
  • ゲーム起動時にsvcGetDebugEventInfoのアクセスがブロックされるとv0.3xではクラッシュ
    (Atmosphereでチートをゲーム起動時に有効化させている場合)
  • freebirdを使用している場合、ゲーム実行中にhbmenuを開くとクラッシュする可能性有り
一部のゲームの動作状況は以下に記載されています。
https://github.com/masagrator/ReverseNX/blob/master/gameslist.md

hekateとemummcでの問題はhekateの最新のビルドでは解消されているようで、DarkMatterCore氏が最新の
ビルドを公開しています。(Source) 次のhekateがリリースされるまではこれを使用するのが良いと思われます。

●ReverseNX-Tool 1.1

masagrator氏が、Switchの動作モード(携帯モード/TVモード)のフラグを全タイトル/タイトル毎に設定出来る
ReverseNXのフラグ設定ツール ReverseNX-Tool 1.1 をリリースしていました。

"/SaltySD/plugins/ReverseNX/" のフラグの設定/削除、タイトル毎の設定の有効化、次に起動するタイトルの
フラグを設定するフラグ(ReverseNXが0.32でサポート)の作成が可能です。
「次に起動するタイトルのフラグを設定するフラグ」は、"/SaltySD/flags/ReverseNX/" の createdock.flag、
createhandheld.flag で、次にタイトルを起動した時にそのフラグにしたがってフラグが作成されます。
("/SaltySD/plugins/タイトルID/ReverseNX/フラグ" が作成される)

●hid-mitm 0.1.2

jakibaki氏が、PC/Android/iOSに接続したゲームパッドをリモートでSwitchにプロコンとして認識させる
hid-mitm 0.1.2 をリリースしていました。
  • FW8.1.0での問題を修正
  • デッドゾーンの設定をサポート
が変更点です。

●PPSSPP Switch Standalone Beta

m4xw氏が、PSPエミュレータであるPPSSPPをSwitchのRetroArchのコアとして移植した物をベースにした
スタンドアロン版 PPSSPP Switch Standalone Beta をリリースしていました。

今年4月にm4xw氏はSwitchのRetroArchにPPSSPPコアを移植されました。スタンドアロン版はそれをベースに
開発されたもので、RetroArchのコアとしてではなくPPSSPPそのものとして動作します。
PPSSPPコアとの違いは、GL(OpenGL)版だけでなくGLES2(OpenGL ES 2)版が用意されている点です。
基本的にGL版が推奨され、GTAのようなグラフィック面で問題の出るゲームではGLES2版が推奨されるとの事。

RetroArchの "/retroarch/cores/savefiles/PSP/SAVEDATA" はスタンドアロン版と互換性があるようで、
"/switch/ppsspp/config/ppsspp/PSP/SAVEDATA" として配置すればスタンドアロン版で使用可能です。
ステートセーブは互換性が無いようですが、コアにエクスポートオプションを実装する予定のようです。

ゲームの一時停止/メニュー表示はL3(左スティック押し込み)がデフォルトのようです。

READMEには「アルバムを使うな」と書かれています。これはアルバムから起動したhbmenuからPPSSPPを
起動するとクラッシュしてしまうためです。おそらくPPSSPPはRAMの使用量が多いのだと思います。
(その結論になる理由に関してはこの記事をご参照ください。少し古い記事ですが…)
これを解決するにはアプレットではなくアプリとしてPPSSPPを起動させる必要があり、手段としてはhbmenuの
NSP
をインストールするか、PPSSPPをNSPにしてインストールするか、Atmosphereのhbmenuのリダイレクト
を使用するかの3つですが、READMEには「Atmosphereのリダイレクト機能以外で発生した問題は報告するな」
「NSPは使うな」と書かれています。これに関してm4xw氏はGBAtempで「公式にサポートしていない方法を
エンドユーザーに勧めるべきではない」と発言しています。(Source)
エンドユーザーと書くという事は「分かる人だけがNSPを使えば良い」的なニュアンスでしょうか。
まあ、不安な人はAtmosphereのリダイレクト機能を使い、それ以外の人はhbmenuのNSPで良いと思います。

なお、ツールチェーンの問題により連続して15回以上ゲームを起動するとクラッシュする事があるようです。
定期的にPPSSPPの再起動を行いこれを回避してください。

●lennytube v1.0.1

noirscape氏が、SwitchのwebアプレットでYouTubeにアクセスする lennytube v1.0.1 をリリースしていました。

アプレットからの起動は出来ないようで、アプリとして起動する必要があります。

●Switch_90DNS_tester

meganukebmp氏が、任天堂のサーバとの通信を遮断する90DNSが機能しているのかを確認するために各サーバと
通信を試みる Switch_90DNS_tester をリリースしていました。

単に通信をテストするだけのHomebrewです。90DNSを使用していない方には不要です。



▼コメント


いきなりつまづく人 2019/10/03 11:55
USBの隣のバーコード?が初期型でバージョン6くらいの スイッチをcfwにする おすすめの記事在りませんか?
情報が多すぎてどう検索したらピッタリの自分にあったやり方なのか
cfwに到達出来るまでが分かりません (一応switch cfwで検索) 
管理人 kood 2019/10/03 19:23
>>いきなりつまづく人さん
そういう記事も書きたいなと思ってはいますが、いろいろとネタを貯め過ぎてて私は書けてませんね…
SwitchのCFWは「SwitchをCFWにする」というよりも「SwitchをCFWで起動する」という表現の方が良いです。
必要なファイルをmicroSDカードに用意し、RCMで起動し、USB経由でPC等からペイロードを送信する、という流れです。
Switchに内蔵されているストレージ(eMMC)内のファイルには手を加えません。(だから "起動する" という表現が良い)
とりあえずそれを把握した上でRCM、Atmosphere、Kosmos等について検索してみてください。
RCMはSwitchのSoC(Tegra)のリカバリーモードの通称で、そこの脆弱性をハックに活かせるのが非対策機です。
(非対策機でかつ目的がCFWの場合、FWのバージョンを気にする必要はありません。最新の9.0.1にも対応しています)
AtmosphereはCFWで、KosmosはCFWを起動するのに必要なファイルや推奨されるHomebrewをまとめたパックです。
なるべく新しい情報を探してください。Switchはハックの動きが活発なため、古い情報だと不十分な事が多いです。
いきなりつまづく人 2019/10/04 19:46
解りやすい返答ありがとうございます セーフモード後からの L CFW みたいなモノですね(例えが解りづらくてスミマセン)
Switch hack が落ち着いたら是非とも記事にしてくださいませ


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