この記事は、PS3のゲームのバックアップの作成について、私の理解を書き起こした記事です。
ディスク版/DL版の両方に触れています。CFW/HENユーザー及びRPCS3ユーザー向けの記事です。
ゲームではありませんが、SACDのリッピングについても触れています。
誤った情報があればコメントなりTwitterなりで指摘してください。
ディスク版/DL版の両方に触れています。CFW/HENユーザー及びRPCS3ユーザー向けの記事です。
ゲームではありませんが、SACDのリッピングについても触れています。
誤った情報があればコメントなりTwitterなりで指摘してください。
●目次
- [BD] ディスク版をバックアップする上で知っておきたい事①
- [BD] ディスク版をバックアップする上で知っておきたい事②
- [BD] ディスク版をバックアップする上で知っておきたい事③
- [BD] ディスク版をバックアップする上で知っておきたい事④
- [BD] CFW/HENでISOとしてバックアップ (multiMAN)
- [BD] CFW/HENでJB folderとしてバックアップ (multiMAN)
- [BD] CFW/HENでISOとしてバックアップ (IRISMAN)
- [BD] CFWでISOとしてバックアップ + irdを作成 (ManaGunZ)
- [BD] CFW/HENでISOとしてバックアップ (暗号化状態)(ManaGunZ)
- [BD] 3Dump.binの作成 (3k3y Keydumper)
- [BD] 3Dump.binの作成 (ManaGunZ)
- [BD] 3Dump.binの作成 (手動)
- [BD] CFWでdata1/data2/PICをダンプ (ManaGunZ)
- [BD] CFWでdisc key/disc id/PICをダンプ (GetKey)
- [BD] 3k3y Ripperのセットアップ①
- [BD] 3k3y Ripperのセットアップ②
- [BD] 3k3y RipperでISOとしてバックアップ + irdを作成
- [BD] 3k3y Ripperで即キャンセルしてdata1/data2/PIC/disc keyを取得
- [BD] PCでJB folderとしてバックアップ (ps3-disc-dumper)
- [BD] PCでISOとしてバックアップ (暗号化状態)(ImgBurn)
- [BD] PCでirdを用いてISO(暗号化状態)を復号
- [BD] PCでdata1/disc keyを用いてISO(暗号化状態)を復号
- [BD] ISO(暗号化状態)にdata1/data2/PICを埋め込み、irdを作成
- [BD] Redump2IRDでdata1/data2/PICを使用してirdを作成
- [BD] Redump2IRDでdisc key/disc id/PICを使用してirdを作成
- [BD] PCでJB folderからISOを作成
- [BD] PCでISOを分割
- [BD] PCで分割ISOを結合
- [DL] DL版をバックアップする上で知っておきたい事
- [DL] CFW/HENでApollo Save Toolを使用してrapを作成
- [DL] CFW/HENでrifとact.datとidpsを取得
- [DL] OFW4.80~4.87でPS3 Toolsetを用いてidpsを取得
- [DL] idpsで本体ストレージのバックアップを展開してrifとact.datを取得
- [DL] PCでrapを作成 (rif2rap/Rif Converter)
- [DL] PS3にインストールされたゲーム/DLC/テーマ/アバターをバックアップ
- [DL] get-pkg-accountを使用してpkgのURLを取得
- [DL] VitaでRIF Ripperを使用してpkgのURLを取得 + rapを作成
- [BD/DL] 更新データのpkgのURLを取得 (PlayStation Title Info Checker)
- [SACD] CFWのCECHA/B/C/Eでリッピング (USBストレージにISOで)
- [SACD] CFWのCECHA/B/C/Eでリッピング (LAN経由でPCにDSFで)
●[BD] ディスク版をバックアップする上で知っておきたい事①
①では、ディスク内に施された暗号化や、バックアップの方法/形式について解説します。
②では、①の内容を踏まえて復号に関わる事等を解説します。
③では、インストール用コンテンツ(pkg/p3t)、動画を含んだディスクについて解説します。
④では、CFW/HENユーザーに知っておいて欲しい事を解説します。
大前提として、PS3のゲームディスクでは、基本的にゲームデータはゲーム毎に異なるキー(後述するdisc key)を使用して暗号化されています。(基本的にというのは、③で解説しますが、暗号化されていないゲームデータも存在するためです)。暗号化状態の物をバックアップしても、復号しなければバックアップ起動等には使用出来ません。PS3本体でmultiMANのようなHomebrewを使用する場合は復号状態のバックアップが作成出来るため、PS3本体を持っている方は暗号化についてあまり意識する必要は無いかもしれませんが、知っておいて損は無いと思います。
一応書いておくと、PS3でバックアップしても、PCで復号しても、ゲームデータ自体は全く同じ物が手に入ります。
(PCで復号する場合、場合によっては、復号に必要なデータを自分で用意する必要があります。)
私が知る限りでは、disc keyで暗号化されているディスク内のデータは以下の4種類です。
PS3のゲームディスクにはPS3のBDドライブでのみ読み込める領域が存在し、その領域にはdata1と呼ばれる16バイトのデータが存在します。上記の4種類のデータの暗号化/復号にはdata1から導出される鍵が使用されます。その鍵はdisc keyと呼ばれる事が多いです。data1はゲーム毎に異なります。同じゲームならどのディスクでもdata1/disc keyは同じです。(なお、disc keyはdata1をAESで暗号化した物です。)
PS3_GMxxフォルダは、複数のゲームを収録している製品の中の極一部で採用されているフォルダです。複数のゲームを収録しているディスクでPS3_GMxxフォルダが存在しない場合、ゲーム本編がインストール用コンテンツとして収録されているか、複数のゲームが1つのゲームとして開発されています。前者はゲームの全データがpkgファイルに収められているパターンで、それについては③で解説します。後者はゲームを起動するとタイトルの選択画面があるタイプの製品です。PS3_GMxxフォルダの構造はPS3_GAMEフォルダとほぼ同じで、USRDIR、TROPDIR、LICDIRが存在する場合はそれぞれ中身がdisc keyで暗号化されます。PS3_GMxxフォルダが採用されている場合、1つのゲームとして開発されてはおらず、XMBに各ゲームのアイコンが表示されます。
ディスクにゲーム本編のpkgが含まれている場合、ゲームデータやTROPHY.TRPはpkgに入っています。
私が知る限りでは、pkg自体やpkg内のファイルは、disc keyによる暗号化はされていません。
LIC.DATは、今現在バックアップ起動ではあまり気にする必要は無いと、私は認識しています。
仮にLIC.DATが必要になりかつ手元になくても、タイトルIDだけで簡単に作成出来ます。
(http://jonnysp.bplaced.net/lic.php) (PS3_GMxx採用の場合のみ、LIC.DATの形式は特殊です)
TROPHY.TRPに関しては、"PS3_GAME/TROPDIR/(トロフィーID)/" にある場合でも暗号化されていない場合があります。私の手元にあるディスクを軽く確認した限りでは、FF13と白騎士物語のTROPHY.TRPは暗号化されていませんでした。(発売時期に関係があるのかもしれません。)
暗号化/復号というワードでirdファイルを思い浮かべた人がいるかもしれません。irdは、ディスク内の全ファイル(復号済み)のMD5や、ISOには含まれないディスクデータであるdata1/data2/PIC等がまとめられたファイルです。PC上での復号でirdを使用した事がある人もいると思いますが、実際に復号で使用されるのはird自体ではなくirdに記録されているdata1です。irdやdata2/PICの詳細は②で解説します。
なお、disc keyによる暗号化は、仕組み的にはディスク上のどこからどこまでを暗号化する/しないという物になっており、その範囲の情報はディスクのセクター0に存在します。
これについてもう少し詳しく知りたい方はpsdevwikiを確認してください。
https://www.psdevwiki.com/ps3/Bluray_disc#Encryption
(irdにはその範囲の情報も含まれます。)
以降、この記事の暗号化/復号という表現は、基本的にはdisc keyによる暗号化/復号を指します。
この記事では "ISO(暗号化状態)" という表現を多用しますが、ISO自体が暗号化されているわけではなく、中のファイルがdisc keyで暗号化されている事を指しています。
ここからはバックアップの方法や形式についての解説となります。
PS3のディスクをバックアップ起動に活用出来る形でバックアップする方法は、基本的には以下の4つです。
私は3k3y Ripperを持っているのでこの記事では4つ全てを紹介しますが、3k3y Ripperは既に入手困難なデバイスとなっているため、多くの人は4つ目以外の方法を取る必要があります。
PC用BDドライブの全てでPS3のディスクが読み込めるわけではありません。読み込めない物もあります。
PCでバックアップする方は、とりあえずPCのBDドライブにPS3のディスクを入れて中のファイルが見れるかどうかを確認してください。読み込めなかった場合や、そもそもBDドライブが無い場合は、RPCS3のサイトやネット上の報告を参考にしてBDドライブを購入してください
https://rpcs3.net/quickstart (Compatible Blu-ray disc drivesの所)
ちなみに私は、この記事執筆時点ではBH14NS58を使用しています。
PS3のディスクのバックアップの形は以下の3つに分かれます。
復号されているかどうかを見分ける一番手っ取り早い方法はLIC.DATやEBOOT.BINをバイナリエディタで開く事です。 復号されていればマジックナンバーがそれぞれ PS3LICDA、SCE である事が確認出来るはずです。
(マジックナンバー = ファイル先頭の文字列)
JB folderはディスクをISOにせずに、ファイル,フォルダを復号状態で丸ごとコピーした形です。
つまり復号状態のISOを展開した物はJB folderと言えます。JB folderをISOにする事も可能です。
ディスクをISOにせず、ファイルを暗号化状態で単純に丸ごとコピーした状態も存在するだろうと思われるかもしれませんが、それは無い物と思ってください。CFW/HENのPS3で復号がサポートされているのは正規のディスクのみで、暗号化状態のISO/コピーを用意した場合の復号作業にはPCが必要となりますが、PCで復号に用いるツールはディスク/ISOの使用が前提です。つまり、暗号化状態の単純なコピーを用意してしまうと、復号のためにそれをISO化するという無駄な作業が増える事になります。大して時間は掛かりませんが、それは確実に無駄な作業です。
元々JB folderは、PS3のハックにおいてCobra(ISOのマウントをサポートしたプログラム)登場以前にバックアップ起動で使用されていた形式です。現在では多くの人がISOを使用しますが、ファイルの置き換えが容易という理由でJB folderを好んで使用するModderも居たりします。
(ISOを再構築したり、MODを更新データ(pkg)として作成してインストールするModderも居ます。)
Cobraが登場するまでJB folderはディスク(/dev_bdvd)とは異なる処理でゲームを起動する仮想パーティション "/app_home" を使用して起動を実現していました。しかしこの方法では起動しないゲームもあり、JB folderは起動率が良くないと言われてきました。ただ、今現在、CobraはJB folderもISO同様にディスクとしてマウントするため、Cobraを使用しない場合に比べ起動率は高くなります。
(ISOのマウントと同等の起動率になるのかどうかに関しては、私は把握していません)
JB folderとしてバックアップしたとしてもPCでISOに出来るので、ISO/JB folderどっちでバックアップしても問題はありませんが、私としては、バックアップ起動では特に理由が無い限りはISOを使用する事を推奨します。JB Folderの場合はファイルのコピー作業等においてファイル数が速度に影響しますし、あとは④の最後で書いている内容もISOを推奨する理由になります。
ちなみに、RPCS3で起動に使用するディスクのゲームデータも、JB folderと言えます。
①では、ディスク内に施された暗号化や、バックアップの方法/形式について解説します。
②では、①の内容を踏まえて復号に関わる事等を解説します。
③では、インストール用コンテンツ(pkg/p3t)、動画を含んだディスクについて解説します。
④では、CFW/HENユーザーに知っておいて欲しい事を解説します。
大前提として、PS3のゲームディスクでは、基本的にゲームデータはゲーム毎に異なるキー(後述するdisc key)を使用して暗号化されています。(基本的にというのは、③で解説しますが、暗号化されていないゲームデータも存在するためです)。暗号化状態の物をバックアップしても、復号しなければバックアップ起動等には使用出来ません。PS3本体でmultiMANのようなHomebrewを使用する場合は復号状態のバックアップが作成出来るため、PS3本体を持っている方は暗号化についてあまり意識する必要は無いかもしれませんが、知っておいて損は無いと思います。
一応書いておくと、PS3でバックアップしても、PCで復号しても、ゲームデータ自体は全く同じ物が手に入ります。
(PCで復号する場合、場合によっては、復号に必要なデータを自分で用意する必要があります。)
私が知る限りでは、disc keyで暗号化されているディスク内のデータは以下の4種類です。
- "PS3_GAME/USRDIR/" 内の全ゲームデータ
- "PS3_GAME/TROPDIR/(トロフィーID)/TROPHY.TRP" (トロフィーの情報が入ったファイル)
- "PS3_GAME/LICDIR/LIC.DAT" (ディスクの検証に使用されるファイル)
- "PS3_GMxx/" 内の USRDIR, TROPDIR, LICDIR の中 (xxは01からの連番)
PS3のゲームディスクにはPS3のBDドライブでのみ読み込める領域が存在し、その領域にはdata1と呼ばれる16バイトのデータが存在します。上記の4種類のデータの暗号化/復号にはdata1から導出される鍵が使用されます。その鍵はdisc keyと呼ばれる事が多いです。data1はゲーム毎に異なります。同じゲームならどのディスクでもdata1/disc keyは同じです。(なお、disc keyはdata1をAESで暗号化した物です。)
PS3_GMxxフォルダは、複数のゲームを収録している製品の中の極一部で採用されているフォルダです。複数のゲームを収録しているディスクでPS3_GMxxフォルダが存在しない場合、ゲーム本編がインストール用コンテンツとして収録されているか、複数のゲームが1つのゲームとして開発されています。前者はゲームの全データがpkgファイルに収められているパターンで、それについては③で解説します。後者はゲームを起動するとタイトルの選択画面があるタイプの製品です。PS3_GMxxフォルダの構造はPS3_GAMEフォルダとほぼ同じで、USRDIR、TROPDIR、LICDIRが存在する場合はそれぞれ中身がdisc keyで暗号化されます。PS3_GMxxフォルダが採用されている場合、1つのゲームとして開発されてはおらず、XMBに各ゲームのアイコンが表示されます。
ディスクにゲーム本編のpkgが含まれている場合、ゲームデータやTROPHY.TRPはpkgに入っています。
私が知る限りでは、pkg自体やpkg内のファイルは、disc keyによる暗号化はされていません。
LIC.DATは、今現在バックアップ起動ではあまり気にする必要は無いと、私は認識しています。
仮にLIC.DATが必要になりかつ手元になくても、タイトルIDだけで簡単に作成出来ます。
(http://jonnysp.bplaced.net/lic.php) (PS3_GMxx採用の場合のみ、LIC.DATの形式は特殊です)
TROPHY.TRPに関しては、"PS3_GAME/TROPDIR/(トロフィーID)/" にある場合でも暗号化されていない場合があります。私の手元にあるディスクを軽く確認した限りでは、FF13と白騎士物語のTROPHY.TRPは暗号化されていませんでした。(発売時期に関係があるのかもしれません。)
暗号化/復号というワードでirdファイルを思い浮かべた人がいるかもしれません。irdは、ディスク内の全ファイル(復号済み)のMD5や、ISOには含まれないディスクデータであるdata1/data2/PIC等がまとめられたファイルです。PC上での復号でirdを使用した事がある人もいると思いますが、実際に復号で使用されるのはird自体ではなくirdに記録されているdata1です。irdやdata2/PICの詳細は②で解説します。
なお、disc keyによる暗号化は、仕組み的にはディスク上のどこからどこまでを暗号化する/しないという物になっており、その範囲の情報はディスクのセクター0に存在します。
これについてもう少し詳しく知りたい方はpsdevwikiを確認してください。
https://www.psdevwiki.com/ps3/Bluray_disc#Encryption
(irdにはその範囲の情報も含まれます。)
以降、この記事の暗号化/復号という表現は、基本的にはdisc keyによる暗号化/復号を指します。
この記事では "ISO(暗号化状態)" という表現を多用しますが、ISO自体が暗号化されているわけではなく、中のファイルがdisc keyで暗号化されている事を指しています。
ここからはバックアップの方法や形式についての解説となります。
PS3のディスクをバックアップ起動に活用出来る形でバックアップする方法は、基本的には以下の4つです。
- [CFW/HENのPS3] でバックアップ (もちろんPS3のBDドライブを使用)
(暗号化状態のバックアップ、復号状態のバックアップ、両方作成可能) - [PC] + [PC用BDドライブ] でバックアップ後、[ird/data1/disc key] を用意して復号
(暗号化状態のバックアップを作成後、ird/data1/disc keyを用意して復号状態のバックアップを作成) - [PC] + [PC用BDドライブ] + [ps3-disc-dumper] でバックアップ
(復号状態のバックアップを作成可能)
(IRD Libraryのird/埋め込まれたdisc keyで復号可能な場合は自分でird/disc keyを用意する必要無し)
(適切なird/disc keyが取得出来ない場合はird/disc keyを自分で用意) - [PC] + [3k3y Ripper] + [PS3のBDドライブ] でバックアップ
(暗号化状態のバックアップ、復号状態のバックアップ、両方作成可能)
私は3k3y Ripperを持っているのでこの記事では4つ全てを紹介しますが、3k3y Ripperは既に入手困難なデバイスとなっているため、多くの人は4つ目以外の方法を取る必要があります。
PC用BDドライブの全てでPS3のディスクが読み込めるわけではありません。読み込めない物もあります。
PCでバックアップする方は、とりあえずPCのBDドライブにPS3のディスクを入れて中のファイルが見れるかどうかを確認してください。読み込めなかった場合や、そもそもBDドライブが無い場合は、RPCS3のサイトやネット上の報告を参考にしてBDドライブを購入してください
https://rpcs3.net/quickstart (Compatible Blu-ray disc drivesの所)
ちなみに私は、この記事執筆時点ではBH14NS58を使用しています。
PS3のディスクのバックアップの形は以下の3つに分かれます。
- ISO (暗号化状態)(復号する必要有り)
- ISO (復号状態)
- JB folder (JB rip, Folder rip とも呼ばれる) (復号状態)
復号されているかどうかを見分ける一番手っ取り早い方法はLIC.DATやEBOOT.BINをバイナリエディタで開く事です。 復号されていればマジックナンバーがそれぞれ PS3LICDA、SCE である事が確認出来るはずです。
(マジックナンバー = ファイル先頭の文字列)
JB folderはディスクをISOにせずに、ファイル,フォルダを復号状態で丸ごとコピーした形です。
つまり復号状態のISOを展開した物はJB folderと言えます。JB folderをISOにする事も可能です。
ディスクをISOにせず、ファイルを暗号化状態で単純に丸ごとコピーした状態も存在するだろうと思われるかもしれませんが、それは無い物と思ってください。CFW/HENのPS3で復号がサポートされているのは正規のディスクのみで、暗号化状態のISO/コピーを用意した場合の復号作業にはPCが必要となりますが、PCで復号に用いるツールはディスク/ISOの使用が前提です。つまり、暗号化状態の単純なコピーを用意してしまうと、復号のためにそれをISO化するという無駄な作業が増える事になります。大して時間は掛かりませんが、それは確実に無駄な作業です。
元々JB folderは、PS3のハックにおいてCobra(ISOのマウントをサポートしたプログラム)登場以前にバックアップ起動で使用されていた形式です。現在では多くの人がISOを使用しますが、ファイルの置き換えが容易という理由でJB folderを好んで使用するModderも居たりします。
(ISOを再構築したり、MODを更新データ(pkg)として作成してインストールするModderも居ます。)
Cobraが登場するまでJB folderはディスク(/dev_bdvd)とは異なる処理でゲームを起動する仮想パーティション "/app_home" を使用して起動を実現していました。しかしこの方法では起動しないゲームもあり、JB folderは起動率が良くないと言われてきました。ただ、今現在、CobraはJB folderもISO同様にディスクとしてマウントするため、Cobraを使用しない場合に比べ起動率は高くなります。
(ISOのマウントと同等の起動率になるのかどうかに関しては、私は把握していません)
JB folderとしてバックアップしたとしてもPCでISOに出来るので、ISO/JB folderどっちでバックアップしても問題はありませんが、私としては、バックアップ起動では特に理由が無い限りはISOを使用する事を推奨します。JB Folderの場合はファイルのコピー作業等においてファイル数が速度に影響しますし、あとは④の最後で書いている内容もISOを推奨する理由になります。
ちなみに、RPCS3で起動に使用するディスクのゲームデータも、JB folderと言えます。
●[BD] ディスク版をバックアップする上で知っておきたい事②
PS3は、ゲームを起動する際にディスクをdisc key(data1から導出)で復号した状態でマウントします。
ゲームを起動していない状態ではディスクは通常のマウントとなり、USRDIR等は暗号化状態となります。
CFW/HEN上でディスクをバックアップする場合、multiMANやIRISMANのようなHomebrewでは、ゲームを起動する際と同じようにディスクを復号状態でマウントし、それを参照してISO/JB folderとして出力するという処理が行われます。(復号はHomebrew自身がやっているというよりもFWにやらせている状態です。)
対してPCを使用する場合、PC用BDドライブではdata1が読み込めないため、復号するためにはird/data1/disc keyのいずれかを用意する必要があります。 それらをどうやって用意するのか、というのを解説する上で3k3y Ripperの存在は無視できません。
3k3y Ripperは、PCでPS3のBDドライブを使用出来るようにするために3k3y Teamが開発したアダプタです。
と言ってもただ接続してそれで使えるようになるかと言うと、そうではありません。
PS3のBDドライブの基板はPS3本体に紐付けられており、ディスクのデータを処理するためにはPS3の本体毎に固有の情報が収められたEIDと呼ばれるデータ中にある鍵を用意しなければいけません。
EIDはEncrypted Individual Dataの略だと言われており、その名の通り暗号化されています。
EIDの復号にはCFWでのみ取得可能なeid root keyが必要です。
(HENにはeid root keyにアクセスする権限がありません。CFWでのみ取得可能です。)
(EIDは6セクションに分かれており、BDドライブに関連するセクションはEID4と呼ばれます。)
EID4とeid root keyを用意する事で、3k3y Ripperを通してPCでPS3のBDドライブを扱えるようになります。
ちなみに、3k3y Ripperは基板データを上書きする事でEID4とeid root keyを不要にする機能も備えていますが、その機能を使用した場合はPS3本体との紐付けが解除されるため、PS3本体に戻す場合は所謂remarryと呼ばれる作業を行う必要があります。
3k3y RipperはPS3のBDドライブ関連の処理をエミュレートしてPCでPS3のBDドライブを機能させます。
そのため、data1等、PC用BDドライブでは読み込めないデータも読み込む事が可能です。そこが3k3y Ripperの強みです。3k3y RipperはIsoToolsというWindows用のツールと合わせて使用します。IsoToolsを使用する事で復号状態のバックアップを作成出来、irdの作成も可能です。
復号に使用するdata1/disc keyですが、これはCFWのPS3でも取得する事が可能です。
GetKey、ManaGunZといったHomebewを使用します。eid root keyが必要なため、HENでは出来ません。
「disc key要る?CFWなら普通にバックアップ出来るだろ」
と思う人も居るかもしれませんが、data1/disc keyの取得作業の必要性は主に2つです。
1つがPS3のBDドライブの温存です。賛否あるかもしれませんが「ディスクをちょっと読み込むだけならBDドライブは長持ちする」と考える人はいると思います。(この場合、ディスクはPC上でdata1/disc keyを用いて復号)
もう1つは、これも賛否あるでしょうが共有のためです。RPCS3ユーザーには有難がられるかもしれません。
①で名前だけ挙げましたが、ISOには含まれないディスクデータとしてdata1の他にdata2とPICが存在します。
data2はディスク毎に一意のID(disc idと呼ばれる)をAESの復号によって導出するためのデータらしく、一意であるため、既存のほとんどのダンプツールはdata2/disc idをマスクした状態で扱います。
バックアップ起動ではdata2/disc idは扱われませんが、PS3のBDドライブでしか読み込めないデータであるため、どのダンプツールでもdata1/disc keyと合わせて取得されるようになっています。
PICは "Permanent Information & Control data" の略で、ディスクの種類や記録特性に関する情報、準拠する規格のバージョンに関する情報等、ディスク自体の情報が記録されている領域です。 PS3のBDドライブ以外でも読み込める領域ですが、ISOには含まれない領域であるため、どのダンプツールでもdata1/data2と合わせて取得されるようになっています。
irdは3k3y Teamが開発した形式です。形式に関する正式なドキュメントは提供されていません。
irdにどのようなデータがまとめられているのかが気になる人はpsdevwikiを確認してください。
https://www.psdevwiki.com/ps3/Bluray_disc#IRD_file
私が知る限りでは、3k3y Ripperの他に3つの作成方法が存在します。
まず1つが、3k3y Ripper+IsoToolsが作成するISOを再現する方法です。
3k3y Ripper+IsoToolsでディスクをISOとしてバックアップすると、ISOの 0xf70~0x1012 にディスクのdata1とdata2とPICが埋め込まれます。 なぜ埋め込んでいるかと言うと、ISOだけの状態でも復号や再暗号化、irdの作成が出来るようにするためという理由です。 IsoToolsはISO(暗号化状態)の埋め込みデータを参照してirdを作成する機能を実装しているため、要はその機能で使えるISOを自分で作れば良いという事です。 これを行う場合、埋め込むdata1とdata2とPICはCFWのPS3で取得する必要があります。
2つ目は、1つ目とほぼ同じと言えるかもしれませんが、Redump2IRDを使用する方法です。
Redump2IRDではISO(暗号化状態)と合わせてdata1とdata2とPIC、或いはdisc keyとdisc idとPICを使用してirdを作成可能です。irdの作成のためにはdata1とdata2とPICが必要であるため、disc keyとdisc idを使用した場合はdata1とdata2が導出されます。Redump2IRDはIsoToolsのdllを使用してirdを作成するため、実質IsoToolsでのirdの作成と言えます。
3つ目は、CFWのPS3でManaGunZを使用する方法です。ディスクのバックアップと同時にirdを作成可能です。
他の方法ではPCが必要ですが、この方法ではPCは不要です。eid root keyの取得処理があるため、HENではirdの作成は出来ません。ManaGunZでirdを作成する場合、3k3y TeamではなくManaGunZの開発者であるZar氏による実装での作成となります。ManaGunZでirdを作成する場合は、それを理解した上で作成してください。作成されたirdにおいて何らかの問題が確認される場合は、IsoTools或いはRedump2IRDを使用してirdを作成してください。
irdは、バックアップ起動を目的とする人全員に必要なわけではありません。irdは、irdに記録されたMD5を参照してデータの検証を行ったり、data1を参照してPC上で復号作業を行う場合に使用される事が多いです。
(復号が目的の場合は、data1かdisc keyを用意すればird無しで復号作業が可能です。)
私としては、MD5やdata1等がまとまったファイルを持っておきたい人向け、という認識です。
次にps3-disc-dumperというツールの概要について解説します。
ps3-disc-dumperは、irdを公開しているjonnysp.bplaced.net(3k3yのサイトで公開されていたird+α)からirdを、埋め込まれたデータからdisc keyを検索し、ird/disc keyのどちらかが取得出来た場合にディスクを参照してJB folderを作成するPC用ツールです。埋め込まれたデータというのは、ゲーム等のディスクの情報のデータベースサイトであるRedumpに登録されている既知のdisc keyです。Redumpはダンプ実績のあるユーザーにしかPS3のDBを公開していませんが、ダンプ実績のあるユーザーはdisc keyをまとめたzipをDL可能で、ps3-disc-dumperにはそれが埋め込まれています。(埋め込みのため、Redumpの最新のデータは反映されません。)
3k3y Ripperかps3-disc-dumperを使用しない限り、PCでは暗号化状態のISOを作成してからird/data1/disc keyのいずれかを自分で用意して復号する必要があります。それは一般的には手間です。しかしps3-disc-dumperではそれらを自動で取得し、ディスクを参照してJB Folderを作成可能です。もちろん、目的のゲームのird/disc keyが取得出来ない場合は自分で用意する必要がありますが、それを考慮してもps3-disc-dumperを使用する事でPCでのバックアップ作業がかなり楽になるため、特にRPCS3ユーザーにはps3-disc-dumperはオススメです。
②の最後で解説したいのが、ManaGunZが採用しているirdデータベースサイトps3ird.free.frです。
CFWでManaGunZを使用してirdを作成した場合、ps3ird.free.frに同じirdがあるかどうかのチェックが入り、無ければアップロードされます。記事執筆時点でps3-disc-dumperはps3ird.free.frにあるirdの検索をサポートしていないため、ブラウザでps3ird.free.frにあるirdを検索出来るツールを作ってみました。
[PS3] ps3ird.free.fr にirdがあるかどうかをチェックする ps3ird.free.fr Checker を作った
http://kood.info/ps3/ps3ird_free_fr_checker/
これの使用方法についてはこの記事では紹介しません。上記の記事やReadmeを確認してください。
PS3は、ゲームを起動する際にディスクをdisc key(data1から導出)で復号した状態でマウントします。
ゲームを起動していない状態ではディスクは通常のマウントとなり、USRDIR等は暗号化状態となります。
CFW/HEN上でディスクをバックアップする場合、multiMANやIRISMANのようなHomebrewでは、ゲームを起動する際と同じようにディスクを復号状態でマウントし、それを参照してISO/JB folderとして出力するという処理が行われます。(復号はHomebrew自身がやっているというよりもFWにやらせている状態です。)
対してPCを使用する場合、PC用BDドライブではdata1が読み込めないため、復号するためにはird/data1/disc keyのいずれかを用意する必要があります。 それらをどうやって用意するのか、というのを解説する上で3k3y Ripperの存在は無視できません。
3k3y Ripperは、PCでPS3のBDドライブを使用出来るようにするために3k3y Teamが開発したアダプタです。
と言ってもただ接続してそれで使えるようになるかと言うと、そうではありません。
PS3のBDドライブの基板はPS3本体に紐付けられており、ディスクのデータを処理するためにはPS3の本体毎に固有の情報が収められたEIDと呼ばれるデータ中にある鍵を用意しなければいけません。
EIDはEncrypted Individual Dataの略だと言われており、その名の通り暗号化されています。
EIDの復号にはCFWでのみ取得可能なeid root keyが必要です。
(HENにはeid root keyにアクセスする権限がありません。CFWでのみ取得可能です。)
(EIDは6セクションに分かれており、BDドライブに関連するセクションはEID4と呼ばれます。)
EID4とeid root keyを用意する事で、3k3y Ripperを通してPCでPS3のBDドライブを扱えるようになります。
ちなみに、3k3y Ripperは基板データを上書きする事でEID4とeid root keyを不要にする機能も備えていますが、その機能を使用した場合はPS3本体との紐付けが解除されるため、PS3本体に戻す場合は所謂remarryと呼ばれる作業を行う必要があります。
3k3y RipperはPS3のBDドライブ関連の処理をエミュレートしてPCでPS3のBDドライブを機能させます。
そのため、data1等、PC用BDドライブでは読み込めないデータも読み込む事が可能です。そこが3k3y Ripperの強みです。3k3y RipperはIsoToolsというWindows用のツールと合わせて使用します。IsoToolsを使用する事で復号状態のバックアップを作成出来、irdの作成も可能です。
復号に使用するdata1/disc keyですが、これはCFWのPS3でも取得する事が可能です。
GetKey、ManaGunZといったHomebewを使用します。eid root keyが必要なため、HENでは出来ません。
「disc key要る?CFWなら普通にバックアップ出来るだろ」
と思う人も居るかもしれませんが、data1/disc keyの取得作業の必要性は主に2つです。
1つがPS3のBDドライブの温存です。賛否あるかもしれませんが「ディスクをちょっと読み込むだけならBDドライブは長持ちする」と考える人はいると思います。(この場合、ディスクはPC上でdata1/disc keyを用いて復号)
もう1つは、これも賛否あるでしょうが共有のためです。RPCS3ユーザーには有難がられるかもしれません。
①で名前だけ挙げましたが、ISOには含まれないディスクデータとしてdata1の他にdata2とPICが存在します。
data2はディスク毎に一意のID(disc idと呼ばれる)をAESの復号によって導出するためのデータらしく、一意であるため、既存のほとんどのダンプツールはdata2/disc idをマスクした状態で扱います。
バックアップ起動ではdata2/disc idは扱われませんが、PS3のBDドライブでしか読み込めないデータであるため、どのダンプツールでもdata1/disc keyと合わせて取得されるようになっています。
PICは "Permanent Information & Control data" の略で、ディスクの種類や記録特性に関する情報、準拠する規格のバージョンに関する情報等、ディスク自体の情報が記録されている領域です。 PS3のBDドライブ以外でも読み込める領域ですが、ISOには含まれない領域であるため、どのダンプツールでもdata1/data2と合わせて取得されるようになっています。
irdは3k3y Teamが開発した形式です。形式に関する正式なドキュメントは提供されていません。
irdにどのようなデータがまとめられているのかが気になる人はpsdevwikiを確認してください。
https://www.psdevwiki.com/ps3/Bluray_disc#IRD_file
私が知る限りでは、3k3y Ripperの他に3つの作成方法が存在します。
まず1つが、3k3y Ripper+IsoToolsが作成するISOを再現する方法です。
3k3y Ripper+IsoToolsでディスクをISOとしてバックアップすると、ISOの 0xf70~0x1012 にディスクのdata1とdata2とPICが埋め込まれます。 なぜ埋め込んでいるかと言うと、ISOだけの状態でも復号や再暗号化、irdの作成が出来るようにするためという理由です。 IsoToolsはISO(暗号化状態)の埋め込みデータを参照してirdを作成する機能を実装しているため、要はその機能で使えるISOを自分で作れば良いという事です。 これを行う場合、埋め込むdata1とdata2とPICはCFWのPS3で取得する必要があります。
2つ目は、1つ目とほぼ同じと言えるかもしれませんが、Redump2IRDを使用する方法です。
Redump2IRDではISO(暗号化状態)と合わせてdata1とdata2とPIC、或いはdisc keyとdisc idとPICを使用してirdを作成可能です。irdの作成のためにはdata1とdata2とPICが必要であるため、disc keyとdisc idを使用した場合はdata1とdata2が導出されます。Redump2IRDはIsoToolsのdllを使用してirdを作成するため、実質IsoToolsでのirdの作成と言えます。
3つ目は、CFWのPS3でManaGunZを使用する方法です。ディスクのバックアップと同時にirdを作成可能です。
他の方法ではPCが必要ですが、この方法ではPCは不要です。eid root keyの取得処理があるため、HENではirdの作成は出来ません。ManaGunZでirdを作成する場合、3k3y TeamではなくManaGunZの開発者であるZar氏による実装での作成となります。ManaGunZでirdを作成する場合は、それを理解した上で作成してください。作成されたirdにおいて何らかの問題が確認される場合は、IsoTools或いはRedump2IRDを使用してirdを作成してください。
irdは、バックアップ起動を目的とする人全員に必要なわけではありません。irdは、irdに記録されたMD5を参照してデータの検証を行ったり、data1を参照してPC上で復号作業を行う場合に使用される事が多いです。
(復号が目的の場合は、data1かdisc keyを用意すればird無しで復号作業が可能です。)
私としては、MD5やdata1等がまとまったファイルを持っておきたい人向け、という認識です。
次にps3-disc-dumperというツールの概要について解説します。
ps3-disc-dumperは、irdを公開しているjonnysp.bplaced.net(3k3yのサイトで公開されていたird+α)からirdを、埋め込まれたデータからdisc keyを検索し、ird/disc keyのどちらかが取得出来た場合にディスクを参照してJB folderを作成するPC用ツールです。埋め込まれたデータというのは、ゲーム等のディスクの情報のデータベースサイトであるRedumpに登録されている既知のdisc keyです。Redumpはダンプ実績のあるユーザーにしかPS3のDBを公開していませんが、ダンプ実績のあるユーザーはdisc keyをまとめたzipをDL可能で、ps3-disc-dumperにはそれが埋め込まれています。(埋め込みのため、Redumpの最新のデータは反映されません。)
3k3y Ripperかps3-disc-dumperを使用しない限り、PCでは暗号化状態のISOを作成してからird/data1/disc keyのいずれかを自分で用意して復号する必要があります。それは一般的には手間です。しかしps3-disc-dumperではそれらを自動で取得し、ディスクを参照してJB Folderを作成可能です。もちろん、目的のゲームのird/disc keyが取得出来ない場合は自分で用意する必要がありますが、それを考慮してもps3-disc-dumperを使用する事でPCでのバックアップ作業がかなり楽になるため、特にRPCS3ユーザーにはps3-disc-dumperはオススメです。
②の最後で解説したいのが、ManaGunZが採用しているirdデータベースサイトps3ird.free.frです。
CFWでManaGunZを使用してirdを作成した場合、ps3ird.free.frに同じirdがあるかどうかのチェックが入り、無ければアップロードされます。記事執筆時点でps3-disc-dumperはps3ird.free.frにあるirdの検索をサポートしていないため、ブラウザでps3ird.free.frにあるirdを検索出来るツールを作ってみました。
[PS3] ps3ird.free.fr にirdがあるかどうかをチェックする ps3ird.free.fr Checker を作った
http://kood.info/ps3/ps3ird_free_fr_checker/
これの使用方法についてはこの記事では紹介しません。上記の記事やReadmeを確認してください。
●[BD] ディスク版をバックアップする上で知っておきたい事③
③では、インストール用コンテンツ(pkg/p3t)、動画を含んだディスクについて解説します。
ディスク内のインストール用コンテンツ/動画の格納場所は、私の知る限りでは4つです。
上記の場所に格納されたファイルは、私の知る限りではdisc keyによる暗号化はされていません。
INSDIRは更新データなのでともかく、ゲーム本編が入っている可能性があるPKGDIRやPS3_EXTRAが暗号化されていないというのは、とても嬉しい事です。ゲーム本編のpkgが入っているのなら、暗号化されていませんから、復号の作業無しでバックアップ起動に使用出来ます。もちろん、pkgが追加コンテンツの物でゲームデータ自体はUSRDIR、という場合にはバックアップ起動のためには復号が必要になります。
またディスクに含まれるpkgは、私の知る限りではDL版とは違ってライセンスは不要です。
OFWであれば当然ながらディスクの検証はあります。ゲーム本編をインストールしたとしても起動にディスクは必須です。しかしCFW/HENの場合は検証が回避されるので、ゲーム本編をインストールすればディスクを抜いても起動出来るはずです。
ディスクにゲーム本編のpkgが含まれている場合、ディスク/ISOは単にそのpkgのコンテナです。
手元にあるのがそのpkgのみの場合でも、CFW/HEN/RPCS3ではインストールすれば起動出来るはずです。
私はディスク内のpkgだけをバックアップする事を推奨しているわけではありません。単に知識として、仮にそれがゲーム本編ならpkgだけでも問題無いという事を書いているだけです。CFW/HENユーザーの場合、通常はISOとしてのバックアップを推奨します。pkg単体で持っておくよりもコンテナとしてISOを持っておいたほうが良いと思うので。pkgが複数ある場合やテーマ/動画がある場合はISOならそれ1つで管理出来ますし、また、サイズの問題で分割が必要になった場合にpkg単体の分割というのは厄介で、ISOであれば簡単に分割/マウント出来るというのも利点です。RPCS3ユーザーの場合、PCのBDドライブでPS3のディスクが読み込めるなら、ディスク上のpkgを直接参照してインストールしても良いと思います。
③では、インストール用コンテンツ(pkg/p3t)、動画を含んだディスクについて解説します。
ディスク内のインストール用コンテンツ/動画の格納場所は、私の知る限りでは4つです。
- INSDIR
更新データのpkgが格納されています。XMBのディスクアイコンからゲームを起動する際に、起動に必須のインストールデータとしてINSDIR内のpkgのインストールが要求されます。 - PKGDIR
ゲーム本編や追加コンテンツのpkgが格納されています。
XMBにインストール用アイコンが表示されます。ゲーム本編をインストールした場合はDL版やHomebrewと同じくXMBにそのゲームのアイコンが追加されるので、起動はそのアイコンから行います。 - PS3_EXTRA
pkg/テーマ(p3t)/動画が格納されています。XMBにインストール/動画視聴用のアイコンが表示されます。 - PS3_CONTENT
テーマ(p3t)/動画が格納されています。テーマインストール用のアイコンはゲーム列に表示され、動画はビデオ列から視聴できるようになっています。
上記の場所に格納されたファイルは、私の知る限りではdisc keyによる暗号化はされていません。
INSDIRは更新データなのでともかく、ゲーム本編が入っている可能性があるPKGDIRやPS3_EXTRAが暗号化されていないというのは、とても嬉しい事です。ゲーム本編のpkgが入っているのなら、暗号化されていませんから、復号の作業無しでバックアップ起動に使用出来ます。もちろん、pkgが追加コンテンツの物でゲームデータ自体はUSRDIR、という場合にはバックアップ起動のためには復号が必要になります。
またディスクに含まれるpkgは、私の知る限りではDL版とは違ってライセンスは不要です。
OFWであれば当然ながらディスクの検証はあります。ゲーム本編をインストールしたとしても起動にディスクは必須です。しかしCFW/HENの場合は検証が回避されるので、ゲーム本編をインストールすればディスクを抜いても起動出来るはずです。
ディスクにゲーム本編のpkgが含まれている場合、ディスク/ISOは単にそのpkgのコンテナです。
手元にあるのがそのpkgのみの場合でも、CFW/HEN/RPCS3ではインストールすれば起動出来るはずです。
私はディスク内のpkgだけをバックアップする事を推奨しているわけではありません。単に知識として、仮にそれがゲーム本編ならpkgだけでも問題無いという事を書いているだけです。CFW/HENユーザーの場合、通常はISOとしてのバックアップを推奨します。pkg単体で持っておくよりもコンテナとしてISOを持っておいたほうが良いと思うので。pkgが複数ある場合やテーマ/動画がある場合はISOならそれ1つで管理出来ますし、また、サイズの問題で分割が必要になった場合にpkg単体の分割というのは厄介で、ISOであれば簡単に分割/マウント出来るというのも利点です。RPCS3ユーザーの場合、PCのBDドライブでPS3のディスクが読み込めるなら、ディスク上のpkgを直接参照してインストールしても良いと思います。
●[BD] ディスク版をバックアップする上で知っておきたい事④
④は、PS3を持たないRPCS3ユーザーは読まなくても構いません。
CFW/HENユーザーに知っておいて欲しい事を解説します。
CFWでISOとしてバックアップしたい場合はCobra/Mamba環境が必要です。
Cobraは元々、Team Cobraが販売していたCobra-USBという商品に組み込まれていたプログラムです。
Team CobraはハックシーンにCobra-USBのソースコードを公開し、それ以来、様々な開発者による改良とCFWへの実装が続いています。CobraはISOのサポート等を中心に便利な機能が多く、現在は多くの人がCobraの恩恵を受けています。MambaはCobraとほぼ同じ事を実現するプログラムで、Cobraの代替的な存在です。
現在ではCFWにCobraが実装される事がほとんどであるため、わざわざMambaを使用する人は少ないです。
(何か特別な理由が無い限り、Mambaを使用する必要は無いと思います。)
CFWでISOとしてバックアップしたい場合はCobraが実装されたCFWをインストールしておいてください。
CFWの名前や解説にCobraという単語があるなら、Cobraが実装されたCFWなはずです。
HENにはCobraが利用されているため、HENユーザーの場合はCobraを意識する必要はあまり無いと思います。
バックアップを作成出来る代表的なHomebrewとして、この記事ではmultiMAN、IRISMAN、ManaGunZを紹介しています。 どれも便利なHomebrewで、バックアップ起動においてはどれを使用するかは完全に好みの問題だと思います。 バックアップの作成においては、3つの大きな違いがあります。
1つはISOの作成に使用されるプログラムです。
Team CobraはJB folderからISOを作成するためのWindows用ツールgenps3isoをリリースしており、PSX-Placeでのdeank氏(multiMANの開発者)のコメントを見るに、multiMANのCobra用モードであるmmCMではISOの作成のためにgenps3isoと同じコードが使用されているそうです。
ISOを作成するプログラムとしては、IRISMANのオリジナル(Iris Manager)の開発者であるEstwald氏が開発したmakeps3isoという物も存在し、IRISMAN及びManaGunZにはmakeps3isoのコードが使用されています。genps3iso同様、makeps3isoもWindowsで使用可能です。
どちらが良いんだという話になりますが、PS3シーンでは基本的にはmakeps3isoが推奨されているようです。
genps3isoでもほぼ全てのゲームのISOが問題無いとされていますが、一部のゲームは起動や動作に問題があるとされており、そのようなゲームでもmakeps3isoで作成したISOなら問題が発生しないという報告を海外のフォーラムで見かける事があります。それに加え、もし問題のあるゲームがあったとしてもgenps3isoと違ってオープンソースのため原因を調べて修正出来る、というのがmakeps3isoが推奨される理由のようです。
だからこそISOでのバックアップにはmakeps3isoを使用するIRISMANやManaGunZが推奨されるようです。
私の手元にはgenps3isoで問題のあるゲームが無いので、私にはなんとも言えません。
だからこそこの記事ではmultiMAN、IRISMAN、ManaGunZそれぞれの手順を紹介しています。
multiMANはPS3のバックアップ関連では一番有名なHomebrewです。そこを判断基準とするならmultiMANを使用してください。makeps3isoでISOを作成したいという方はIRISMANかManaGunZを使用してください。
なお、genps3isoとmakeps3isoは、ISOの構築方法が異なるだけで、どちらもゲームデータ自体に変更は施されません。そのため仮に起動や動作に問題があるISOでも、展開してJB Folderとして使用する事で問題が解決する可能性があり、そのJB Folderをもう一方のプログラムでISOにする事でも問題が解決する可能性があります。
2つ目の違いは、NTFSやexFATのUSBストレージにバックアップを作成出来るかどうかです。
PS3は、USBストレージに関しては公式にはFAT16/FAT32の物のみをサポートしています。
各バックアップマネージャーはそれに加え、他のファイルシステムもサポートしています。
multiMANは、バックアップ起動においてNTFSをサポートしています。
(multiMANではNTFSのストレージにバックアップの作成は出来ません)
IRISMANは、バックアップ作成/起動においてNTFSをサポートしています。
ManaGunZは、バックアップ作成/起動においてNTFS/exFATをサポートしています。
上記のサポート状況はこの記事の執筆時点のものです。
(multiMAN、IRISMAN、ManaGunZはどれもPS3の内蔵HDDへのバックアップの作成もサポートしています。)
3つ目の違いは、ManaGunZは復号機能及びird作成機能を実装している点です。
②の最初で触れましたが、multiMAN/IRISMANの場合、ディスクを復号状態でマウントし、それを参照してISO/JB folderを作成という処理が行われます。復号状態でマウントされている事は、multiMAN/IRISMANを起動してFTPやファイルマネージャーで /dev_bdvd のファイルをコピーしてバイナリエディタで開いてみれば分かります。ManaGunZの場合、復号状態でのマウントは行われず、eid root keyとEID4を取得し、それを使用してdata1を取得し、disc keyを導出して暗号化されたファイルを復号し、ISOを作成という処理が行われます。
irdの作成はバックアップ機能の一部として実装されており、ISO作成後にirdの作成が行われます。
HENの場合はeid root keyの取得段階でエラーが発生します。ManaGunZには復号処理を行わない機能、要はdisc keyで暗号化された状態のバックアップを作成する機能も実装されており、そちらであればHENでも実行可能です。HENで復号状態のバックアップを作成したい場合はmultiMANかIRISMANを使用してください。
ManaGunZにはdata1/data2/PICのダンプ機能やeid root keyのダンプ機能、3Dump.bin(eid root keyとEID4)の作成機能もあり、irdの作成やdata1/data2/PICの取得を目的とするCFWユーザーにとっては便利なHomebrewと言えます。②で書いたように同じirdがps3ird.free.frに無ければ作成したirdがアップロードされるため、CFWユーザーの場合はManaGunZでバックアップする事がirdを求める人達の助けに繋がります。
PS3でUSBストレージを使用する方は、MBR/GPTに注意してください。
PS3はGPTのUSBストレージには対応しておらず、MBRである必要があります。
(唯一、webMAN MODがバックアップ起動のためにGPTのexFATのストレージをサポートしているようですが。) PS3でUSBストレージが認識しない場合は、ファイルシステムだけでなくMBRかどうかも確認してください。
ISOとしてのバックアップでIRISMANを使用する場合は、作成されるISOのファイル名が "dev_bdvd.iso" 固定だという所には注意してください。複数のディスクを続けてバックアップしたい場合は都度ISOをリネームする必要があります。
FAT32のUSBストレージにISOとしてバックアップする場合、ISOが4GB毎に分割されます。JB folderとしてのバックアップの場合、4GBを越えるファイルが4GB毎に分割されます。IRISMANの場合、ISOとして内蔵HDDかNTFSのUSBストレージへバックアップする際も分割するか否か選択可能です。
(PS3の内蔵HDDはファイルシステムにUFS2が採用されているため、FAT32のような4GBの制限は存在しません。)
分割されたISOは、作成方法によっては「隠しファイル」かつWindowsで言う「保護されたオペレーティングシステムファイル」として作成される事があります。分割されたISOがWindowsのエクスプローラー等で見えない場合、先述のファイルが表示出来るように設定を変更してみてください。
4GBを越えるファイルが存在するゲームのバックアップをFAT32のUSBストレージに作成する場合、JB folderに拘る理由が無ければISOとしてバックアップする事を推奨します。バックアップ起動において、分割ISOであればそのままマウント可能ですが、分割ファイルが存在するJB folderの場合は内蔵HDDに結合ファイルを作成した後にマウントされ、該当のファイルはUSBストレージ側ではなく内蔵HDD側が参照されます。
つまり結合ファイルの作成時間が無駄です。よって、JB folderに拘る理由が無ければISOを推奨します。
これはFAT32のUSBストレージにJB folderとしてバックアップする場合の話です。
内蔵HDDにJB folderとしてバックアップする場合はファイルが分割される事はありません。
ディスク版をバックアップする上で知っておきたい事、は以上です。
④は、PS3を持たないRPCS3ユーザーは読まなくても構いません。
CFW/HENユーザーに知っておいて欲しい事を解説します。
CFWでISOとしてバックアップしたい場合はCobra/Mamba環境が必要です。
Cobraは元々、Team Cobraが販売していたCobra-USBという商品に組み込まれていたプログラムです。
Team CobraはハックシーンにCobra-USBのソースコードを公開し、それ以来、様々な開発者による改良とCFWへの実装が続いています。CobraはISOのサポート等を中心に便利な機能が多く、現在は多くの人がCobraの恩恵を受けています。MambaはCobraとほぼ同じ事を実現するプログラムで、Cobraの代替的な存在です。
現在ではCFWにCobraが実装される事がほとんどであるため、わざわざMambaを使用する人は少ないです。
(何か特別な理由が無い限り、Mambaを使用する必要は無いと思います。)
CFWでISOとしてバックアップしたい場合はCobraが実装されたCFWをインストールしておいてください。
CFWの名前や解説にCobraという単語があるなら、Cobraが実装されたCFWなはずです。
HENにはCobraが利用されているため、HENユーザーの場合はCobraを意識する必要はあまり無いと思います。
バックアップを作成出来る代表的なHomebrewとして、この記事ではmultiMAN、IRISMAN、ManaGunZを紹介しています。 どれも便利なHomebrewで、バックアップ起動においてはどれを使用するかは完全に好みの問題だと思います。 バックアップの作成においては、3つの大きな違いがあります。
1つはISOの作成に使用されるプログラムです。
Team CobraはJB folderからISOを作成するためのWindows用ツールgenps3isoをリリースしており、PSX-Placeでのdeank氏(multiMANの開発者)のコメントを見るに、multiMANのCobra用モードであるmmCMではISOの作成のためにgenps3isoと同じコードが使用されているそうです。
ISOを作成するプログラムとしては、IRISMANのオリジナル(Iris Manager)の開発者であるEstwald氏が開発したmakeps3isoという物も存在し、IRISMAN及びManaGunZにはmakeps3isoのコードが使用されています。genps3iso同様、makeps3isoもWindowsで使用可能です。
どちらが良いんだという話になりますが、PS3シーンでは基本的にはmakeps3isoが推奨されているようです。
genps3isoでもほぼ全てのゲームのISOが問題無いとされていますが、一部のゲームは起動や動作に問題があるとされており、そのようなゲームでもmakeps3isoで作成したISOなら問題が発生しないという報告を海外のフォーラムで見かける事があります。それに加え、もし問題のあるゲームがあったとしてもgenps3isoと違ってオープンソースのため原因を調べて修正出来る、というのがmakeps3isoが推奨される理由のようです。
だからこそISOでのバックアップにはmakeps3isoを使用するIRISMANやManaGunZが推奨されるようです。
私の手元にはgenps3isoで問題のあるゲームが無いので、私にはなんとも言えません。
だからこそこの記事ではmultiMAN、IRISMAN、ManaGunZそれぞれの手順を紹介しています。
multiMANはPS3のバックアップ関連では一番有名なHomebrewです。そこを判断基準とするならmultiMANを使用してください。makeps3isoでISOを作成したいという方はIRISMANかManaGunZを使用してください。
なお、genps3isoとmakeps3isoは、ISOの構築方法が異なるだけで、どちらもゲームデータ自体に変更は施されません。そのため仮に起動や動作に問題があるISOでも、展開してJB Folderとして使用する事で問題が解決する可能性があり、そのJB Folderをもう一方のプログラムでISOにする事でも問題が解決する可能性があります。
2つ目の違いは、NTFSやexFATのUSBストレージにバックアップを作成出来るかどうかです。
PS3は、USBストレージに関しては公式にはFAT16/FAT32の物のみをサポートしています。
各バックアップマネージャーはそれに加え、他のファイルシステムもサポートしています。
multiMANは、バックアップ起動においてNTFSをサポートしています。
(multiMANではNTFSのストレージにバックアップの作成は出来ません)
IRISMANは、バックアップ作成/起動においてNTFSをサポートしています。
ManaGunZは、バックアップ作成/起動においてNTFS/exFATをサポートしています。
上記のサポート状況はこの記事の執筆時点のものです。
(multiMAN、IRISMAN、ManaGunZはどれもPS3の内蔵HDDへのバックアップの作成もサポートしています。)
3つ目の違いは、ManaGunZは復号機能及びird作成機能を実装している点です。
②の最初で触れましたが、multiMAN/IRISMANの場合、ディスクを復号状態でマウントし、それを参照してISO/JB folderを作成という処理が行われます。復号状態でマウントされている事は、multiMAN/IRISMANを起動してFTPやファイルマネージャーで /dev_bdvd のファイルをコピーしてバイナリエディタで開いてみれば分かります。ManaGunZの場合、復号状態でのマウントは行われず、eid root keyとEID4を取得し、それを使用してdata1を取得し、disc keyを導出して暗号化されたファイルを復号し、ISOを作成という処理が行われます。
irdの作成はバックアップ機能の一部として実装されており、ISO作成後にirdの作成が行われます。
HENの場合はeid root keyの取得段階でエラーが発生します。ManaGunZには復号処理を行わない機能、要はdisc keyで暗号化された状態のバックアップを作成する機能も実装されており、そちらであればHENでも実行可能です。HENで復号状態のバックアップを作成したい場合はmultiMANかIRISMANを使用してください。
ManaGunZにはdata1/data2/PICのダンプ機能やeid root keyのダンプ機能、3Dump.bin(eid root keyとEID4)の作成機能もあり、irdの作成やdata1/data2/PICの取得を目的とするCFWユーザーにとっては便利なHomebrewと言えます。②で書いたように同じirdがps3ird.free.frに無ければ作成したirdがアップロードされるため、CFWユーザーの場合はManaGunZでバックアップする事がirdを求める人達の助けに繋がります。
PS3でUSBストレージを使用する方は、MBR/GPTに注意してください。
PS3はGPTのUSBストレージには対応しておらず、MBRである必要があります。
(唯一、webMAN MODがバックアップ起動のためにGPTのexFATのストレージをサポートしているようですが。) PS3でUSBストレージが認識しない場合は、ファイルシステムだけでなくMBRかどうかも確認してください。
ISOとしてのバックアップでIRISMANを使用する場合は、作成されるISOのファイル名が "dev_bdvd.iso" 固定だという所には注意してください。複数のディスクを続けてバックアップしたい場合は都度ISOをリネームする必要があります。
FAT32のUSBストレージにISOとしてバックアップする場合、ISOが4GB毎に分割されます。JB folderとしてのバックアップの場合、4GBを越えるファイルが4GB毎に分割されます。IRISMANの場合、ISOとして内蔵HDDかNTFSのUSBストレージへバックアップする際も分割するか否か選択可能です。
(PS3の内蔵HDDはファイルシステムにUFS2が採用されているため、FAT32のような4GBの制限は存在しません。)
分割されたISOは、作成方法によっては「隠しファイル」かつWindowsで言う「保護されたオペレーティングシステムファイル」として作成される事があります。分割されたISOがWindowsのエクスプローラー等で見えない場合、先述のファイルが表示出来るように設定を変更してみてください。
4GBを越えるファイルが存在するゲームのバックアップをFAT32のUSBストレージに作成する場合、JB folderに拘る理由が無ければISOとしてバックアップする事を推奨します。バックアップ起動において、分割ISOであればそのままマウント可能ですが、分割ファイルが存在するJB folderの場合は内蔵HDDに結合ファイルを作成した後にマウントされ、該当のファイルはUSBストレージ側ではなく内蔵HDD側が参照されます。
つまり結合ファイルの作成時間が無駄です。よって、JB folderに拘る理由が無ければISOを推奨します。
これはFAT32のUSBストレージにJB folderとしてバックアップする場合の話です。
内蔵HDDにJB folderとしてバックアップする場合はファイルが分割される事はありません。
ディスク版をバックアップする上で知っておきたい事、は以上です。
●[BD] CFW/HENでISOとしてバックアップ (multiMAN)
●用意するもの
multiMANにはmultiMANモードとCobra用のmmCMモードという2つのモードがあります。
PS3のゲームのISOを扱う場合はmmCMモードにしておく必要があります。
Cobraが有効な場合はmmCMモードで起動するので、基本的に手動で切り替える必要はありません。
●手順
ISOはPS3ISOフォルダに作成されます。
ファイル名は通常はゲームのタイトル名が使用されますが、空白が使用されるゲームもあります。
(バックアップ起動において、ファイル名は何でも構いません。お好きなようにしてください)
multiMANのデフォの決定ボタンは×ボタンです。○にしたい場合は Settings → Button Assignment → Circle
BGMであるThe Eyes Of Truthが煩いと感じる場合は Settings → Theme Audio → Disable
言語設定は Settings → Interface Language
※L1/R1でGUIの変更が可能ですが、この記事ではデフォであるXMBの使用を前提としています
multiMANは、インストール直後はPS3のXMBでの表示名は "multiMAN" ですが、一度mmCMモードで起動するとXMBでの表示名は "mmCM" に変わります。
●用意するもの
- PS3 (CFW/HEN)
- PS3のゲームディスク
- multiMAN (v04.85.01以上)
- USBストレージ (FAT32) (USBストレージにバックアップする場合)
multiMANにはmultiMANモードとCobra用のmmCMモードという2つのモードがあります。
PS3のゲームのISOを扱う場合はmmCMモードにしておく必要があります。
Cobraが有効な場合はmmCMモードで起動するので、基本的に手動で切り替える必要はありません。
●手順
- multiMANのpkgをDLし、PS3にインストールする。
- ISOとしてバックアップしたいディスクを挿入する。
- (USBストレージにバックアップしたい場合は)
USBストレージをPS3に接続する。 - multiMAN を起動する。
"multiMAN is with you for almost 10 years!" という寄付を募るメッセージは必ず表示されます。
初回起動時は "Installing mmCM data to internal HDD" といったメッセージが表示されます。
初回はその処理が完了するとmultiMANのXMBに移行します。 - XMBのGame列で挿入したディスクのゲームにカーソルを合わせ、△ボタンを押す。
挿入したディスクが表示されない場合はRefreshを実行してください。
(それでも表示されない場合はmultiMANを再起動し、それでも表示されないなら本体を再起動。) - "Create ISO" を選択する。
- バックアップ先を選択する。
(内蔵HDDの場合は "PS3 HDD"、USBストレージの場合は "USB#x") - "Creating ISO image, please wait..." と表示されるので完了するまで待つ。
- 完了すると "ISO Image saved as...." と表示されるので "OK" を選択する。作業終了。
ISOはPS3ISOフォルダに作成されます。
ファイル名は通常はゲームのタイトル名が使用されますが、空白が使用されるゲームもあります。
(バックアップ起動において、ファイル名は何でも構いません。お好きなようにしてください)
multiMANのデフォの決定ボタンは×ボタンです。○にしたい場合は Settings → Button Assignment → Circle
BGMであるThe Eyes Of Truthが煩いと感じる場合は Settings → Theme Audio → Disable
言語設定は Settings → Interface Language
※L1/R1でGUIの変更が可能ですが、この記事ではデフォであるXMBの使用を前提としています
multiMANは、インストール直後はPS3のXMBでの表示名は "multiMAN" ですが、一度mmCMモードで起動するとXMBでの表示名は "mmCM" に変わります。
●[BD] CFW/HENでJB folderとしてバックアップ (multiMAN)
●用意するもの
ISOを展開する事でもJB folderとなりますが、この項目ではJB folderとしてバックアップする手順を紹介します。
CFWはCobra実装の物でなくとも構いません。
●手順
JB folderはGAMESフォルダに作成されます。
作成されるJB folderの命名規則は "タイトルID-[タイトル名]" です。
バックアップ起動おいて、JB folderの名前は何でも構いません。
●用意するもの
- PS3 (CFW/HEN)
- PS3のゲームディスク
- multiMAN (v04.85.01以上)
- USBストレージ (FAT32) (USBストレージにバックアップする場合)
ISOを展開する事でもJB folderとなりますが、この項目ではJB folderとしてバックアップする手順を紹介します。
CFWはCobra実装の物でなくとも構いません。
●手順
- multiMANのpkgをDLし、PS3にインストールする。
- JB folderとしてバックアップしたいディスクを挿入する。
- (USBストレージにバックアップしたい場合は)
USBストレージをPS3に接続する。 - multiMAN を起動する。
"multiMAN is with you for almost 10 years!" という寄付を募るメッセージは必ず表示されます。
初回起動時は "Installing mmCM data to internal HDD" といったメッセージが表示されます。
初回はその処理が完了するとmultiMANのXMBに移行します。 - XMBのGame列で挿入したディスクのゲームにカーソルを合わせ、△ボタンを押す。
挿入したディスクが表示されない場合はRefreshを実行してください。
(それでも表示されない場合はmultiMANを再起動し、それでも表示されないなら本体を再起動。) - "Copy" を選択する。
- バックアップ先を選択する。
(内蔵HDDの場合は "PS3 HDD"、USBストレージの場合は "USB#x") - "Do you want to copy game from BD-ROM to xxx" と表示されるので "はい" を選択する。
- "Copying xx files (x GB), please wait..." と表示されるので完了するまで待つ。
- 完了すると "Done!" と表示されるので□ボタンを押す。作業終了。
JB folderはGAMESフォルダに作成されます。
作成されるJB folderの命名規則は "タイトルID-[タイトル名]" です。
バックアップ起動おいて、JB folderの名前は何でも構いません。
●[BD] CFW/HENでISOとしてバックアップ (IRISMAN)
●用意するもの
手順4まではIRISMANの初回インストール時の作業です。
手順8まではIRISMANにディスクを認識させるための設定変更作業です。
手順7で触れている設定を変更済みの場合、作業は手順9からで構いません。
●手順
"Split in 4GB parts?" という分割を問うメッセージは、FAT32のUSBストレージ以外を選択した場合に、ゲームのサイズに関係無く表示されます。そのため、仮にYesでも4GB以下のゲームであれば分割はされません。分割する理由が無い場合は、分割しなくても構いません。分割するかどうかは自分で判断してください。
ISOは選択したバックアップ先のPS3ISOフォルダに "dev_bdvd.iso"として 作成されます。
続けて別のディスクのバックアップがしたい場合はISOをリネームしてください。
(バックアップ起動において、ファイル名は何でも構いません。お好きなようにしてください)
([Global Options] → [Tools] → [File Manager] でファイルマネージャーが使用可能です)
IRISMAN上でディスクが認識されない場合はディスクを取り出して再度挿入してみてください。
IRISMANはゲームの種類別(PS3のゲーム、Homebrew等)の表示に対応しており、PS3のゲームが表示されないリストが選択されている場合はディスクのゲームは表示されません。IRISMANのデフォルトのGUIはCoverflowで、Coverflowの場合は方向キー上でリストの変更が可能です。リストはGlobal Optionsの"Game List"からも変更可能です。GUIは"Change Current GUI"で変更可能です。
●用意するもの
- PS3 (CFW/HEN)
- PS3のゲームディスク
- IRISMAN
- USBストレージ (FAT32/NTFS) (USBストレージにバックアップする場合)
手順4まではIRISMANの初回インストール時の作業です。
手順8まではIRISMANにディスクを認識させるための設定変更作業です。
手順7で触れている設定を変更済みの場合、作業は手順9からで構いません。
●手順
- IRISMANのpkgをDLし、PS3にインストールする。
- IRISMANを起動する。
- 初回起動時は画面サイズの設定があるので、変更したい場合は変更し、○ボタンで決定する。
(画面には×ボタンで設定保存と表示されますが、日本のPS3の場合は○ボタンです。) - "Do you want to use /dev_hdd0/GAMES to install the game?" と表示されるので "はい" を選択する。
- STARTボタンを押す。("Global Options" が表示される。)
- "Tools" を選択する。
- "Cobra / Disc-less payload" にカーソルを合わせ○ボタンを押し、"With BDVD Controller" に変更する。
(これでディスクからのバックアップが可能になる。) - ×ボタンを押す。(PS3が自動的に再起動する。)
- (HENを使用している場合は) HENを有効にする。
- ISOとしてバックアップしたいディスクを挿入する。
- (USBストレージにバックアップしたい場合は)
USBストレージをPS3に接続する。 - IRISMANを起動する。
- 挿入したディスクのゲームにカーソルを合わせ、△ボタンを押す。(オプションが表示される。)
- "Build ISO" を選択し、バックアップ先を選択する。
(内蔵HDDの場合は "/dev_hdd0"、FAT32のUSBストレージの場合は "/dev_usb00x"、
NTFSのUSBストレージの場合は "/ntfs0") - ("Split in 4GB parts?" と表示される場合は)
分割するならYes(○ボタン)、分割しないならNo(△ボタン)。
(画面にはYesは×ボタンと表示されますが、日本のPS3の場合は○ボタンです。) - バックアップが完了するまで待つ。
- 完了すると画面上部に "100%" と表示される。○ボタンか×ボタンを押してメインメニューに戻る。
作業終了。
"Split in 4GB parts?" という分割を問うメッセージは、FAT32のUSBストレージ以外を選択した場合に、ゲームのサイズに関係無く表示されます。そのため、仮にYesでも4GB以下のゲームであれば分割はされません。分割する理由が無い場合は、分割しなくても構いません。分割するかどうかは自分で判断してください。
ISOは選択したバックアップ先のPS3ISOフォルダに "dev_bdvd.iso"として 作成されます。
続けて別のディスクのバックアップがしたい場合はISOをリネームしてください。
(バックアップ起動において、ファイル名は何でも構いません。お好きなようにしてください)
([Global Options] → [Tools] → [File Manager] でファイルマネージャーが使用可能です)
IRISMAN上でディスクが認識されない場合はディスクを取り出して再度挿入してみてください。
IRISMANはゲームの種類別(PS3のゲーム、Homebrew等)の表示に対応しており、PS3のゲームが表示されないリストが選択されている場合はディスクのゲームは表示されません。IRISMANのデフォルトのGUIはCoverflowで、Coverflowの場合は方向キー上でリストの変更が可能です。リストはGlobal Optionsの"Game List"からも変更可能です。GUIは"Change Current GUI"で変更可能です。
●[BD] CFWでISOとしてバックアップ + irdを作成 (ManaGunZ)
●用意するもの
CFWでのみ可能です。eid root keyの取得処理があるため、HENでは出来ません。
irdに記録するために各ファイルのMD5の計算及びディスクのヘッダー/フッターに当る部分の圧縮処理があるため、バックアップ作業としてはmultiMANやIRISMANに比べると少しだけ時間が掛かります。単にISOの作成だけが目的の場合はmultiMANかIRISMANを使用してください。
ird作成後、同じirdがps3ird.free.frにあるかどうかチェックされ、無ければアップロードされます。
どうしてもアップロードしたくない場合は、ネットに接続していない状態で作業を行ってください。
ISO及びirdの作成先として各ストレージのPS3ISOフォルダ、PS2ISOフォルダ、PSXISOフォルダ、PSPISOフォルダ、GAMESフォルダ、GAMEZフォルダが選択可能ですが、存在しないフォルダを選択した場合にはエラーが発生します。エラーが発生した場合は対象のストレージにそのフォルダが存在するかどうかを確認し、存在しない場合は作成してください。
●手順
ISO及びirdの命名規則は "タイトルID_年月日_時間" です。
(時間部分はv1.39時点では協定世界時(UTC)のようです。)
irdはISOと同じ場所に作成されます。
●用意するもの
- PS3 (CFW)
- PS3のゲームディスク
- ManaGunZ
- USBストレージ (FAT32/NTFS/exFAT) (USBストレージにバックアップする場合)
CFWでのみ可能です。eid root keyの取得処理があるため、HENでは出来ません。
irdに記録するために各ファイルのMD5の計算及びディスクのヘッダー/フッターに当る部分の圧縮処理があるため、バックアップ作業としてはmultiMANやIRISMANに比べると少しだけ時間が掛かります。単にISOの作成だけが目的の場合はmultiMANかIRISMANを使用してください。
ird作成後、同じirdがps3ird.free.frにあるかどうかチェックされ、無ければアップロードされます。
どうしてもアップロードしたくない場合は、ネットに接続していない状態で作業を行ってください。
ISO及びirdの作成先として各ストレージのPS3ISOフォルダ、PS2ISOフォルダ、PSXISOフォルダ、PSPISOフォルダ、GAMESフォルダ、GAMEZフォルダが選択可能ですが、存在しないフォルダを選択した場合にはエラーが発生します。エラーが発生した場合は対象のストレージにそのフォルダが存在するかどうかを確認し、存在しない場合は作成してください。
●手順
- ManaGunZのpkgをDLし、PS3にインストールする。
- (USBストレージにバックアップしたい場合は)
USBストレージをPS3に接続する。 - ManaGunZを起動する。
- (言語が英語ではない場合は)
(私の環境ではなぜかロシア語が設定されていたので…)- STARTボタンを押す。
- 一番上の項目にカーソルを合わせ、×ボタンを押す。
- 5つ目の項目にカーソルを合わせ、×ボタンを押す。
- 方向キー上下で言語をEnglishに変更する。
- ○ボタンを3回押してManaGunZのホーム画面(XMB)に戻る。
- ISOとしてバックアップしたいディスクを挿入する。
- 挿入したディスクのゲームにカーソルを合わせ、△ボタンを押す。(Game Optionsが表示される。)
挿入したディスクが表示されない場合はPSボタンでManaGunZを終了して再度起動してください。 - "Dump decrypted Blu-Ray disc" にカーソルを合わせ、×ボタンを押す。
- 方向キー上下でバックアップの作成先を選択し、×ボタンを押す。
(内蔵HDDの場合は "/dev_hdd0"、FAT32のUSBストレージの場合は "/dev_usb00x"、
NTFSのUSBストレージの場合は "/ntfs0"、exFATのUSBストレージの場合は "/exFAT0") - ISO、irdの作成が完了するまで待つ。
作成が完了したら作業終了。
ISO及びirdの命名規則は "タイトルID_年月日_時間" です。
(時間部分はv1.39時点では協定世界時(UTC)のようです。)
irdはISOと同じ場所に作成されます。
●[BD] CFW/HENでISOとしてバックアップ (暗号化状態)(ManaGunZ)
●用意するもの
●手順
ISOの命名規則は "タイトルID_年月日_時間.iso.enc" です。
(時間部分はv1.39時点では協定世界時(UTC)のようです。)
拡張子が紛らわしいですが、作成されるのは中のデータが暗号化状態のISOです。ISO自体が暗号化されているわけではありません。PCでImgBurn等を使用した場合と同じISOが作成されるはずです。
●用意するもの
- PS3 (CFW/HEN)
- PS3のゲームディスク
- ManaGunZ
- USBストレージ (FAT32/NTFS/exFAT) (USBストレージにバックアップする場合)
●手順
- 以下の項目の手順4までを行う。(ManagunZのインストール/起動。必要であれば言語変更も。)
CFWでISOとしてバックアップ + irdを作成 (ManaGunZ) - ISOとしてバックアップしたいディスクを挿入する。
- 挿入したディスクのゲームにカーソルを合わせ、△ボタンを押す。(Game Optionsが表示される。)
挿入したディスクが表示されない場合はPSボタンでManaGunZを終了して再度起動してください。 - "Dump encrypted Blu-Ray disc" にカーソルを合わせ、×ボタンを押す。
- 方向キー上下でバックアップの作成先を選択し、×ボタンを押す。
(内蔵HDDの場合は "/dev_hdd0"、FAT32のUSBストレージの場合は "/dev_usb00x"、
NTFSのUSBストレージの場合は "/ntfs0"、exFATのUSBストレージの場合は "/exFAT0") - ISOの作成が完了するまで待つ。作成が完了したら作業終了。
ISOの命名規則は "タイトルID_年月日_時間.iso.enc" です。
(時間部分はv1.39時点では協定世界時(UTC)のようです。)
拡張子が紛らわしいですが、作成されるのは中のデータが暗号化状態のISOです。ISO自体が暗号化されているわけではありません。PCでImgBurn等を使用した場合と同じISOが作成されるはずです。
●[BD] 3Dump.binの作成 (3k3y Keydumper)
3Dump.binはCFWのPS3でディスクからdisc keyを取得したりPCで3k3y Ripperを機能させるために必要なファイルで、物としては本体毎に固有のEID4とeid root keyを連結したファイルです。
(ManaGunZでdata1/data2/PICを取得する場合、3Dump.binを自分で用意する必要はありません。)
こちらの項目は、3k3y Teamがリリースした 3k3y Keydumper(3Dump) を使用する手順の紹介です。
3k3y KeydumperはCFW3.55上でしか機能しません。ダウングレードが面倒な場合や3.55にダウングレード出来ない初期FW3.56の2500を使用している場合は、3Dump.binの作成 (ManaGunZ) や 3Dump.binの作成 (手動) で紹介する手順を踏んでください。
●用意するもの
●手順
3Dump.binはCFWのPS3でディスクからdisc keyを取得したりPCで3k3y Ripperを機能させるために必要なファイルで、物としては本体毎に固有のEID4とeid root keyを連結したファイルです。
(ManaGunZでdata1/data2/PICを取得する場合、3Dump.binを自分で用意する必要はありません。)
こちらの項目は、3k3y Teamがリリースした 3k3y Keydumper(3Dump) を使用する手順の紹介です。
3k3y KeydumperはCFW3.55上でしか機能しません。ダウングレードが面倒な場合や3.55にダウングレード出来ない初期FW3.56の2500を使用している場合は、3Dump.binの作成 (ManaGunZ) や 3Dump.binの作成 (手動) で紹介する手順を踏んでください。
●用意するもの
- PS3 (CFW3.55)
- USBストレージ (FAT32)
- 3k3y-keydumper-v1.7z
●手順
- 3k3y-keydumper-v1.7z をDL,解凍してpkgを取り出し、PS3にインストールする。
- USBストレージを一番右(BDドライブに一番近いポート)(/dev_usb000)に挿す。
- 3k3y Keydumper(3Dump) を起動する。
- ピピピと音が鳴ってPS3が再起動するのを待つ。
- PS3が再起動したらUSBストレージの中を確認する。
ルートに96バイトの3Dump.binが作成されていれば成功。
●[BD] 3Dump.binの作成 (ManaGunZ)
●用意するもの
●手順
●用意するもの
- PS3 (CFW)
- ManaGunZ
●手順
- 以下の項目の手順4までを行う。(ManagunZのインストール/起動。必要であれば言語変更も。)
CFWでISOとしてバックアップ + irdを作成 (ManaGunZ) - ManaGunZ上でSTARTボタンを押して設定画面を開く。
- [System tools] → [Dump 3Dump.bin] を実行する。
"/dev_hdd0/tmp" (内蔵HDD) に 96バイトの3Dump.binが作成されていれば成功。
●[BD] 3Dump.binの用意 (手動)
こちらの項目は、EID4とeid root keyを取得して手動で3Dump.binを作る手順の紹介です。
●用意するもの
Rebug Toolboxの機能のうち、この手順で使用する機能に関してはどのCFWでも使用出来るはずですが、仮に何らかの問題が確認された場合はCFWをRebugに変更してください。Rebug ToolboxはPS3のXMBの言語を検出して言語を決定するようなので、手順中では各項目を日本語にしています。
●手順
こちらの項目は、EID4とeid root keyを取得して手動で3Dump.binを作る手順の紹介です。
●用意するもの
- PS3 (CFW)
- USBストレージ (FAT32)
- Rebug Toolbox
- PC
- 適当なバイナリエディタ (HxDがオススメ)
Rebug Toolboxの機能のうち、この手順で使用する機能に関してはどのCFWでも使用出来るはずですが、仮に何らかの問題が確認された場合はCFWをRebugに変更してください。Rebug ToolboxはPS3のXMBの言語を検出して言語を決定するようなので、手順中では各項目を日本語にしています。
●手順
- Rebug ToolboxのpkgをDLし、PS3にインストールする。
- USBストレージを一番右(BDドライブに一番近いポート)(/dev_usb000)に挿す。
- Rebug Toolboxを起動する。
- ユーティリティ列の "フラッシュメモリをファイルにエクスポート" を選択する。
- "フラッシュメモリをファイルにエクスポートしますか?" と表示されるので "はい" を選択する。
- フラッシュメモリのダンプが完了したら "OK" を選択してメッセージを閉じる。
- ユーティリティ列の "Eidルートキーをダンプ" を選択する。
- "Eidのルートキーをダンプし、再起動しますか?" と表示されるので "はい" を選択する。
- ピピピと音が鳴ってPS3が再起動したらeid root keyのダンプ成功。
- PCからFTPで接続したりmultiMANのmmOSを使用したりして以下をPCやUSBストレージにコピーする。
"/dev_hdd0/game/RBGTLBOX2/USRDIR/eid_root_key" - USBストレージをPCにセットする。(或いはPCからFTPでアクセス。)
- ダンプしたフラッシュメモリの拡張子を確認する。(NANDBIN/NORBIN)
- PCで3Dump.binという0バイトのファイルを作成する。
- バイナリエディタでフラッシュメモリのダンプ、eid_root_key、3Dump.binを開く。
- (フラッシュメモリのダンプがNANDBINの場合)
0x0081BA0 ~ 0x0081BCF の48バイトをコピーして3Dump.binに貼り付ける。 - (フラッシュメモリのダンプがNORBINの場合)
0x00303A0 ~ 0x00303CF の48バイトをコピーして3Dump.binに貼り付ける。 - eid_root_key (48バイト) をコピーして3Dump.binに貼り付ける。
3Dump.binの完成。
●[BD] CFWでdata1/data2/PICをダンプ (ManaGunZ)
●用意するもの
(ManaGunZはNTFS及びexFATもサポートしていますが、ManaGunZ v1.39時点で、私の環境では、data1/data2/PICのダンプ先として指定するとエラーが発生しました。)
●手順
指定したダンプ先に "タイトルID_年月日_時間.disc.key" としてダンプされます。
(時間部分はv1.39時点では協定世界時(UTC)のようです。)
作成先としてPS3ISOフォルダ、PS2ISOフォルダ、PSXISOフォルダ、PSPISOフォルダ、GAMESフォルダ、GAMEZフォルダが選択可能ですが、存在しない場合にはエラーが発生するので、存在しない場合は作成しておいてください。
このdisc.keyファイルは、名前が紛らわしいですが、data1から導出されるdisc keyではありません。
data1/data2/PICをまとめたファイルで、3k3y Ripperが作成するISOの 0xf70~0x1012 に埋め込まれるデータと同じ物です。手持ちのISO(暗号化状態)の該当の位置に書き込む事で、IsoToolsでirdの作成が可能になります。
disc.keyファイルは、以下の順でデータが結合されています。
Encrypted 3K RIP というテキストは、IsoToolsで暗号化状態/復号状態の判定時に使用されます。
(Decrypted 3K RIP にすると復号状態のISOとして認識されます。)
なおdata2のダンプは、実際のdata2から導出されたdisc idの後ろの4バイトをマスクした状態で再度data2にした物です。data2は各ディスクで一意の物だと考えられており、導出されるdisc idは以下のようになります。
00000000000000FF00020001xxxxxxxx (最後の4バイトは一意だと考えられている。)
3k3y RipperやManaGunZはこの4バイトを 00000001 と見做して(=マスクして)再度data2を求めます。
そのためdisc.keyファイルや既存のirdに含まれるdata2は殆どの場合、以下の値になるはずです。
508ea396776d0928e58d57469f30d059
●用意するもの
- PS3 (CFW)
- PS3のゲームディスク
- ManaGunZ
- USBストレージ (FAT32) (USBストレージにダンプする場合)
(ManaGunZはNTFS及びexFATもサポートしていますが、ManaGunZ v1.39時点で、私の環境では、data1/data2/PICのダンプ先として指定するとエラーが発生しました。)
●手順
- 以下の項目の手順4までを行う。(ManagunZのインストール/起動。必要であれば言語変更も。)
CFWでISOとしてバックアップ + irdを作成 (ManaGunZ) - ディスクを挿入する。
- 挿入したディスクのゲームにカーソルを合わせ、△ボタンを押す。(Game Optionsが表示される。)
挿入したディスクが表示されない場合はPSボタンでManaGunZを終了して再度起動してください。 - "Dump Blu-Ray disc key" にカーソルを合わせ、×ボタンを押す。
- 方向キー上下でダンプ先を選択し、×ボタンを押す。
(内蔵HDDの場合は "/dev_hdd0"、FAT32のUSBストレージの場合は "/dev_usb00x")
指定したダンプ先に "タイトルID_年月日_時間.disc.key" としてダンプされます。
(時間部分はv1.39時点では協定世界時(UTC)のようです。)
作成先としてPS3ISOフォルダ、PS2ISOフォルダ、PSXISOフォルダ、PSPISOフォルダ、GAMESフォルダ、GAMEZフォルダが選択可能ですが、存在しない場合にはエラーが発生するので、存在しない場合は作成しておいてください。
このdisc.keyファイルは、名前が紛らわしいですが、data1から導出されるdisc keyではありません。
data1/data2/PICをまとめたファイルで、3k3y Ripperが作成するISOの 0xf70~0x1012 に埋め込まれるデータと同じ物です。手持ちのISO(暗号化状態)の該当の位置に書き込む事で、IsoToolsでirdの作成が可能になります。
disc.keyファイルは、以下の順でデータが結合されています。
- テキスト (16バイト)
Encrypted 3K RIP - data1 (16バイト)
- data2 (16バイト)
- PIC (115バイト)
Encrypted 3K RIP というテキストは、IsoToolsで暗号化状態/復号状態の判定時に使用されます。
(Decrypted 3K RIP にすると復号状態のISOとして認識されます。)
なおdata2のダンプは、実際のdata2から導出されたdisc idの後ろの4バイトをマスクした状態で再度data2にした物です。data2は各ディスクで一意の物だと考えられており、導出されるdisc idは以下のようになります。
00000000000000FF00020001xxxxxxxx (最後の4バイトは一意だと考えられている。)
3k3y RipperやManaGunZはこの4バイトを 00000001 と見做して(=マスクして)再度data2を求めます。
そのためdisc.keyファイルや既存のirdに含まれるdata2は殆どの場合、以下の値になるはずです。
508ea396776d0928e58d57469f30d059
●[BD] CFWでdisc key/disc id/PICをダンプ (GetKey)
GetKeyはRedumpに投稿する人向けに開発されたHomebrewで、disc key/disc id/PICを記述したテキストファイルを取得可能です。disc idは後ろの4バイトを以下のようにマスクした状態で出力されます。
00000000000000ff00020001XXXXXXXX
zefie氏が変更を加えたバージョンのGetKeyも存在し、そちらの場合は実際のdata2が扱われます。
テキストファイルにはマスクしたdisc idと実際のdisc idの両方が記述されます。
また、ManaGunZと同じ形式のdisc.keyファイルも作成されます。(data2部分は実際のdata2です。)
実際のdata2/disc idをダンプしても、使い道が無いので何も得はしません。
実際のdata2/disc idに興味がある場合のみzefie氏の物を使用してください。
●用意するもの
●手順
getkey.logはdisc keyやdisc id、PIC(132バイト)を記述したテキストファイルです。
disc.picはPICの完全なダンプです。Redumpのフォーラムに投稿する人向けです。
zefie氏の物を使用した場合はdisc.keyファイルも作成されているはずです。
GetKeyはRedumpに投稿する人向けに開発されたHomebrewで、disc key/disc id/PICを記述したテキストファイルを取得可能です。disc idは後ろの4バイトを以下のようにマスクした状態で出力されます。
00000000000000ff00020001XXXXXXXX
zefie氏が変更を加えたバージョンのGetKeyも存在し、そちらの場合は実際のdata2が扱われます。
テキストファイルにはマスクしたdisc idと実際のdisc idの両方が記述されます。
また、ManaGunZと同じ形式のdisc.keyファイルも作成されます。(data2部分は実際のdata2です。)
実際のdata2/disc idをダンプしても、使い道が無いので何も得はしません。
実際のdata2/disc idに興味がある場合のみzefie氏の物を使用してください。
●用意するもの
- PS3 (CFW)
- PS3のゲームディスク
- USBストレージ (FAT32)
- GetKey-r2-GameOS.7z
(実際のdata2/disc idに興味があるならgetkey_zefie.pkg) - 3Dump.bin
●手順
- 3Dump.binをUSBストレージのルートに配置しておく。
- GetKeyのpkgをPS3にインストールする。
- USBストレージを一番右(BDドライブに一番近いポート)(/dev_usb000)に挿す。
- disc keyを取得したいディスクを挿入する。
- GetKeyを起動する。
(ダンプ処理中は黒い画面です。処理が終了すると自動でXMBに戻ります。) - XMBに戻ったらUSBストレージのルートを確認する。
disc.picとgetkey.logが作成されていたら成功。
getkey.logはdisc keyやdisc id、PIC(132バイト)を記述したテキストファイルです。
disc.picはPICの完全なダンプです。Redumpのフォーラムに投稿する人向けです。
zefie氏の物を使用した場合はdisc.keyファイルも作成されているはずです。
●[BD] 3k3y Ripperのセットアップ①
この項目では、3k3y Ripperのセットアップについて簡単に紹介します。
以下が3k3y Ripper v1のセットです。中央にある小さな基板が3k3y Ripper本体です。
BDドライブと基板を繋ぐためのフラットケーブル、電源用のPWM4ピンメス~ペリフェラル4ピンオスケーブル、
基板とPCでデータをやり取りするためのmicroUSBケーブル が付属します。

v1はCECHKまでに搭載されているPATAのBDドライブに対応した物で、v2はPATAとCECHL以降のSATAのBDドライブに対応しています。v2は持っていないので私からは紹介出来ませんが、セットアップ手順は同じです。
(SATAのBDドライブを使用する際にケーブルと使用ポートが変わるだけ)
以下はCECHAのBDドライブの裏側です。フラットケーブルは右のポートに接続します。

BDドライブの電源はPWM4ピンで、本来はPS3の基板と両端がPWM4ピンメスのケーブルで繋がれています。
そのケーブルを使用して電源を取っても構いませんが、今回は3k3y Ripperに付属のケーブルを使用します。
それと合わせて電源のために以下のペリフェラル4ピンメスのACアダプタを使用します。
(これはたしか、センチュリーの裸族の頭という製品に付属していた奴だったと思います。)

最終的に以下のようになります。

v1基板。

BDドライブと3k3y Ripperに問題が無ければ、電源を入れるとディスクの挿入が可能になります。
基板右側のEJECTボタンでディスクを取り出す事が可能です。
ここまででハードウェアの準備は完了です。②ではツールのセットアップ手順について簡単に紹介します。
この項目では、3k3y Ripperのセットアップについて簡単に紹介します。
以下が3k3y Ripper v1のセットです。中央にある小さな基板が3k3y Ripper本体です。
BDドライブと基板を繋ぐためのフラットケーブル、電源用のPWM4ピンメス~ペリフェラル4ピンオスケーブル、
基板とPCでデータをやり取りするためのmicroUSBケーブル が付属します。

v1はCECHKまでに搭載されているPATAのBDドライブに対応した物で、v2はPATAとCECHL以降のSATAのBDドライブに対応しています。v2は持っていないので私からは紹介出来ませんが、セットアップ手順は同じです。
(SATAのBDドライブを使用する際にケーブルと使用ポートが変わるだけ)
以下はCECHAのBDドライブの裏側です。フラットケーブルは右のポートに接続します。

BDドライブの電源はPWM4ピンで、本来はPS3の基板と両端がPWM4ピンメスのケーブルで繋がれています。
そのケーブルを使用して電源を取っても構いませんが、今回は3k3y Ripperに付属のケーブルを使用します。
それと合わせて電源のために以下のペリフェラル4ピンメスのACアダプタを使用します。
(これはたしか、センチュリーの裸族の頭という製品に付属していた奴だったと思います。)

最終的に以下のようになります。

v1基板。

BDドライブと3k3y Ripperに問題が無ければ、電源を入れるとディスクの挿入が可能になります。
基板右側のEJECTボタンでディスクを取り出す事が可能です。
ここまででハードウェアの準備は完了です。②ではツールのセットアップ手順について簡単に紹介します。
●[BD] 3k3y Ripperのセットアップ②
この項目では、3k3y Ripperを機能させるためのWindows用ツール(IsoTools)のセットアップ手順を紹介します。
●用意するもの
●手順
この項目では、3k3y Ripperを機能させるためのWindows用ツール(IsoTools)のセットアップ手順を紹介します。
●用意するもの
- 3k3yRipper + BDドライブ (①の最終的な形)
- PC (Windows)
- 3Dump.bin (PS3本体との紐付けを保ったままにしたい場合)
- IsoTools-v1.34.9.7z
- PS3のゲームディスク
●手順
- 3k3y Ripperの電源を入れ、USBケーブルをPCに接続する。
- IsoTools-v1.34.9.7zをDL,解凍してmsiファイルを取り出し、インストールする。
- IsoTools.exe を起動する。
BDドライブが正常に認識されていれば "Drive Detected OK" と表示されます。
この時点では認証が通っていないので "Drive Authentication Failed" と表示されます。 - (3Dump.binを用意した場合は)
"Load 3Dump" をクリックして3Dump.binを選択し、認証を済ませる。 - メニューバーの "Tools" から "Settings" を開く。
- "Check for updates" を無効にする。
- (3Dump.binを用意しなかった場合は)
"Use Default Keys" を有効にする。
("Are you sure you want to do this?" と聞かれるので "はい" をクリックする。) - "Automatically upload IRD files after ripping" を無効にする。
- "Download update pup files automatically" を無効にする。
- 右下の "OK" をクリックしてSettingsウィンドウを閉じる。
- (手順7を行った場合は)
"Do you want to OVERWRITE the keys of the drive?" と聞かれるので "はい" をクリックする。
(聞かれない場合はツールを再起動したりディスクを挿入したりすると聞かれるかも。) - 3k3y Ripperのセットアップ完了。
BDドライブの認証が通ると "Drive Authenticated OK" と表示されます。
ディスクが入っていない場合は "No disc in drive" と表示されます。
続けてバックアップ作業を行う場合は → 3k3y RipperでISOとしてバックアップ + irdを作成
●[BD] 3k3y RipperでISOとしてバックアップ + irdを作成
こちらの項目では、3k3y Ripperを使用してディスクをバックアップする手順を紹介します。
3k3y Ripperのセットアップ② を完了させておく必要があります。
●用意するもの
●手順
IsoToolsに実装されているIrdViewerでirdの内容を閲覧可能です。
(Tools → View Ird File で開くか、irdをIsoToolsに関連付ける。)
こちらの項目では、3k3y Ripperを使用してディスクをバックアップする手順を紹介します。
3k3y Ripperのセットアップ② を完了させておく必要があります。
●用意するもの
- PC (Windows)
- 3k3yRipper + BDドライブ
- IsoTools
- PS3のゲームディスク
●手順
- IsoTools を起動する。
- BDドライブにディスクを挿入する。
(挿入すると以下のようなメッセージが表示されます。)
- "Rip Game" をクリックする。
- irdの作成先とファイル名を設定する。
- ISOの作成先とファイル名を設定する。
- 処理が完了するまで待つ。
完了すると "All done." というメッセージが表示される。 - 3k3y RipperのEJECTボタンを押してディスクを取り出す。
作業終了。
IsoToolsに実装されているIrdViewerでirdの内容を閲覧可能です。
(Tools → View Ird File で開くか、irdをIsoToolsに関連付ける。)
●[BD] 3k3y Ripperで即キャンセルしてdata1/data2/PIC/disc keyを取得
data1/data2/PIC/disc keyが目的の場合、3k3y Ripperでのバックアップを即キャンセルする事が出来ます。
ディスク版をバックアップする上で知っておきたい事②で触れましたが、3k3y Ripperでバックアップすると、ISOの 0xf70~0x1012、つまり大体4KBの地点にdata1/data2/PICが埋め込まれます。その処理はバックアップ処理の最初の方に行われるため、それらが目的の場合は即キャンセルでも問題は無いという事になります。
ISOのその位置のデータを読み込んでdata1をdisc keyにして出力するGetKeyFrom3k3yというツールが存在するので、この項目ではバックアップの即キャンセルからそのツールの使用までを紹介します。
バイナリエディタを使用してdata1/data2/PICを取得する場合は、手順6までで構いません。
●用意するもの
●手順
data1/data2/PIC/disc keyが目的の場合、3k3y Ripperでのバックアップを即キャンセルする事が出来ます。
ディスク版をバックアップする上で知っておきたい事②で触れましたが、3k3y Ripperでバックアップすると、ISOの 0xf70~0x1012、つまり大体4KBの地点にdata1/data2/PICが埋め込まれます。その処理はバックアップ処理の最初の方に行われるため、それらが目的の場合は即キャンセルでも問題は無いという事になります。
ISOのその位置のデータを読み込んでdata1をdisc keyにして出力するGetKeyFrom3k3yというツールが存在するので、この項目ではバックアップの即キャンセルからそのツールの使用までを紹介します。
バイナリエディタを使用してdata1/data2/PICを取得する場合は、手順6までで構いません。
●用意するもの
- PC (Windows)
- 3k3yRipper + BDドライブ
- IsoTools
- GetkeyFrom3k3y-r1.7z
- PS3のゲームディスク
●手順
- IsoTools を起動する。
- BDドライブにディスクを挿入する。
(挿入すると以下のようなメッセージが表示されます。)
- "Rip Game" をクリックする。
- irdの作成先とファイル名を設定する。
(キャンセルするのでirdは作成されません。) - ISOの作成先とファイル名を設定する。
- 数秒間リッピングさせ、"Cancel" をクリックし、IsoTools を閉じる。
- GetkeyFrom3k3y-r1.7z をDLし、適当な場所に解凍する。
- コマンドプロンプトを開き、cdコマンドでGetKeyFrom3k3y.exeのあるディレクトリに移動する。
- 以下のように実行する。(括弧部分を置き換えてください。括弧は不要です。)
- disc key等の情報をコマンドプロンプトに出力するなら
GetKeyFrom3k3y.exe [手順6で作成したISOのパス] - disc key等の情報をテキストファイルとして出力するなら
GetKeyFrom3k3y [手順6で作成したISOのパス] > [出力するテキストファイルのパス]
- disc key等の情報をコマンドプロンプトに出力するなら
- 手順6で作成したISOを削除する。
●[BD] PCでJB folderとしてバックアップ (ps3-disc-dumper)
●用意するもの
PS3のディスクが読み込める事が既に分かっているBDドライブはRPCS3のサイトにまとめられています。
https://rpcs3.net/quickstart (Compatible Blu-ray disc drivesの所)
disc keyを持っている場合は、disc keyを値とした16バイトのファイル、或いはdisc keyを記述した32バイトのテキストファイルを作成しておいてください。どちらの場合も拡張子は dkey にしておいてください。
ps3-disc-dumperはird/disc keyを持っていない場合でも使用可能です。
IRD Libraryのird/埋め込まれたdisc keyから復号に使用出来る適切なird/disc keyが見つかればバックアップ処理に進めます。見つからなかった場合はird/disc keyを自分で用意する必要があります。
以下はWindows 10環境での作業を元に書いた手順です。ご了承ください。
●手順
適切なird/disc keyが見つからなかった場合、"Select disc key file..." というird/dkeyを選択するためのボタンが表示されますが、そのボタンを使用する手順は採用しませんでした。
v3.0.11時点で私の環境でそのボタンを使用した場合に2つのエラーが発生したためです。
1つが "Could not find a part of the path" というエラーです。Settingsの "IRD Cache Folder" で指定したフォルダが無い場合に発生します。おそらくv3.0.11では自分でird/dkeyを選択した場合にはフォルダが作成されないのだと思います。このエラーに関しては自分でフォルダを作成する事で対処可能です。指定したフォルダが存在する場合、ird/dkeyを選択するとそのフォルダにコピーされます。
もう1つのエラーは "No optical drives were found" というおかしなエラーです。これが発生するとps3-disc-dumperを再起動しなければバックアップ処理に進めません。
それらのエラーが発生する可能性がある事を考慮した結果、事前にirdフォルダを作成して手持ちのird/dkeyを入れておくという手順にした方が良いなという結論に至りました。
●用意するもの
- PC (Windows/Linux)
- PS3のゲームディスクが読み込めるBDドライブ
- PS3のゲームディスク
- ps3-disc-dumper
- ird/disc key (持っている場合)
PS3のディスクが読み込める事が既に分かっているBDドライブはRPCS3のサイトにまとめられています。
https://rpcs3.net/quickstart (Compatible Blu-ray disc drivesの所)
disc keyを持っている場合は、disc keyを値とした16バイトのファイル、或いはdisc keyを記述した32バイトのテキストファイルを作成しておいてください。どちらの場合も拡張子は dkey にしておいてください。
ps3-disc-dumperはird/disc keyを持っていない場合でも使用可能です。
IRD Libraryのird/埋め込まれたdisc keyから復号に使用出来る適切なird/disc keyが見つかればバックアップ処理に進めます。見つからなかった場合はird/disc keyを自分で用意する必要があります。
以下はWindows 10環境での作業を元に書いた手順です。ご了承ください。
●手順
- ps3-disc-dumper をDL、解凍する。
- ps3-disc-dumper.exe があるフォルダ内に irdフォルダ を作成する。
- (ird/dkeyを持っている場合は)
irdフォルダにird/dkeyをコピーする。 - ps3-disc-dumper.exe を起動する。
- 右上の歯車アイコンをクリックしてSettingsウィンドウを開く。
- (必要に応じて以下の設定を変更する) (変更が不要なら閉じる)
JB folderの出力先を "Output Folder" で設定。(デフォは実行ファイルと同じ場所)
各JB folderの命名規則を "Dump Name Pattern" で設定。 - BDドライブにディスクを挿入する。
自動でディスクのスキャン、復号に使用出来る適切なird/disc keyの検索が行われます。
(IRD Libraryのird、埋め込まれたdisc key、irdフォルダ から検索が行われます。)
自動でスキャンが開始されない場合は "Re-scan discs" をクリックしてください。 - (復号に使用出来る適切なird/disc keyが見つかった場合は)
"Start" をクリックしてバックアップ開始。完了したら作業終了。
irdが見つかった場合、バックアップと同時にMD5によるファイルの検証が行われます。
全ファイルのMD5が一致すると、バックアップ完了時、左下に "Dump is valid" と表示されます。
irdが見つからずdisc keyが見つかった場合、検証に使用する情報が無いので検証は行われません。
その場合、左下に "No validation info available" と表示されます。 - (復号に使用出来る適切なird/disc keyが見つからなかった場合は)
ps3-disc-dumperを終了し、適切なird/disc keyを何らかの方法で用意し、手順3の作業から。
適切なird/disc keyが見つからなかった場合、"Select disc key file..." というird/dkeyを選択するためのボタンが表示されますが、そのボタンを使用する手順は採用しませんでした。
v3.0.11時点で私の環境でそのボタンを使用した場合に2つのエラーが発生したためです。
1つが "Could not find a part of the path" というエラーです。Settingsの "IRD Cache Folder" で指定したフォルダが無い場合に発生します。おそらくv3.0.11では自分でird/dkeyを選択した場合にはフォルダが作成されないのだと思います。このエラーに関しては自分でフォルダを作成する事で対処可能です。指定したフォルダが存在する場合、ird/dkeyを選択するとそのフォルダにコピーされます。
もう1つのエラーは "No optical drives were found" というおかしなエラーです。これが発生するとps3-disc-dumperを再起動しなければバックアップ処理に進めません。
それらのエラーが発生する可能性がある事を考慮した結果、事前にirdフォルダを作成して手持ちのird/dkeyを入れておくという手順にした方が良いなという結論に至りました。
●[BD] PCでISOとしてバックアップ (暗号化状態)(ImgBurn)
こちらの項目では、PCでPS3のディスクのISO(暗号化状態)を作成する手順を紹介します。
●用意するもの
PS3のディスクが読み込める事が既に分かっているBDドライブはRPCS3のサイトにまとめられています。
https://rpcs3.net/quickstart (Compatible Blu-ray disc drivesの所)
●手順
こちらの項目では、PCでPS3のディスクのISO(暗号化状態)を作成する手順を紹介します。
●用意するもの
- PC (Windows)
- PS3のディスクが読み込めるBDドライブ
- PS3のゲームディスク
- ImgBurn
PS3のディスクが読み込める事が既に分かっているBDドライブはRPCS3のサイトにまとめられています。
https://rpcs3.net/quickstart (Compatible Blu-ray disc drivesの所)
●手順
- BDドライブにディスクを挿入する。
- ImgBurnをDL,インストールして起動する。
- "Create image file from disc" をクリックする。
- "Source" でBDドライブを選択する。
(複数台接続していたり、仮想ドライブが選択されたりしていない限り、通常は変更する必要無し) - "Destination" で保存先とファイル名を設定する。
- (必要に応じて "Read Speed" を変更する。)
- 左下のアイコンをクリックしてISO作成開始。
- 完了したら "Operation Successfully Completed!" と表示されるので "OK" をクリックする。
作業終了。
●[BD] PCでirdを用いてISO(暗号化状態)を復号
●用意するもの
以下の手順は、irdからdata1/data2/PICを取り出し、手持ちの暗号化状態のISOに埋め込んで3k3y Ripper製のISOを再現し、IsoToolsで復号する手順です。
●手順
●用意するもの
- PC (Windows)
- ISO(暗号化状態)
- ird(上記ISOを復号出来る物)
- PS3 ISO Patcher
- IsoTools-v1.34.9.7z
以下の手順は、irdからdata1/data2/PICを取り出し、手持ちの暗号化状態のISOに埋め込んで3k3y Ripper製のISOを再現し、IsoToolsで復号する手順です。
●手順
- PS3 ISO Patcher をDL,解凍してtest_patcher.exeを起動する。
- 復号したいISOを "Select ISO image:" で指定する。
- 指定したISOを復号出来るdata1を持つirdを "Select IRD image:" で指定する
- "Patch" をクリックしてパッチを適用する。(=data1/data2/PICの埋め込み)
- "Done!" というポップアップが表示されるので "OK" をクリックして閉じ、PS3 ISO Patcherを終了する。
- IsoTools-v1.34.9.7zをDL,解凍してmsiファイルを取り出し、インストールする。
- IsoTools.exe を起動する。
- "ISO Crypto" をクリックし、パッチを適用したISOを選択する。
- 選択したISOと同じディレクトリに復号されたISO(.dec.iso)が出力されるので、完了するまで待つ。
完了したら作業終了。
●[BD] PCでdata1/disc keyを用いてISO(暗号化状態)を復号
●用意するもの
●手順
●用意するもの
- PC (Windows)
- ISO(暗号化状態)
- data1 或いは disc key
- PS3Dec R5.7z
●手順
- PS3Dec R5.7z をDL,解凍する。
- コマンドプロンプトを開き、cdコマンドでPS3Dec.exeのあるディレクトリに移動する。
- 以下のように実行する。(括弧部分を置き換えてください。括弧は不要です。)
(PS3Decで使用するdata1/disc keyはファイルではなく文字列です。)
- data1 を使用する場合は
PS3Dec.exe d d1 [data1] [入力ISOのパス] [出力ISOのパス] - disc key を使用する場合は
PS3Dec.exe d key [disc key] [入力ISOのパス] [出力ISOのパス] - 3k3y Ripper製、或いはそれを再現するためにdata1/data2/PICを埋め込んだISOの場合は
PS3Dec.exe d 3k3y [入力ISOのパス] [出力ISOのパス]
- data1 を使用する場合は
●[BD] ISO(暗号化状態)にdata1/data2/PICを埋め込み、irdを作成
事前に CFWでdata1/data2/PICをダンプ (ManaGunZ) の手順に従ってdisc.keyファイルを用意しておいてください。何か別の方法でdata1(16バイト)/data2(16バイト)/PIC(115バイト)を取得した場合、Encrypted 3K RIPという16バイトのテキストを先頭にしてdata1/data2/PICを結合した163バイトのファイルを作成してください。ManaGunZで作成出来るdisc.keyファイルと同じファイルが完成します。
●用意するもの
IsoToolsにはCreate IRDというird作成ボタンが存在しますが、そちらは使用しません。
v1.34.9ではそのボタンの機能にバグが存在し、irdが出力されないためです。
IsoToolsにはリッピング時/ISO(暗号化状態)の展開時にirdを作成する機能があるので、以下の手順ではdisc.keyの内容を埋め込んだ後はIsoToolsからISOを展開するようにしています。
(data1が正しければ復号状態で展開されます。)
私が試した限りではv1.27まで遡るとCreate IRDボタンからirdが作成出来ましたが、irdの構造にはバージョンがあり、v1.34.9ではバージョンが9ですがv1.27では6です。irdのバージョン間の違いは把握していませんが、高い方が良いだろうという事で、この記事ではv1.27を使用した手順は採用しませんでした。
ISOを展開しなくても良いという人はIsoToolsの代わりにRedump2IRDを使用してみてください。
Redump2IRDでdata1/data2/PICを使用してirdを作成
●手順
事前に CFWでdata1/data2/PICをダンプ (ManaGunZ) の手順に従ってdisc.keyファイルを用意しておいてください。何か別の方法でdata1(16バイト)/data2(16バイト)/PIC(115バイト)を取得した場合、Encrypted 3K RIPという16バイトのテキストを先頭にしてdata1/data2/PICを結合した163バイトのファイルを作成してください。ManaGunZで作成出来るdisc.keyファイルと同じファイルが完成します。
●用意するもの
- PC (Windows)
- ISO(暗号化状態)
- disc.keyファイル (data1/data2/PICを結合した163バイトのファイル)
- 適当なバイナリエディタ (HxDがオススメ)
- IsoTools-v1.34.9.7z
IsoToolsにはCreate IRDというird作成ボタンが存在しますが、そちらは使用しません。
v1.34.9ではそのボタンの機能にバグが存在し、irdが出力されないためです。
IsoToolsにはリッピング時/ISO(暗号化状態)の展開時にirdを作成する機能があるので、以下の手順ではdisc.keyの内容を埋め込んだ後はIsoToolsからISOを展開するようにしています。
(data1が正しければ復号状態で展開されます。)
私が試した限りではv1.27まで遡るとCreate IRDボタンからirdが作成出来ましたが、irdの構造にはバージョンがあり、v1.34.9ではバージョンが9ですがv1.27では6です。irdのバージョン間の違いは把握していませんが、高い方が良いだろうという事で、この記事ではv1.27を使用した手順は採用しませんでした。
ISOを展開しなくても良いという人はIsoToolsの代わりにRedump2IRDを使用してみてください。
Redump2IRDでdata1/data2/PICを使用してirdを作成
●手順
- バイナリエディタでISOとdisc.keyファイルを開く。
- disc.keyファイルの内容(163バイト)をコピーする。
- ISOの 0xf70~0x1012 に貼り付ける。
(挿入ではなく既存の値の上書きです。ISOのファイルサイズは変わりません。) - ISOの拡張子を小文字(.iso)にする。
(拡張子が大文字だとIsoToolsがエラーを吐くので。) - IsoTools-v1.34.9.7zをDL,解凍してmsiファイルを取り出し、インストールする。
- IsoTools.exe を起動する。
- メニューバーの "Tools" から "Settings" を開く。
- "Check for updates" を無効にする。
- "Automatically upload IRD files after ripping" を無効にする。
- "Create IRD while ripping/extracting" にチェックが入っている事を確認する。
(チェックが入っていない場合はチェックを入れてください。) - 右下の "OK" をクリックしてSettingsウィンドウを閉じる。
- メニューバーの "Tools" から "ISO" → "Extract ISO" を選択する。
- ISOの選択ウィンドウが開くので、ISO(暗号化状態)を選択する。
- 続けてISOの展開先を選択する。
- 続けてirdの作成先とファイル名を設定する。
- 展開が完了するのを待つ。
展開が完了するとirdが作成されます。irdが確認出来たら作業終了。
●[BD] Redump2IRDでdata1/data2/PICを使用してirdを作成
この項目は、Redump2IRDを使用してirdを作成する手順の紹介です。
IsoToolsのdllを使用してirdを作成するため、実質IsoToolsでのirdの作成です。
●用意するもの
ps3-projects-1349-2-bin.7z にはRedump2IRD等のツールが入っています。
ツールの詳細はRedumpのフォーラムの以下のトピックを確認してください。
http://forum.redump.org/topic/14035/various-ps3-tools/
Redump2IRDではdata1/data2/PICを入力(コピペ)する必要があります。
スペース無し/スペース有りの両方の入力がサポートされています。
スペース無しは 0123456789ABCDEF0123456789ABCDEF のような感じです。
スペース有りは 01 23 45 67 89 AB CD EF 01 23 45 67 89 AB CD EF のような感じです。
(バイナリエディタ等からのコピーを考慮してスペース有りもサポートされているのだと思います。)
PICはGetKeyのログの形式もサポートされています。(16バイト毎に改行された形式。)
●手順
この項目は、Redump2IRDを使用してirdを作成する手順の紹介です。
IsoToolsのdllを使用してirdを作成するため、実質IsoToolsでのirdの作成です。
●用意するもの
- PC (Windows)
- ISO(暗号化状態)
- data1 と data2 と PIC
- ps3-projects-1349-2-bin.7z
ps3-projects-1349-2-bin.7z にはRedump2IRD等のツールが入っています。
ツールの詳細はRedumpのフォーラムの以下のトピックを確認してください。
http://forum.redump.org/topic/14035/various-ps3-tools/
Redump2IRDではdata1/data2/PICを入力(コピペ)する必要があります。
スペース無し/スペース有りの両方の入力がサポートされています。
スペース無しは 0123456789ABCDEF0123456789ABCDEF のような感じです。
スペース有りは 01 23 45 67 89 AB CD EF 01 23 45 67 89 AB CD EF のような感じです。
(バイナリエディタ等からのコピーを考慮してスペース有りもサポートされているのだと思います。)
PICはGetKeyのログの形式もサポートされています。(16バイト毎に改行された形式。)
●手順
- ps3-projects-1349-2-bin.7z をDL,解凍する。
- Redump2IRD.exe を起動する。
- ウィンドウ左下の "Redump Mode" のチェックを外す。
- "Decrypted D1 (Key)" のテキストボックスにdata1を入力する。
(入力すると、導出されたdisc keyが "Encrypted D1 (Key)" のテキストボックスに表示されます。) - "Encrypted D2 (ID)" のテキストボックスにdata2を入力する。
(入力すると、導出されたdisc idが "Decrypted D2 (ID)" のテキストボックスに表示されます。) - PICの入力欄に16進数表記のPICを入力する。
- "Create IRD"ボタンをクリックする。
- ISOの選択ウィンドウが開くので、ISO(暗号化状態)を選択する。
- irdの作成先とファイル名を設定するウィンドウが開くので、設定する。
(ISO選択後、irdのウィンドウが開くまで時間がかかるかもしれません。) - irdの作成が完了するのを待つ。完了したら作業終了。
●[BD] Redump2IRDでdisc key/disc id/PICを使用してirdを作成
この項目は、Redump2IRDを使用してirdを作成する手順の紹介です。
IsoToolsのdllを使用してirdを作成するため、実質IsoToolsでのirdの作成です。
この手順はGetKeyを使用してdisc key/disc id/PICを取得した人か、Redumpでダンプ実績がありRedumpのPS3のDBを見れる人向けです。(RedumpのPS3のDBにはdisc key/disc id/PICが登録されている。)
●用意するもの
ps3-projects-1349-2-bin.7z にはRedump2IRD等のツールが入っています。
ツールの詳細はRedumpのフォーラムの以下のトピックを確認してください。
http://forum.redump.org/topic/14035/various-ps3-tools/
Redump2IRDではdisc key/disc id/PICを入力(コピペ)する必要があります。
スペース無し/スペース有りの両方の入力がサポートされています。
スペース無しは 0123456789ABCDEF0123456789ABCDEF のような感じです。
スペース有りは 01 23 45 67 89 AB CD EF 01 23 45 67 89 AB CD EF のような感じです。
(バイナリエディタ等からのコピーを考慮してスペース有りもサポートされているのだと思います。)
PICはGetKeyのログの形式もサポートされています。(16バイト毎に改行された形式。)
●手順
この項目は、Redump2IRDを使用してirdを作成する手順の紹介です。
IsoToolsのdllを使用してirdを作成するため、実質IsoToolsでのirdの作成です。
この手順はGetKeyを使用してdisc key/disc id/PICを取得した人か、Redumpでダンプ実績がありRedumpのPS3のDBを見れる人向けです。(RedumpのPS3のDBにはdisc key/disc id/PICが登録されている。)
●用意するもの
- PC (Windows)
- ISO(暗号化状態)
- disc key と disc id と PIC
- ps3-projects-1349-2-bin.7z
ps3-projects-1349-2-bin.7z にはRedump2IRD等のツールが入っています。
ツールの詳細はRedumpのフォーラムの以下のトピックを確認してください。
http://forum.redump.org/topic/14035/various-ps3-tools/
Redump2IRDではdisc key/disc id/PICを入力(コピペ)する必要があります。
スペース無し/スペース有りの両方の入力がサポートされています。
スペース無しは 0123456789ABCDEF0123456789ABCDEF のような感じです。
スペース有りは 01 23 45 67 89 AB CD EF 01 23 45 67 89 AB CD EF のような感じです。
(バイナリエディタ等からのコピーを考慮してスペース有りもサポートされているのだと思います。)
PICはGetKeyのログの形式もサポートされています。(16バイト毎に改行された形式。)
●手順
- ps3-projects-1349-2-bin.7z をDL,解凍する。
- Redump2IRD.exe を起動する。
- "Encrypted D1 (Key)" のテキストボックスにdisc keyを入力する。
(入力すると、導出されたdata1が "Decrypted D1 (Key)" のテキストボックスに表示されます。) - "Decrypted D2 (ID)" のテキストボックスにdisc idを入力する。
(入力すると、導出されたdata2が "Encrypted D2 (ID)" のテキストボックスに表示されます。) - PICの入力欄に16進数表記のPICを入力する。
- "Create IRD"ボタンをクリックする。
- ISOの選択ウィンドウが開くので、ISO(暗号化状態)を選択する。
- irdの作成先とファイル名を設定するウィンドウが開くので、設定する。
(ISO選択後、irdのウィンドウが開くまで時間がかかるかもしれません。) - irdの作成が完了するのを待つ。完了したら作業終了。
●[BD] PCでJB folderからISOを作成
●用意するもの
手順2~5はmakeps3iso等の更新作業です。
●手順
ISOの作成に使用される makeps3iso と genps3iso ですが、通常はmakeps3isoを選んでください。
バックアップ起動において何か問題が確認される場合のみgenps3isoに切り替えてください。
●用意するもの
- PC (Windows)
- JB folder
- PS3 ISO Tools 2.2
- irismanager-4-x.rar
手順2~5はmakeps3iso等の更新作業です。
●手順
- PS3 ISO Tools 2.2をDLし、解凍する。
- irismanager-4-x.rar をDLし、解凍して PC_ps3iso_utilities_with_src_v1.9.zip を取り出す。
- PC_ps3iso_utilities_with_src_v1.9.zip を解凍して3つのexeファイルを取り出す。
(extractps3iso.exe, makeps3iso.exe, patchps3iso.exe) - 手順3の3つのexeファイルを、PS3 ISO Tools のToolsフォルダ内にコピーする。
- Toolsフォルダ内の fixps3iso.exe を削除し、patchps3iso.exe を fixps3iso.exe にリネームする。
- PS3_ISO_TOOLS V2.2.exe を起動する。
- (作成したISOをPS3実機上でバックアップ起動に使用する場合は)
"Firmware" の項目を自分のPS3のFWバージョンに一番近いバージョンに変更する。
(あえて古いCFWを使用していない限りは4.76を選択する事になると思います。) - "Create ISO(s)" をクリック。
- (PS3実機上であえて古いCFWを使用している場合は)
"Patch Game(s) To Firmware" を有効にする。(デフォで有効)
(これはそのゲームをFW3.55の鍵で再署名するか否かの設定。一般的には不要なので無効で良い。)
(再署名するかどうかをゲームの要求FWと手順7で設定したFWから判定させるなら "If Needed" )
(強制的に再署名させるなら "Always")
(ISOを作成せずJB folder中のファイルを直接再署名するなら "Just Patch And Don't Create ISO(s)") - (作成するISOにPS3_UPDATEフォルダを含めたく無い場合は)
"Exclude PS3_UPDATE - Folder From ISO(s)" を有効にする。 - (分割ISOを作成する場合は)
"Split ISO(s) To Fit On FAT32 device" を有効にする。
("Hide ISO-Part(s) In Windows Explorer" は "ISO.1" 以降を隠しファイルにするオプション) - (作成するISOの命名規則を [Game-Name] - [Game-ID] にする場合は)
"Rename ISO(s) To [Game-Name] - [Game-ID]" を有効にする。 - (ISOのファイル名中で特別な文字を許可する場合は)
"Allow Special Characters in ISO-Name(s)" を有効にする。
(バックアップ起動において問題になる事があるため、通常は無効が良い。) - (webMAN-MOD用にISOのファイル名に[auto]タグを付与する場合は)
"Add [auto]-Tag To ISO-Name(s)" を有効にする。
(タグの機能に関してはwebMAN-MODの_mount.hを確認してください。) - (webMAN-MOD用にISOのファイル名に[online]タグを付与する場合は)
"Add [online]-Tag To ISO-Name(s)" を有効にする。 - (ISOの作成先にICON0.PNGとPARAM.SFOを出力する場合は)
"Extract Game-Icon(s) and PARAM.SFO-File(s)" を有効にする。 - (参照したJB folderをISO作成完了時に削除する場合は)
"Delete Source Folder(s) After Conversion" を有効にする。 - "Continue" をクリックし、JB folder(PS3_GAMEがあるフォルダ)やJB folderをまとめたフォルダを指定し、
続けてISOの作成先を指定する - 作成が完了するまで待つ。
完了したら "CONVERTING DONE" と表示されるので "OK" をクリックして作業終了。
ISOの作成に使用される makeps3iso と genps3iso ですが、通常はmakeps3isoを選んでください。
バックアップ起動において何か問題が確認される場合のみgenps3isoに切り替えてください。
●[BD] PCでISOを分割
●用意するもの
●手順
●用意するもの
- PC (Windows)
- ISO
- PS3 ISO Tools 2.2
●手順
- PS3 ISO Tools 2.2をDL,解凍して起動する。
- "Split ISO(s)" をクリック。
- ("ISO.1"以降を隠しファイルにする場合は)
"Hide ISO-Part(s) In Windows Explorer" を有効にする。 - (分割後にオリジナルのISOを削除する場合は)
"Delete Full-ISO(s) After Splitting" を有効にする。 - "Continue" をクリックし、ISOを指定し、続けて分割ISOの作成先を指定する。
- 分割ISOの作成が完了するまで待つ
完了したら "ISO SPLITTING DONE" と表示されるので "OK" をクリックして作業終了。
●[BD] PCで分割ISOを結合
●用意するもの
●手順
●用意するもの
- PC (Windows)
- 分割ISO
- PS3 ISO Tools 2.2
●手順
- PS3 ISO Tools 2.2をDL,解凍して起動する。
- "Join ISO(s)" をクリックする。
- (結合後に分割ISOを削除する場合は)
"Delete Split-ISO(s) After Splitting" を有効にする。 - "Continue" をクリックし、分割ISOのパート0(ISO.0)を指定し、続けて結合ISOの作成先を指定する。
- 結合が完了するまで待つ。
完了したら "ISO-JOINING DONE" と表示されるので "OK" をクリックして作業終了。
●[DL] DL版をバックアップする上で知っておきたい事
DL版のコンテンツとして、この記事ではゲーム及びDLC、テーマ、アバターのバックアップについて解説します。
DL版はpkg形式で配信されています。pkgはソニーがPSP以降のハードで採用している形式で、一種のアーカイブファイルです。PS3ではPSストアからpkgをDL後、展開等のインストール処理が行われます。ソニーはpkgをhttpで配信しており、DLに関しては特に認証を設けていません。自身が購入したコンテンツであればpkgのURLを知る事が可能で、特に認証は無いのでURLさえ分かれば誰でもDL可能です。また、URLさえ分かればPCからでもDL可能です。
DL版のバックアップにおいては、2つのパターンが存在します。
まず1つが、PCでpkgをDLし、そのpkgをバックアップとするパターンです。
CFW/HENではpkgのインストールに使用するパッケージマネージャーが解放されるため、内蔵HDDやFAT32のUSBストレージに配置したpkgを自由にインストールする事が可能です。
もちろんRPCS3にもpkgのインストール機能は実装されています。
2つ目が、PS3にインストールされたDL版のデータのコピーをバックアップとするパターンです。
サイズの大きなコンテンツの場合、既にPS3にインストールされているのならpkgをDLするよりこちらの方が良いかもしれません。また、配信が終了してしまい再DL不可のコンテンツの場合、こちらの方法を取る必要があります。
(なお、DL版のデータのコピーは、pkgを展開した状態と同じです。)
次にライセンスについての解説です。
DL版のほとんどはDRMで保護されており、pkg/コピーを用意しただけではバックアップ起動等で扱えるようにはなりません。PS3ではDL版においてrifという形式のライセンスファイルが使用されます。rifにはDL版のEBOOT.BIN等の復号に使用するrifkey(klicensee)が格納されています。rif内のrifkeyはPS3の本体毎に固有のIDであるidpsと、PSNアカウントの機器認証時に作成されるact.datで暗号化されています。rifはPSストア上でコンテンツのDLを開始した際に作成されます。DLをキャンセルした場合でもrifはHDDに残ります。DRMフリーでrifやact.datが参照されないコンテンツも存在し、その場合はFWに格納されたklicenseeが使用されます。
rifkeyに関してはブルートフォースツール(Bruteforce EBOOT)が存在するにはします。
理論上、時間を掛ければPC上で取得可能ではありますが、掛かる時間的に現実的ではなく、そういう観点で見ればrifkeyのブルートフォースは不可能であるという認識の方が良いです。ただしツールの存在も無視出来ませんから、ツールがあるという意味ではrifkeyの取得は可能と言えます。もちろん勧められる作業では無いのでこの記事では使用方法等は紹介していません。
CFW/HEN/RPCS3ではDL版のDRM回避にrapが使用可能です。
rapはrifとact.datとidpsによって作成出来るファイルで、物としてはrifkeyを導出可能な状態にしたファイルです。
CFW/HENでは、ライセンスが必要な場合にrapが参照され、各環境に適したrifが自動的に作成されます。rapを使用したrifの生成にはact.datが必要です。CFWの場合、rifの自動生成にはCobra 8.2以上が必要です。Cobraが8.2未満のCFWの場合、reActPSN等を使用してrifを作成する必要があります。なお、CFWの場合、reActPSNを使用してPSNアカウントを用意せずにDRM回避用のact.datを作成する事が可能です。
(rapから作成されるrifは正規ライセンスではありません。CFW/HENでのみ機能します。)
RPCS3の場合、rapをexdataフォルダに配置すればライセンスとして機能します。
rapの作成する方法としては3つ存在します。
まず1つが、rifとact.datとidpsを用意し、PC上で作成する方法です。
この記事ではOFWユーザー向けとしてrifとact.datとidpsの取得手順を紹介しています。
2つ目が、CFW/HEN上で作成する方法です。Apollo Save ToolというHomebrewでrapを作成可能です。
3つ目が、Vita(HENkaku環境)でRIF RipperというHomebrewを使用する方法です。これについては後述します。
OFWユーザー向けの手順を紹介している理由は、OFWの場合はPSNの利用が100%安全だと言えるためです。
(OFWでrapを使用する事は出来ません。OFWユーザーでもrapの作成は可能というだけです。)
CFW/HENの場合、rapはApollo Save Toolで簡単に作成可能ですし、仮にPCで作成するにしても必要なファイルはすぐに用意可能ですが、PSNの利用にリスクがあります。ソニーはゲーム(Homebrew含む)の起動履歴やCFW/HENで有効になるsyscallを監視しているというのが通説であり、CFW/HENの場合はそこにリスクがあります。起動履歴の削除やリスクのあるsyscallの無効化は可能ですが、それでも100%の安全性は保証されません。もちろん、ソニーが何をBANの基準としているのかはソニーの社員にしか分かりません。また、BANされるかどうかも運です。
CFWの場合はPSNPatchやSEN Enabler、webMAN MODで履歴の削除とsyscallの無効化を行ってからPSNを利用する事が推奨されます。HENの場合は履歴を削除してから再起動してほぼOFWのHFW状態でPSNを利用する事が推奨されます。SEN EnablerはHENをサポートしていませんが、PSNPatchもwebMAN MODもHENで使用可能です。
また、CFWでもHENでも、cc proxy等を利用して常に一部のドメインとの通信をブロックしておく事が推奨されますが、そちらはBAN対策ではオプション的な立ち位置です。PS3シーンでは基本的に、履歴の削除とsyscallの無効化がBAN対策の最優先事項として扱われています。
なお、CFWがインストール出来るモデルの場合、ほぼOFWでかつCFWがインストール可能なDualbootと呼ばれるFWがインストール可能です。Dualbootは、Dualbootと通常のCFW(FERROX等)を目的に合わせて都度切り替えて運用します。(切り替え=インストール) これも通信のブロック同様に必須と言われる程の物ではありませんが、出来る事は全部やりたいという人はDualbootを使用しても良いと思います。
この記事ではBAN対策についてはこれ以上は取り扱いません。質問されても私にはこれ以上の事は書けません。
pkgのURLの取得は、PCか、後述しますがRIF Ripperで可能です。
PCを使用する場合、2021年3月まではPCのWebブラウザ上でpkgのURLを記述したjsonにアクセス出来ましたが、旧PSストアが使用出来なくなった事でそれは出来なくなりました。
記事執筆時点で、PCを使用してpkgのURLを取得する方法は2つです。
1つが、get-pkg-accountというツールを使用する方法です。Webブラウザからはアクセス出来なくなりましたが、適切なアクセスを行えば記事執筆時点でもjsonにアクセス可能であり、get-pkg-accountではそれを実現します。
2つ目が、PCをプロキシサーバーとして扱い、PS3がアクセスしているURLを取得する方法です。
これはPS3.ProxyServer.GUIやPSX Download Helperで簡単に行えます。
この記事ではget-pkg-accountを使用した方法と、後述するRIF Ripperを使用した方法を紹介しています。
もしPS3.ProxyServer.GUIを使用したいのであれば以下の記事を確認してください。
smcid=psappで旧PSストアにアクセス出来なくなったので、PS3.ProxyServer.GUIでのpkgのURL取得方法紹介
Vitaを所有している場合、HENkaku環境でRIF RipperというHomebrewを使用する事で、自身のアカウントが所有するPSP/PS3/VitaコンテンツのpkgのURLの取得と、ライセンスの一括DL/rapの作成が可能です。
(VitaのコンテンツのライセンスからはNoNpDrmで使用する偽ライセンスが作成されます。)
記事執筆時点では、RIF Ripperを使用したユーザーからのBAN報告は見かけませんが、正規の方法(PSP/PS3/VitaのPSストアアプリ)でライセンスをDLするわけではないので、使用する場合は自己責任でお願いします。
私としては、自分の所有するコンテンツのライセンスをDLするだけなので問題ないと思っていますが…
それに、PS3とは違ってVitaでのユーザーの行いに関してソニーはほぼ無関心なのが現状ですし…
rapを作成する場合、OFW/CFW/HENユーザーは、事前にPSストアで目的のコンテンツをDLしておいてください。
既にDL済みの場合、再DLは不要です。rifはPSストア上でコンテンツのDLを開始した際に作成されます。
DLを即キャンセルした場合でもrifはHDDに残ります。
OFWユーザーの場合は、まずはPS3 Toolsetを用いてidpsを取得してください。
その後、本体ストレージのバックアップを取り、idpsを用いてバックアップを展開してください。
PS3のHDD内のバックアップなので、展開する事でrifやact.datが取得可能です。
最後に、Rif Converter(rif2rap)を使用してrapを作成してください。
CFW/HENユーザーの場合は、Apollo Save Toolを使用してrapを作成してください。PCでrapを作成したい人は、 "/dev_hdd0/home/ユーザーID/exdata/" にあるrifとact.datをコピーしてください。
CFW/HENの場合、idpsは取得方法が多いので、お好きな方法で取得してください。
なお、Apollo Save Toolではrifとact.datとidpsを一括でバックアップする事も可能です。
VitaでRIF Ripperを使用する場合は、rapの作成にPS3本体は不要です。
DL版に関する基本的な事は書き終えたので、次はC00ゲームについて解説します。
C00ゲームというのは製品版がアンロック方式で、かつC00フォルダが存在する体験版の事です。
("/dev_hdd0/game/タイトルID/C00/")
(つまりアンロック方式の体験版全てがC00ゲームというわけでは無い)
通常のDL版と同じくDRM採用の物とDRMフリーの物があり、前者の場合は当然ながら体験版自体にrifが必要で、体験版自体のDRM回避のためにrapを作成する必要があります。後者の場合は体験版自体をプレイするにあたってrifもact.datも参照されません。DRMに関してはC00ゲームに関わらず基本的な事です。
C00ゲームは製品版がアンロック方式と書きましたが、アンロックの判定システムが致命的な物となっています。
どのようにアンロックの判定をしているかというと、単にアンロック用コンテンツIDの比較です。
C00フォルダにあるPARAM.SFOにはアンロック用コンテンツIDが記述されており、それが事実上解除キーになります。 所謂「製品版解除キー」のような製品では、C00ゲームの場合はrifと、そのrifkeyで暗号化されたedatが作成されます。 C00ゲーム起動時、「製品版解除キー」のedatは「製品版解除キー」のrif内のrifkeyで復号され、edat内に記述されたコンテンツIDとC00フォルダのPARAM.SFOに記述されたコンテンツIDが比較されます。 一致すると、C00ゲームは体験版ではなく製品版として起動します。これがC00ゲームのアンロック判定システムです。
つまりC00ゲームに関しては先述のようにPARAM.SFOに記述されたコンテンツIDが事実上解除キーになります。
CFW/HENにはC00ゲームのアンロックパッチが実装されており、CFW/HENが自動的にコンテンツIDに関する処理を行うため、ユーザーは何もせずともC00ゲームが製品版状態で起動します。CFWの場合、そのパッチが実装されるまではC00ゲーム用のフリーライセンスのedatを作成するという手法が取られていました。
RPCS3の場合、v0.0.16-12264 Alpha [2021-05-16] 時点では、C00ゲームを製品版状態で起動させるためにはファイルの作成/配置作業が必要です。exdataフォルダに "アンロック用コンテンツID.rap" を配置する事でC00フォルダのPARAM.SFOが参照されるようになります。そのrapは空ファイルで良いという情報がありますが、私の環境では空ファイルにすると体験版状態で起動しました。私の環境では、内容は何でも良いのでrapのサイズを16バイト以上にするとC00ゲームが製品版状態で起動しました。おそらく、rapのファイルサイズの判定が通ればC00ゲームが製品版状態で起動するようになっているのだと思います。
結局の所、C00ゲームのバックアップとして必要な物は、DRMフリーの場合はpkg/コピーだけです。
DRM採用の場合はC00ゲーム自体のrapも必要になりますが、C00ゲームでは総じて「製品版解除キー」のような製品のedatのバックアップやrapの作成は私は知る限りでは不要です。もちろんあるに越したことはないと思います。
RPCS3ユーザーは、先述のように16バイト以上のrapを作成して対処してください。
C00ゲームかどうかの見分け方は、PKGView等のツールでpkgの中を見てC00フォルダの有無を確認したり、PS3の "/dev_hdd0/game/タイトルID/C00/" の有無を確認したりといった方法が挙げられます。
上の方でrifkey(klicensee)について触れたので、ここでは最後にdevklic(dev klicensee)についても解説しておきます。 devklicはバックアップ起動とは特に関係無いと私は認識していますが、devklicを必要とする方がklicenseeという用語に惑わされるかもしれないので…。
(単にDL版で遊んだりするだけならrapの事とC00ゲームの事を把握していればそれで構いません。)
devklicはDL版のデータとして採用される事があるedatの復号に使用されます。(復号にはrifkeyも必要。)
DL版のゲームデータ、DLCのデータ、テーマ、アバターのedatの復号にはrifkey(或いはrap)とdevklicの2つが必要です。(DRMフリーの場合はdevklicを用意するだけで復号可能。)
devklicは基本的にはEBOOT.ELFに格納されており、取得したい場合はPCでブルートフォースツールを使用するか、CFW/HEN上でダンプする方法を取ります。ELFに平文で格納されている場合は前者の方法が取れます。PCでTrueAncestor EDAT Rebuilderというツールを使用する事で、EBOOT.BINをrap(rifkey)を使用してELFに復号し、目的のedatを復号出来るdevklicをブルートフォースで探す事が可能です。それで見つからない場合はCFW/HEN上でダンプする必要があります。webMAN MODではklic.ps3を使用する事でdevklicのダンプが可能です。 CFWでXMBのネットワーク列に追加される事がある項目やHENのHybrid Firmware Toolsにはxai_pluginというプラグインが利用されており、それが持つダンプツールにもdevklicのダンプ機能が実装されています。
なお、FWに格納されたdevklicを使用するedatも存在します。(無料のコンテンツやテーマ、アバター等。)
klicenseeという用語がrifkeyにもdevklicにも使用されているから紛らわしい…
DL版のコンテンツとして、この記事ではゲーム及びDLC、テーマ、アバターのバックアップについて解説します。
DL版はpkg形式で配信されています。pkgはソニーがPSP以降のハードで採用している形式で、一種のアーカイブファイルです。PS3ではPSストアからpkgをDL後、展開等のインストール処理が行われます。ソニーはpkgをhttpで配信しており、DLに関しては特に認証を設けていません。自身が購入したコンテンツであればpkgのURLを知る事が可能で、特に認証は無いのでURLさえ分かれば誰でもDL可能です。また、URLさえ分かればPCからでもDL可能です。
DL版のバックアップにおいては、2つのパターンが存在します。
まず1つが、PCでpkgをDLし、そのpkgをバックアップとするパターンです。
CFW/HENではpkgのインストールに使用するパッケージマネージャーが解放されるため、内蔵HDDやFAT32のUSBストレージに配置したpkgを自由にインストールする事が可能です。
もちろんRPCS3にもpkgのインストール機能は実装されています。
2つ目が、PS3にインストールされたDL版のデータのコピーをバックアップとするパターンです。
サイズの大きなコンテンツの場合、既にPS3にインストールされているのならpkgをDLするよりこちらの方が良いかもしれません。また、配信が終了してしまい再DL不可のコンテンツの場合、こちらの方法を取る必要があります。
(なお、DL版のデータのコピーは、pkgを展開した状態と同じです。)
次にライセンスについての解説です。
DL版のほとんどはDRMで保護されており、pkg/コピーを用意しただけではバックアップ起動等で扱えるようにはなりません。PS3ではDL版においてrifという形式のライセンスファイルが使用されます。rifにはDL版のEBOOT.BIN等の復号に使用するrifkey(klicensee)が格納されています。rif内のrifkeyはPS3の本体毎に固有のIDであるidpsと、PSNアカウントの機器認証時に作成されるact.datで暗号化されています。rifはPSストア上でコンテンツのDLを開始した際に作成されます。DLをキャンセルした場合でもrifはHDDに残ります。DRMフリーでrifやact.datが参照されないコンテンツも存在し、その場合はFWに格納されたklicenseeが使用されます。
rifkeyに関してはブルートフォースツール(Bruteforce EBOOT)が存在するにはします。
理論上、時間を掛ければPC上で取得可能ではありますが、掛かる時間的に現実的ではなく、そういう観点で見ればrifkeyのブルートフォースは不可能であるという認識の方が良いです。ただしツールの存在も無視出来ませんから、ツールがあるという意味ではrifkeyの取得は可能と言えます。もちろん勧められる作業では無いのでこの記事では使用方法等は紹介していません。
CFW/HEN/RPCS3ではDL版のDRM回避にrapが使用可能です。
rapはrifとact.datとidpsによって作成出来るファイルで、物としてはrifkeyを導出可能な状態にしたファイルです。
CFW/HENでは、ライセンスが必要な場合にrapが参照され、各環境に適したrifが自動的に作成されます。rapを使用したrifの生成にはact.datが必要です。CFWの場合、rifの自動生成にはCobra 8.2以上が必要です。Cobraが8.2未満のCFWの場合、reActPSN等を使用してrifを作成する必要があります。なお、CFWの場合、reActPSNを使用してPSNアカウントを用意せずにDRM回避用のact.datを作成する事が可能です。
(rapから作成されるrifは正規ライセンスではありません。CFW/HENでのみ機能します。)
RPCS3の場合、rapをexdataフォルダに配置すればライセンスとして機能します。
rapの作成する方法としては3つ存在します。
まず1つが、rifとact.datとidpsを用意し、PC上で作成する方法です。
この記事ではOFWユーザー向けとしてrifとact.datとidpsの取得手順を紹介しています。
2つ目が、CFW/HEN上で作成する方法です。Apollo Save ToolというHomebrewでrapを作成可能です。
3つ目が、Vita(HENkaku環境)でRIF RipperというHomebrewを使用する方法です。これについては後述します。
OFWユーザー向けの手順を紹介している理由は、OFWの場合はPSNの利用が100%安全だと言えるためです。
(OFWでrapを使用する事は出来ません。OFWユーザーでもrapの作成は可能というだけです。)
CFW/HENの場合、rapはApollo Save Toolで簡単に作成可能ですし、仮にPCで作成するにしても必要なファイルはすぐに用意可能ですが、PSNの利用にリスクがあります。ソニーはゲーム(Homebrew含む)の起動履歴やCFW/HENで有効になるsyscallを監視しているというのが通説であり、CFW/HENの場合はそこにリスクがあります。起動履歴の削除やリスクのあるsyscallの無効化は可能ですが、それでも100%の安全性は保証されません。もちろん、ソニーが何をBANの基準としているのかはソニーの社員にしか分かりません。また、BANされるかどうかも運です。
CFWの場合はPSNPatchやSEN Enabler、webMAN MODで履歴の削除とsyscallの無効化を行ってからPSNを利用する事が推奨されます。HENの場合は履歴を削除してから再起動してほぼOFWのHFW状態でPSNを利用する事が推奨されます。SEN EnablerはHENをサポートしていませんが、PSNPatchもwebMAN MODもHENで使用可能です。
また、CFWでもHENでも、cc proxy等を利用して常に一部のドメインとの通信をブロックしておく事が推奨されますが、そちらはBAN対策ではオプション的な立ち位置です。PS3シーンでは基本的に、履歴の削除とsyscallの無効化がBAN対策の最優先事項として扱われています。
なお、CFWがインストール出来るモデルの場合、ほぼOFWでかつCFWがインストール可能なDualbootと呼ばれるFWがインストール可能です。Dualbootは、Dualbootと通常のCFW(FERROX等)を目的に合わせて都度切り替えて運用します。(切り替え=インストール) これも通信のブロック同様に必須と言われる程の物ではありませんが、出来る事は全部やりたいという人はDualbootを使用しても良いと思います。
この記事ではBAN対策についてはこれ以上は取り扱いません。質問されても私にはこれ以上の事は書けません。
pkgのURLの取得は、PCか、後述しますがRIF Ripperで可能です。
PCを使用する場合、2021年3月まではPCのWebブラウザ上でpkgのURLを記述したjsonにアクセス出来ましたが、旧PSストアが使用出来なくなった事でそれは出来なくなりました。
記事執筆時点で、PCを使用してpkgのURLを取得する方法は2つです。
1つが、get-pkg-accountというツールを使用する方法です。Webブラウザからはアクセス出来なくなりましたが、適切なアクセスを行えば記事執筆時点でもjsonにアクセス可能であり、get-pkg-accountではそれを実現します。
2つ目が、PCをプロキシサーバーとして扱い、PS3がアクセスしているURLを取得する方法です。
これはPS3.ProxyServer.GUIやPSX Download Helperで簡単に行えます。
この記事ではget-pkg-accountを使用した方法と、後述するRIF Ripperを使用した方法を紹介しています。
もしPS3.ProxyServer.GUIを使用したいのであれば以下の記事を確認してください。
smcid=psappで旧PSストアにアクセス出来なくなったので、PS3.ProxyServer.GUIでのpkgのURL取得方法紹介
Vitaを所有している場合、HENkaku環境でRIF RipperというHomebrewを使用する事で、自身のアカウントが所有するPSP/PS3/VitaコンテンツのpkgのURLの取得と、ライセンスの一括DL/rapの作成が可能です。
(VitaのコンテンツのライセンスからはNoNpDrmで使用する偽ライセンスが作成されます。)
記事執筆時点では、RIF Ripperを使用したユーザーからのBAN報告は見かけませんが、正規の方法(PSP/PS3/VitaのPSストアアプリ)でライセンスをDLするわけではないので、使用する場合は自己責任でお願いします。
私としては、自分の所有するコンテンツのライセンスをDLするだけなので問題ないと思っていますが…
それに、PS3とは違ってVitaでのユーザーの行いに関してソニーはほぼ無関心なのが現状ですし…
rapを作成する場合、OFW/CFW/HENユーザーは、事前にPSストアで目的のコンテンツをDLしておいてください。
既にDL済みの場合、再DLは不要です。rifはPSストア上でコンテンツのDLを開始した際に作成されます。
DLを即キャンセルした場合でもrifはHDDに残ります。
OFWユーザーの場合は、まずはPS3 Toolsetを用いてidpsを取得してください。
その後、本体ストレージのバックアップを取り、idpsを用いてバックアップを展開してください。
PS3のHDD内のバックアップなので、展開する事でrifやact.datが取得可能です。
最後に、Rif Converter(rif2rap)を使用してrapを作成してください。
CFW/HENユーザーの場合は、Apollo Save Toolを使用してrapを作成してください。PCでrapを作成したい人は、 "/dev_hdd0/home/ユーザーID/exdata/" にあるrifとact.datをコピーしてください。
CFW/HENの場合、idpsは取得方法が多いので、お好きな方法で取得してください。
なお、Apollo Save Toolではrifとact.datとidpsを一括でバックアップする事も可能です。
VitaでRIF Ripperを使用する場合は、rapの作成にPS3本体は不要です。
DL版に関する基本的な事は書き終えたので、次はC00ゲームについて解説します。
C00ゲームというのは製品版がアンロック方式で、かつC00フォルダが存在する体験版の事です。
("/dev_hdd0/game/タイトルID/C00/")
(つまりアンロック方式の体験版全てがC00ゲームというわけでは無い)
通常のDL版と同じくDRM採用の物とDRMフリーの物があり、前者の場合は当然ながら体験版自体にrifが必要で、体験版自体のDRM回避のためにrapを作成する必要があります。後者の場合は体験版自体をプレイするにあたってrifもact.datも参照されません。DRMに関してはC00ゲームに関わらず基本的な事です。
C00ゲームは製品版がアンロック方式と書きましたが、アンロックの判定システムが致命的な物となっています。
どのようにアンロックの判定をしているかというと、単にアンロック用コンテンツIDの比較です。
C00フォルダにあるPARAM.SFOにはアンロック用コンテンツIDが記述されており、それが事実上解除キーになります。 所謂「製品版解除キー」のような製品では、C00ゲームの場合はrifと、そのrifkeyで暗号化されたedatが作成されます。 C00ゲーム起動時、「製品版解除キー」のedatは「製品版解除キー」のrif内のrifkeyで復号され、edat内に記述されたコンテンツIDとC00フォルダのPARAM.SFOに記述されたコンテンツIDが比較されます。 一致すると、C00ゲームは体験版ではなく製品版として起動します。これがC00ゲームのアンロック判定システムです。
つまりC00ゲームに関しては先述のようにPARAM.SFOに記述されたコンテンツIDが事実上解除キーになります。
CFW/HENにはC00ゲームのアンロックパッチが実装されており、CFW/HENが自動的にコンテンツIDに関する処理を行うため、ユーザーは何もせずともC00ゲームが製品版状態で起動します。CFWの場合、そのパッチが実装されるまではC00ゲーム用のフリーライセンスのedatを作成するという手法が取られていました。
RPCS3の場合、v0.0.16-12264 Alpha [2021-05-16] 時点では、C00ゲームを製品版状態で起動させるためにはファイルの作成/配置作業が必要です。exdataフォルダに "アンロック用コンテンツID.rap" を配置する事でC00フォルダのPARAM.SFOが参照されるようになります。そのrapは空ファイルで良いという情報がありますが、私の環境では空ファイルにすると体験版状態で起動しました。私の環境では、内容は何でも良いのでrapのサイズを16バイト以上にするとC00ゲームが製品版状態で起動しました。おそらく、rapのファイルサイズの判定が通ればC00ゲームが製品版状態で起動するようになっているのだと思います。
結局の所、C00ゲームのバックアップとして必要な物は、DRMフリーの場合はpkg/コピーだけです。
DRM採用の場合はC00ゲーム自体のrapも必要になりますが、C00ゲームでは総じて「製品版解除キー」のような製品のedatのバックアップやrapの作成は私は知る限りでは不要です。もちろんあるに越したことはないと思います。
RPCS3ユーザーは、先述のように16バイト以上のrapを作成して対処してください。
C00ゲームかどうかの見分け方は、PKGView等のツールでpkgの中を見てC00フォルダの有無を確認したり、PS3の "/dev_hdd0/game/タイトルID/C00/" の有無を確認したりといった方法が挙げられます。
上の方でrifkey(klicensee)について触れたので、ここでは最後にdevklic(dev klicensee)についても解説しておきます。 devklicはバックアップ起動とは特に関係無いと私は認識していますが、devklicを必要とする方がklicenseeという用語に惑わされるかもしれないので…。
(単にDL版で遊んだりするだけならrapの事とC00ゲームの事を把握していればそれで構いません。)
devklicはDL版のデータとして採用される事があるedatの復号に使用されます。(復号にはrifkeyも必要。)
DL版のゲームデータ、DLCのデータ、テーマ、アバターのedatの復号にはrifkey(或いはrap)とdevklicの2つが必要です。(DRMフリーの場合はdevklicを用意するだけで復号可能。)
devklicは基本的にはEBOOT.ELFに格納されており、取得したい場合はPCでブルートフォースツールを使用するか、CFW/HEN上でダンプする方法を取ります。ELFに平文で格納されている場合は前者の方法が取れます。PCでTrueAncestor EDAT Rebuilderというツールを使用する事で、EBOOT.BINをrap(rifkey)を使用してELFに復号し、目的のedatを復号出来るdevklicをブルートフォースで探す事が可能です。それで見つからない場合はCFW/HEN上でダンプする必要があります。webMAN MODではklic.ps3を使用する事でdevklicのダンプが可能です。 CFWでXMBのネットワーク列に追加される事がある項目やHENのHybrid Firmware Toolsにはxai_pluginというプラグインが利用されており、それが持つダンプツールにもdevklicのダンプ機能が実装されています。
なお、FWに格納されたdevklicを使用するedatも存在します。(無料のコンテンツやテーマ、アバター等。)
klicenseeという用語がrifkeyにもdevklicにも使用されているから紛らわしい…
●[DL] CFW/HENでApollo Save Toolを使用してrapを作成
●用意するもの
PS3の内蔵HDDに作成する場合はUSBストレージは不要です。
●手順
手順3の処理はzipの展開処理です。Apollo Save ToolはタイトルID別にセーブデータの改造に関するps3savepatchファイルを持っており、zipで圧縮されているため、初回起動時はそれが展開されます。
"Export All Licenses as RAPs" では全ライセンスを参照してrapが作成されます。
コンテンツIDの項目ではそのコンテンツIDのライセンスを参照してrapが作成されます。
"Backup All Licenses to .Zip" は以下をUSBストレージにバックアップする機能です。
●用意するもの
- PS3 (CFW/HEN)
- Apollo Save Tool
- USBストレージ (FAT32) (USBストレージに作成する場合)
PS3の内蔵HDDに作成する場合はUSBストレージは不要です。
●手順
- Apollo Save ToolのpkgをDLし、PS3にインストールする。
- Apollo Save Toolを起動する。
- "Extracting files..." と表示されるので終了するまで待つ。
終了したら "Successfully installed local application data" と表示されるので○ボタンを押して閉じる。
(これは初回起動時のみ行われる処理です。) - "USER BACKUP" を選択する。
- "Export Licenses" を選択する。
- "Export All Licenses as RAPs" を選択する。
- rapの作成先を選択する。(USB0、USB1、内蔵HDD)
BDドライブに近い方がUSB0、遠い方がUSB1です。
rapは選択したストレージのexdataフォルダに作成されます。 - 作成が完了したら "Files successfully copied" と表示されるので○ボタンを押して閉じる。
作業終了。
手順3の処理はzipの展開処理です。Apollo Save ToolはタイトルID別にセーブデータの改造に関するps3savepatchファイルを持っており、zipで圧縮されているため、初回起動時はそれが展開されます。
"Export All Licenses as RAPs" では全ライセンスを参照してrapが作成されます。
コンテンツIDの項目ではそのコンテンツIDのライセンスを参照してrapが作成されます。
"Backup All Licenses to .Zip" は以下をUSBストレージにバックアップする機能です。
- rifとact.datをまとめたzip
- idpsを値としたidps.hex
- ユーザー名/idps/psid/ユーザーID/アカウントIDを記述したxml
●[DL] CFW/HENでrifとact.datとidpsを取得
まとめて取得したい場合はApollo Save Toolで "Backup All Licenses to .Zip" を実行してください。
rifとact.datは "/dev_hdd0/home/ユーザーID/exdata/" に配置されています。
act.datや特定のrifだけが目的なら、FTPやファイルマネージャーで上記のパスから取得してください。
idpsだけが目的の場合、idpsは取得方法が多いので、お好きな方法で取得してください。
PSNPatchやSEN Enabler、webMAN等がidpsの代表的な取得方法だと思います。
idpsは次に解説するPS3 Toolsetでも取得可能です。
まとめて取得したい場合はApollo Save Toolで "Backup All Licenses to .Zip" を実行してください。
rifとact.datは "/dev_hdd0/home/ユーザーID/exdata/" に配置されています。
act.datや特定のrifだけが目的なら、FTPやファイルマネージャーで上記のパスから取得してください。
idpsだけが目的の場合、idpsは取得方法が多いので、お好きな方法で取得してください。
PSNPatchやSEN Enabler、webMAN等がidpsの代表的な取得方法だと思います。
idpsは次に解説するPS3 Toolsetでも取得可能です。
●[DL] OFW4.80~4.87でPS3 Toolsetを用いてidpsを取得
●用意するもの
●手順
●用意するもの
- PS3 (OFW4.80~4.87/HFW4.84~4.87/CFW4.80~4.87)
●手順
- PS3を起動する。
- ブラウザを開く。
- △ボタン → ツール → Cookie受信 → 許可する。
- △ボタン → ツール → JavaScript → 入。
- https://www.ps3xploit.net/bgtoolset/ にアクセスする。
(STARTボタンを押してURLを入力する。)
(ページが表示されるまで少し時間が掛かるかもしれません。) - ページが表示されると自動でイニシャライズが始まるので完了するまで待つ。
(ページ右上)
完了したら以下のように表示されます。
- Flash Memory Managerタブをクリックする。
- フラッシュメモリから情報の抽出が行われるので完了するまで待つ。
- 以下のように表示されます。メモや写真等でidpsを控えてください。
- → [DL] idpsで本体ストレージのバックアップを展開してrifとact.datを取得
●[DL] idpsで本体ストレージのバックアップを展開してrifとact.datを取得
●用意するもの
事前に適当なバイナリエディタでidps.binを作成しておいてください。
手順1と2はPS3での作業です。手順3からはPCでの作業です。
●手順
●用意するもの
- PS3
- USBストレージ (FAT32)
- PC (Windows)
- TrueAncestor BACKUP Retailer
- idps.bin (idpsを値とした16バイトのファイル)
事前に適当なバイナリエディタでidps.binを作成しておいてください。
手順1と2はPS3での作業です。手順3からはPCでの作業です。
●手順
- USBストレージをPS3に接続する。
- XMBの "本体設定" → "バックアップユーティリティ" からバックアップを行う。
- TrueAncestor BACKUP Retailer用のフォルダを作成する。
(場所やフォルダ名はお好きなようにしてください。) - TrueAncestor BACKUP Retailer のzipをDLし、手順3で作成したフォルダに解凍する。
- retailer.exeを起動し、終了する。 (こうする事で必要なフォルダが作成されます。)
- 作成されたbackupフォルダに、PS3のバックアップのフォルダをコピーする。
("USBストレージ:/PS3/EXPORT/BACKUP/日時" ← この日時フォルダをコピーしてください。) - 作成されたidpsフォルダに、idps.binをコピーする
- retailer.exeを起動し、"X. Extract Backup" を実行してバックアップを展開する。
(extractedフォルダに出力されます。) - 展開された "dev_hdd0/home/ユーザーID/exdata/" を確認する。rifとact.datがあればOK。
(rifが無い場合はPSストアからDLしてないか、DRMフリーのコンテンツだと考えられます。)
(act.datがない場合はPS3が機器認証されていません。) - → [DL] PCでrapを作成 (rif2rap/Rif Converter)
●[DL] PCでrapを作成 (rif2rap/Rif Converter)
●用意するもの
●手順
●用意するもの
- PC (Windows)
- rifconv.rar
- act.dat
- idps.bin (idpsを値とした16バイトのファイル)
- rif
●手順
- Rif Converter用のフォルダを作成する。
(場所やフォルダ名はお好きなようにしてください。) - rifconv.rar をDLし、手順1で作成したフォルダに解凍する。
RifConv.exe以外の4つのexeが隠しファイルになっています。エクスプローラーで隠しファイルを表示出来るように設定し、フォルダ内にRifConv.exe含め5つのexeがある事を確認してください。 - RifConv.exe を起動する。
- "IDPS" の項目で idps.bin を選択する。
- "act.dat" の項目で act.dat を選択する。
- "Rifs" の項目で rifのあるフォルダ を選択する。
- Createボタンをクリックしてrapを作成する。
(created_rapsフォルダにrapが出力されます。)
●[DL] PS3にインストールされたゲーム/DLC/テーマ/アバターをバックアップ
pkgをDLする場合、インストールされたデータのバックアップは不要です。
何か理由がある場合はインストールされたデータをバックアップしてください。
(配信終了のコンテンツがインストールされている等)
(インストールされたデータは、pkgを展開した状態と同じ物です。)
CFW/HENユーザーの場合は、FTPやファイルマネージャーを使用してバックアップしてください。
(CFWユーザーの場合、eid root keyを用意してPS3 HDD Readerを使用する事も可能です。)
OFWユーザーの場合は、TrueAncestor BACKUP Retailerで本体ストレージのバックアップを展開してください。
ゲームは "/dev_hdd0/game/タイトルID/" にインストールされます。
このタイトルIDフォルダをバックアップしてください。
これをバックアップ起動で使用する場合は "/dev_hdd0/game/" に配置する事になりますが、配置しただけではXMBに表示されません。データベースの再構築を実行する必要があります。XMBに表示されたら、後はrapからrifを作成するだけです。RPCS3なら "/dev_hdd0/game/" に配置すれば認識し、rapを用意すれば起動します。
DLCは "/dev_hdd0/game/タイトルID/USRDIR/" にインストールされます。
USRDIR内でのDLCのパスはゲームの開発者が決めるため、ファイルのパスはゲーム毎に異なります。
DLCはゲームと同じ場所にインストールされるため、インストールされたデータをバックアップする場合は基本的にはゲームとセットと考えてください。DLCの個別のバックアップは、何か理由が無い限りやらなくても良いと思います。 DLCを個別にバックアップし、それを使用する場合、XMBにゲームが表示されているのならデータベースの再構築は不要なはずです。
テーマは "/dev_hdd0/theme/" に "コンテンツID.p3t.edat" としてインストールされます。
このバックアップを使用する場合は、"/dev_hdd0/theme/" に配置し、rapからrifを生成するだけでOKです。
rifが無い状態ではテーマの選択メニュー上ではテーマ名が "テーマ" になり、テーマとして設定は出来ません。
このedatは単にp3tがedatとして暗号化されているだけなので、TrueAncestor EDAT Rebuilder でrapを使用して復号すればp3tとして扱えるようになるはずです。
アバターは "/dev_hdd0/home/(ユーザーID)/psn_avatar/" にedatとしてインストールされます。
このバックアップを使用する場合は、"/dev_hdd0/home/(ユーザーID)/psn_avatar/" に配置し、rapからrifを作成するだけでOKです。rifが無い状態ではアバターの選択画面には表示されません。
pkgをDLする場合、インストールされたデータのバックアップは不要です。
何か理由がある場合はインストールされたデータをバックアップしてください。
(配信終了のコンテンツがインストールされている等)
(インストールされたデータは、pkgを展開した状態と同じ物です。)
CFW/HENユーザーの場合は、FTPやファイルマネージャーを使用してバックアップしてください。
(CFWユーザーの場合、eid root keyを用意してPS3 HDD Readerを使用する事も可能です。)
OFWユーザーの場合は、TrueAncestor BACKUP Retailerで本体ストレージのバックアップを展開してください。
ゲームは "/dev_hdd0/game/タイトルID/" にインストールされます。
このタイトルIDフォルダをバックアップしてください。
これをバックアップ起動で使用する場合は "/dev_hdd0/game/" に配置する事になりますが、配置しただけではXMBに表示されません。データベースの再構築を実行する必要があります。XMBに表示されたら、後はrapからrifを作成するだけです。RPCS3なら "/dev_hdd0/game/" に配置すれば認識し、rapを用意すれば起動します。
DLCは "/dev_hdd0/game/タイトルID/USRDIR/" にインストールされます。
USRDIR内でのDLCのパスはゲームの開発者が決めるため、ファイルのパスはゲーム毎に異なります。
DLCはゲームと同じ場所にインストールされるため、インストールされたデータをバックアップする場合は基本的にはゲームとセットと考えてください。DLCの個別のバックアップは、何か理由が無い限りやらなくても良いと思います。 DLCを個別にバックアップし、それを使用する場合、XMBにゲームが表示されているのならデータベースの再構築は不要なはずです。
テーマは "/dev_hdd0/theme/" に "コンテンツID.p3t.edat" としてインストールされます。
このバックアップを使用する場合は、"/dev_hdd0/theme/" に配置し、rapからrifを生成するだけでOKです。
rifが無い状態ではテーマの選択メニュー上ではテーマ名が "テーマ" になり、テーマとして設定は出来ません。
このedatは単にp3tがedatとして暗号化されているだけなので、TrueAncestor EDAT Rebuilder でrapを使用して復号すればp3tとして扱えるようになるはずです。
アバターは "/dev_hdd0/home/(ユーザーID)/psn_avatar/" にedatとしてインストールされます。
このバックアップを使用する場合は、"/dev_hdd0/home/(ユーザーID)/psn_avatar/" に配置し、rapからrifを作成するだけでOKです。rifが無い状態ではアバターの選択画面には表示されません。
●[DL] get-pkg-accountを使用してpkgのURLを取得
●用意するもの
get-pkg-accountはCUIツールです。
事前にPSストアでサインインしておき、以下でSSOトークン(64文字の文字列)を取得しておいてください。
https://ca.account.sony.com/api/v1/ssocookie
(SSOトークンはサインインするたびに変わります。)
以下、コマンドの一覧です。括弧部分は置き換えてください。括弧自体は不要です。
--split以外でもファイルとして出力したい場合は最後に "> ファイルのパス" を付けてください。
例:get-pkg-account list --ssotoken [SSOトークン] --all-titles > all.csv
get-pkg-account list --ssotoken [SSOトークン]
PSP/PSVita/PS3コンテンツの以下の内容がCSVで出力されます。
コンテンツID/タイトル名/プラットフォーム名/PKGのURL
get-pkg-account list --ssotoken [SSOトークン] --purchase-date
CSVに購入日が追加されます。
get-pkg-account list --ssotoken [SSOトークン] --all-titles
CSVにPS4/PS5コンテンツが追加されます。PS4/PS5コンテンツのPKGのURLは取得出来ません。
get-pkg-account list --ssotoken [SSOトークン] --psdle
PSP/PSVita/PS3コンテンツの以下の内容がjsonで出力されます。
プラットフォーム名/タイトル名/コンテンツID/PKGのURL/サイズ/プロダクトID
get-pkg-account list --ssotoken [SSOトークン] --psdle --split
300コンテンツ毎に分割したjsonファイルが出力されます。
ファイル名は psdle-*.json です。(*部分は0からの連番)
get-pkg-account list --ssotoken [SSOトークン] --psdle --split --split-size [コンテンツ数]
分割時の各jsonのコンテンツ数を設定可能です。
get-pkg-account list --ssotoken [SSOトークン] --psdle --split --output-name [ファイル名]
分割ファイルのファイル名(-*.jsonより前の部分)を設定可能です。
●用意するもの
get-pkg-accountはCUIツールです。
事前にPSストアでサインインしておき、以下でSSOトークン(64文字の文字列)を取得しておいてください。
https://ca.account.sony.com/api/v1/ssocookie
(SSOトークンはサインインするたびに変わります。)
以下、コマンドの一覧です。括弧部分は置き換えてください。括弧自体は不要です。
--split以外でもファイルとして出力したい場合は最後に "> ファイルのパス" を付けてください。
例:get-pkg-account list --ssotoken [SSOトークン] --all-titles > all.csv
get-pkg-account list --ssotoken [SSOトークン]
PSP/PSVita/PS3コンテンツの以下の内容がCSVで出力されます。
コンテンツID/タイトル名/プラットフォーム名/PKGのURL
get-pkg-account list --ssotoken [SSOトークン] --purchase-date
CSVに購入日が追加されます。
get-pkg-account list --ssotoken [SSOトークン] --all-titles
CSVにPS4/PS5コンテンツが追加されます。PS4/PS5コンテンツのPKGのURLは取得出来ません。
get-pkg-account list --ssotoken [SSOトークン] --psdle
PSP/PSVita/PS3コンテンツの以下の内容がjsonで出力されます。
プラットフォーム名/タイトル名/コンテンツID/PKGのURL/サイズ/プロダクトID
get-pkg-account list --ssotoken [SSOトークン] --psdle --split
300コンテンツ毎に分割したjsonファイルが出力されます。
ファイル名は psdle-*.json です。(*部分は0からの連番)
get-pkg-account list --ssotoken [SSOトークン] --psdle --split --split-size [コンテンツ数]
分割時の各jsonのコンテンツ数を設定可能です。
get-pkg-account list --ssotoken [SSOトークン] --psdle --split --output-name [ファイル名]
分割ファイルのファイル名(-*.jsonより前の部分)を設定可能です。
●[DL] VitaでRIF Ripperを使用してpkgのURLを取得 + rapを作成
●用意するもの
RIF Ripperはバージョンが高い物を使用してください。
PSP/PS3のコンテンツのライセンスからrapが作成されます。
VitaのコンテンツのライセンスからはNoNpDrmの偽ライセンス(rif)が作成されます。
●手順
rap/rifは "ux0:/rif-ripper/" に作成されます。
各コンテンツのpkgのURLは download-list.txt に記述されています。
"ux0:/rif-ripper/" にrap/rifがあれば次回以降はそのコンテンツのライセンスのDLがスキップされるので、rif-ripperフォルダは基本的には削除しない事が推奨されます。
●用意するもの
- PS Vita (HENkaku)
- RIF Ripper
RIF Ripperはバージョンが高い物を使用してください。
PSP/PS3のコンテンツのライセンスからrapが作成されます。
VitaのコンテンツのライセンスからはNoNpDrmの偽ライセンス(rif)が作成されます。
●手順
- zipをDLし、解凍してrif-ripper.vpkを取り出す。
- VitaShellでrif-ripper.vpkをインストールする。
- RIF Ripperを起動する。
自動でサインインが行われ、ライセンスの一括DL/rap及び偽ライセンスの作成処理が開始されます。
(処理中に画面が暗くなる事があるかもしれませんが、スリープにはなりません。) - Finished と表示されたらPSボタンを押して終了する。
rap/rifは "ux0:/rif-ripper/" に作成されます。
各コンテンツのpkgのURLは download-list.txt に記述されています。
"ux0:/rif-ripper/" にrap/rifがあれば次回以降はそのコンテンツのライセンスのDLがスキップされるので、rif-ripperフォルダは基本的には削除しない事が推奨されます。
●[BD/DL] 更新データのpkgのURLを取得 (PlayStation Title Info Checker)
●用意するもの
●手順
ブラウザはChrome推奨です。
何か問題が発生した場合はページを再読み込みし、TmdbとPS Storeのチェックを外してからやってみてください。
更新データのpkgが複数ある場合は古い物から順に使用してください。
●用意するもの
- PC
●手順
- http://kood.info/pstic/ にアクセスする。
- タイトルIDを入力する。
- 更新データが存在するかどうかのチェックが行われ、存在する場合はリンクが表示されます。
更新データが存在しない場合は404と表示されます。
ブラウザはChrome推奨です。
何か問題が発生した場合はページを再読み込みし、TmdbとPS Storeのチェックを外してからやってみてください。
更新データのpkgが複数ある場合は古い物から順に使用してください。
●[SACD] CFWのCECHA/B/C/Eでリッピング (USBストレージにISOで)
●用意するもの
ISOはsacd_extractを使用してDSF等として各トラックを出力するか、DVDに焼いて所謂SACD-Rとして活用可能。
●手順
●用意するもの
- PS3 (CECHA/B/C/E)(CFW)
- USBストレージ (FAT32)
- SACD
- sacd-ripper.pkg
ISOはsacd_extractを使用してDSF等として各トラックを出力するか、DVDに焼いて所謂SACD-Rとして活用可能。
●手順
- sacd-ripper.pkg をDLし、インストールする。
- (CFWがRebugのREXの場合は)
- Rebug Toolboxをインストール/起動する。
- システムモードを "REBUG" に変更する。
- XMB操作モードを "Retail" に変更する。
- PS3を再起動する
(SACD-RipperはDEXのvshだと何やら問題があるようで、この作業が必要らしい(source))
- USBストレージを挿す。
- SACD-Ripper を起動する。
- "Would you like to run in server mode?" と表示されるので5秒以内に "No" を選択する。
(5秒後に自動でDaemonモードになってしまうため) - "The Curent disc is empty or not recognized as an SACD" と表示されるのでSACDを挿入する。
- 出力先、フォーマット(ISO)、SACDの情報が表示されるので "OK" でリッピングを開始する。
- リッピングが完了するのを待つ。
- "ripping process completed." と表示されたら完了。PSボタンでXMBに戻る。
●[SACD] CFWのCECHA/B/C/Eでリッピング (LAN経由でPCにDSFで)
●用意するもの
●手順
●用意するもの
- PS3 (CECHA/B/C/E)(CFW)
- SACD
- sacd-ripper.pkg
- PC (Windows/Linux)
- sacd_extract
●手順
- sacd-ripper.pkg をDLし、インストールする。
- (CFWがRebugのREXの場合は)
- Rebug Toolboxをインストール/起動する。
- システムモードを "REBUG" に変更する。
- XMB操作モードを "Retail" に変更する。
- PS3を再起動する
(SACD-RipperはDEXのvshだと何やら問題があるようで、この作業が必要らしい(source))
- SACD-Ripper を起動する。
- "Would you like to run in server mode?" と表示されるので "Yes" を選択する。
(或いは5秒間放置する) - DaemonモードになったらSACDを挿入する。
("Disc : inserted" と表示されたらOK。) - sacd_extract用のフォルダを作成する。
(場所やフォルダ名はお好きなようにしてください。) - sacd_extractをDLし、手順6で作成したフォルダに解凍する。
- 以下のようにしてPS3と接続し、リッピングを開始する。
(sacd_extractには他にもオプションがありますが、今回は単に各トラックをDSFとして出力。)
sacd_extract.exe -s -i "PS3のIPアドレス:2002"
例: sacd_extract.exe -s -i 192.168.0.10:2002 - リッピングが完了したらPSボタンでXMBに戻る。