[PS3] PlayStation 3 Toolset でIDPS取得/CFWインストール [OFW4.82~4.86]

2020/04/03 12:22 PS3 9
  • 2020/04/03 12:22
    PS3 ToolsetのOFW4.86サポートに伴い、記事のタイトルと内容を更新しました。
  • 2020/03/26 13:45
    記事公開。旧タイトル「OFW4.82~4.85をサポートした PlayStation 3 Toolset がリリース」
この記事では、OFW4.82~4.86をサポートしたbguerville氏の PlayStation 3 Toolset (以下PS3 Toolsetと表記)の
機能の1つである Flash Memory Manager の使用手順を紹介します。
PS3 ToolsetはPS3のブラウザで使用するハックで、PS3をインターネットに接続する必要があります。
Flash Memory Managerでは全モデルで本体毎に固有のIDであるIDPSの取得、工場出荷時の初期FWバージョンの確認、
フラッシュメモリのダンプが可能で、初期FW3.56以下のCECH25xxまでのモデルであればフラッシュメモリにパッチを
適用してCFWのインストールが可能になります。HFWは不要で、OFW4.82~4.86で可能です。
(HFWもサポートされているため、HFWの場合はHFWの状態で作業を進めても問題有りません)

CECH25xx(初期FW3.60以上)/30xx/4xxxの場合、CFWのインストールは出来ません。
CFWがインストール出来ないモデルの場合でもPS3HENが導入可能です。PS3HENは以下の記事で紹介しています。
[PS3] CFWをインストール出来ないモデル向け PS3HEN の導入手順+α



● PS3 Toolset の要件
  • FW4.82/4.83/4.84/4.85/4.86
  • ブラウザ:JavaScript 有効 (入)
  • ブラウザ:Cookie 有効 (許可する)
  • ブラウザ:Flash Player 9 プラグイン 有効

JavaScriptとCookieに関しては設定が可能なので良いのですが、Flash Playerが曲者のようです。
デフォで有効のようですが、過去にFlash Playerの使用に関するダイアログで"今後は表示しない"かつ"いいえ"を選択
しているとFlash Playerは無効になり、設定が存在しないためにこちらからは有効に出来ないのだとか。
Flash Playerに関するダイアログが表示された場合には同意しておいた方が良さそうです。
PS3 ToolsetはFlash Playerが無効の場合には有効にするためのいくつかの対処法を提示するそうです。
私の環境ではこれまでに一度もFlash Playerに関するダイアログが表示された事が無いため、表示される条件や無効の
場合の対処法等に関して私から言及する事は出来ません。



以下、PS3 ToolsetのFlash Memory Managerの使用手順の紹介となります。
IDPSの取得が目的の場合は手順10までで構いません。(初期FWも手順10で確認可)
フラッシュメモリのダンプが目的の場合は手順17までで構いません。
(初期FW3.60以上のCECH25xx以降のモデルの場合はそこまでしか出来ません)
CFWのインストールが目的の場合は最後までやってください。


●用意するもの
  • PS3 (FW4.82~4.86)
  • USBストレージ (FAT32)
  • CFWのPUP (CFWをインストールする場合)

IDPSの確認だけが目的の場合、用意する物はPS3だけで構いません。他は不要です。
CFWは好きな物で構いません。今なら Rebug 4.86.1 LITE が無難なCFWと言えます。
(ダウングレードは、CFWをインストールしてからであれば可能です)
USBストレージはFAT32でフォーマットしておく必要があります。事前にPCでフォーマットしておいてください。
Windowsに搭載されているフォーマット機能は32GB以上のストレージのフォーマットにFAT32を指定出来ません。
Windowsを使用している方はFAT32でフォーマット出来るソフトを使用する必要があるかもしれません。
Fat32FormatterI-O DATAハードディスクフォーマッタMiniTool Partition Wizard等が使用できます。

※以下の作業は自己責任で行ってください。

●手順
  1. (CFWのインストールが目的の場合は)
    CFWのPUPをUSBストレージにコピーしておく
    ("USBストレージ:/PS3/UPDATE/PS3UPDAT.PUP")
    (PS3フォルダ、UPDATEフォルダが無い場合は作成してください)
  2. PS3を起動する
  3. "日付と時刻設定" → "日付と時刻" で日時を正しく設定する
    (日時を合わせておかないとPS3 Toolsetがエラーを吐くため)
    (なるべくインターネット経由で設定してください。何かエラーが出るなら手動でも構いません)
  4. ブラウザを開く
  5. △ボタン → ツール → Cookie受信 → 許可する
  6. △ボタン → ツール → JavaScript → 入
  7. https://www.ps3xploit.net/bgtoolset/ にアクセスする
    (STARTボタンを押してURLを入力する)
    (ページが表示されるまで少し時間が掛かるかもしれません)
  8. ページが表示されると自動でイニシャライズが始まるので完了するまで待つ
    (ページ右上)
    ps3toolset_20200326_1.jpg
    完了したら以下のように表示されます。
    (以下のように表示されず何かエラーが発生した場合はブラウザを閉じて再挑戦。それでもダメなら本体再起動)
    ps3toolset_20200326_2.jpg
  9. Flash Memory Managerタブをクリックする
  10. フラッシュメモリから情報の抽出が行われるので完了するまで待つ
    ps3toolset_20200326_3.jpg
  11. 以下のように表示されます。IDPSの取得が目的の場合はここで作業終了
    (IDPSを隠すオプションがあり、以下の画像はIDPSを隠した状態です)
    ps3toolset_20200326_4.jpg
  12. USBストレージをPS3に挿す
  13. "Flash Memory" をクリックする
  14. "Save Flash Memory Backup" をクリックする
  15. "/dev_usb00x/" をクリックし、"Save" をクリックする
  16. 確認ダイアログが表示されるので "Yes" をクリックする
  17. ダンプが完了するまで待つ
  18. "Close" をクリックしてダイアログを閉じる
    フラッシュメモリのダンプが目的の場合はここで作業終了
  19. "Flash Memory Patch" をクリックする
  20. "Load Patch via HTTPS" をクリックする
  21. パッチのダウンロードが完了するまで待つ
  22. "Close" をクリックしてダイアログを閉じる
  23. "Flash Memory Patch" をクリックする
  24. "Apply loaded Patch" をクリックする
  25. 確認ダイアログが表示されるので "Yes" をクリックする
  26. パッチの適用が完了するのまで待つ (キャンセルはしないでください)
    (私の環境では1分43秒掛かりました)
    (ページ右上に "You can reboot your console" という通知が出たら成功)
  27. "Close" をクリックしてダイアログを閉じる
  28. ブラウザを閉じてXMBに戻る
  29. PS3の電源を切る (XMBの一番左 or PSボタン長押しのメニューから)
  30. PS3を起動する
  31. "システムアップデート" → "記録メディアからアップデート" でCFWをインストールする
    (失敗するならセーフモードから)



フラッシュメモリのダンプは使用する事は無いかもしれませんが、大切に保管しておいてください。
PS3がブリックした際にE3 Flasherのようなハードウェアフラッシャーで復旧出来る可能性が高くなります。

HENの記事の "パッケージマネージャーに関して" 以降も読んでいただけると嬉しいです。
いくらかHENの場合の解説が混じっていますが、そこはお許しください。
PS3のゲームのバックアップの作成に関しては以下の記事で解説しています。
[PS3] PS3のゲームをバックアップしよう
バックアップ起動に関しての解説記事は書けていません。

PS3_CFW, kood

▼コメント


ヴィー太 2020/03/27 19:32
いつもお世話になっております。
しばらく更新が無かったので、心配していましたが、再開されて非常に嬉しいです。
勝手ながらこれからも記事の更新を心待ちにしています。
ご自身のペースで無理のない範囲で、何卒記事の更新宜しくお願い致します。
trn 2020/04/22 10:31
いつもお世話になっております
ついにPS3にも手を出してみたのですが
最後のアップデートがセーフモードでもデータがありませんや破損で失敗してしまいます

CECH 2500A LW(3.40)

4.86 CEX CEX cobra

USB 8G fat32フォーマット済

何が原因でしょうか
管理人 kood 2020/04/22 11:14
>>trnさん
私の知る限りでは、原因として可能性が高いのは3つです。
1つが、ファイルの破損です。どのCFWのPUPを使用しているのかは分かりませんが、PUPのMD5を確認してください。
(MD5を確認するツールはたくさんあります。これはググってください。どれでも良いと思います)
Rebug Lite 4.86.1ならMD5は「A2C79919CAFDBB50CCB5EE9589245380」です。
FERROX 4.86ならMD5は「63937bb8dbb900b3f5be17f91d8c57c4」です。
MD5が一致していればファイル自体に問題は無いはずです。それでも失敗するなら原因はファイルの破損ではありません。
(念の為、インストールを試していない方(RebugかFERROX)のインストールも試してください)
2つ目が、USBストレージの相性です。XMBのビデオ列やミュージック列を確認してください。
USB機器という項目が現れるならUSBストレージは認識しています。認識しないなら、確実に相性が悪いです。
(破損で失敗するなら認識はしていると思いますが、相性で失敗している可能性も否定は出来ません)
FAT32でフォーマットした別のUSBストレージであればインストールに成功する可能性があります。
3つ目は、何らかの理由でPS3 Toolsetによるパッチ適用が失敗している可能性があるという事です。
セーフモードからOFW4.86をインストールし、その後に再度パッチを適用すると、CFWのインストールに成功するかもしれません。
それで成功しなければ原因はPS3 Toolset側にある可能性もあるので、PSX-Placeで報告するしか無いですね。
trn 2020/04/22 12:47
試したところ無事インストールできました!

ファイルは記事でご紹介いただいたRebug 4.86.1 LITEでMD5は一致
USBを3.0対応の32Gに変えたらすんなりいけました

お忙しいところを誠にありがとうございます
名無し 2020/04/23 12:39
私現在OFW4.84(CFW4.84)ですがCFW4.86にするメリットは何ですか?
管理人 kood 2020/04/23 17:11
>>名無しさん
あくまでも私個人の見解になりますが、メリットは3つです。
まず1つが、OFWの変更点の反映です。OFW4.85/4.86の変更点の詳細は不明ですが、ソニーの言葉を借りるなら
「システムソフトウェアにおいて、動作の安定性を改善しました」であり、何らかの改善はされています。
CFWはOFWをベースに開発されていますから、当然CFWもOFWの変更点を引き継ぐ事になります。
2つ目が、CFWに実装されているCobraの更新の反映です。
私の知る限り、CFW4.84から4.85/4.86ではCFWとしては中のCobraのみが更新されています。
CFW4.84に実装されているのはCobra 8.1で、CFW4.85/4.86ではCobra 8.2が実装されています。
8.2の主な変更点はrapからrifを生成する処理の自動化です。あとはPS3MAPI関連の改良だったと思います。
3つ目が、これは最新バージョンのCFWのメリットですが、PSNに接続する際のバージョン偽装が不要になります。
バージョンが低いとプロキシを使用した小細工或いはSEN Enablerによる偽装が避けられないと思います。
(なお、PSNに接続する際はCFWのSyscallの無効化が推奨されます。こちらはバージョン偽装とは別の問題です)
YK 2020/05/14 22:02
koodさん、いつもこちらではお世話になっております。
CECH-2100 & 2500 の2台から、OFW4.86UPDATEしてから、こちらの記事通りにすんなりと CFW Rebug 4.86.1 LITE に上げる事ができました。
更に、ダウングレード(セーフモードにして2回 OFW INST)も行い OFW3.55 にしてから HDD をSDD換装させ、formatを行った後に CFW Rebug 4.86.1 LITE をUSBにセットして、XMB & セーフモードからアップデートを行うと、「3.55以上のファームウエアをメディアにセットして下さい」と、挿したUSBストレージ内のCFWファイルを認識することができなくなってしまいました。勿論 PATH は所定の場所にしています。何かの拍子にUSBストレージを認識していない or いきなり CFW Rebug 4.86.1 LITE には上げられない。2台とも同様に同じ動作をしています。
尚、XMB & セーフモードからOFW3.55は何度でもインストールできます。
2台とも動かせられなくなるのはショックです。
何か考えられるような事ってありますでしょうか?
お知恵をお貸し下さい。宜しくお願い致します。


管理人 kood 2020/05/15 00:45
>>YKさん
通常、現在のFWバージョンや種類(OFW/CFW/HFW)に関係なく、CFWのPUPの認識自体は行われるはずです。
(認識したとしても OFW3.55以下、フラッシュにパッチ適用済み、CFW の何れかでないとインストールに失敗しますが)
試しに私の手元のCFW3.55の2100をOFW3.55にして確認してみると、Rebug 4.86は認識しました。
認識しないとなると、それはもう試せる事を試すしか無いんじゃないかなと…
仮に私の環境でその問題が発生したとして、私なら以下を試します。(Rebug 4.86のインストールが目的)
①Rebug 4.86のPUPのMD5を確認する。一致しなければPUPを再DL
最初にインストールに成功している事からそのPUPが破損している可能性は低いですが、一応。
MD5に問題が無いならファイルは破損していないので、少なくともファイル破損は原因では無いでしょう。
②Rebug 4.85や4.84REX、FERROX 4.86を試し、インストールに成功したらRebug 4.86をインストール
OFW3.55においてRebug 4.86のPUPの認識にある種の相性問題があるなら、これで解決するんじゃないかなと…
➂CFW3.55のインストールを試し、インストールに成功したらRebug 4.86をインストール
Rogero v3.7 3.55 CFWは以下から。
https://darthsternie.net/ps3-cfws/
OFWであるという事に何らかの問題があるなら、これで解決するんじゃないかなと…
④別のUSBストレージを試す
USBストレージが原因である可能性はかなり低いと思いますが、まあ試せるなら試したほうが良いかなと…
⑤OFW4.82~4.86のインストールを試し、成功したらPS3 Toolsetを使い、Rebug 4.86をインストール
YK 2020/05/15 12:25
koodさん。 早々のお返事ありがとうございました。
結論から申しますと、無事 REBUG LITE EDITION 4.86.1 CFW を入れることが出来ました。
でも、何やっても3.55以上のFWが認識できなくて・・・思い切ってOFW4.86をセットしても「利用可能なアップデータが見つからない」と出てくる始末。
OFW3.55をセットすると、「現在のシステムソフトウエアと同じバージョンのアップデータが見つかりました。同じバージョンをインストールしますか。」と出て、はいを押すとインストールを開始する状態でした。
USBは正常動作で、FWの存在も認識している様子。
そこでkoodさんから教えて頂いた Rogero v2.00 4.21 CFW を見つけましたので、試しにセットして確認すると、何と、認識してインストールできたではありませんか。
続けて REBUG LITE EDITION 4.86.1 CFW を入れるこ、こちらも無事インストールすることが出来ました。
このまま2台ともお亡くなりになったら悲し過ぎるを通り越しそうでしたが、生き返ってくれて良かったです。
koodさんのアドバイスのおかげです。ありがとうございました。
これからもよろしくお願い致します。


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