cuevavirus氏が、3.60/3.65のEnso環境でPSストア起動時のNW-8942-3エラーやPSNのNP-2239-6エラーを回避する事が出来るプラグイン reAuth 1.0.0 をリリースしていました。
つい最近ソニーがサーバー側で行った変更により、低いFWのVitaからのPSNへのアクセスに制限がかかりました。具体的には、PSストア起動時にNW-8942-3エラーが表示されるようになりました。また、cuevavirus氏が投稿している画像には3.60でNP-2239-6というサインインエラーが出ると書かれています。
NW-8942-3エラーはiTLS-Ensoを使用する事でも回避出来る事から、ソニーが行ったのはTLS関連の変更である可能性があります。 iTLS-EnsoはVitaのTLS関連のモジュールを最新のFWの物にリダイレクトする事によって低いFWでTLS 1.2を有効にするというHomebrew/プラグインです。
iTLS-EnsoとreAuthはどちらも"vs0:sys/external/"にあるlibhttp.suprxとlibssl.suprxのリダイレクトを行います。結論から言うと、どちらを使っても構いません。コードに違いはありますが、NW-8942-3エラーを回避するという目的であれば、エンドユーザー的にはどちらも同じ結果が得られます。
iTLS-Ensoはブラウザ以外のアプリでTLS 1.2を有効にする目的でlibhttp.suprxとlibssl.suprxをリダイレクトするため、reAuthも同じ効果があるかもしれませんが、それに関しては私は検証していません。
iTLS-EnsoはブラウザでもTLS 1.2を有効にする事が可能です。また、低いFWでより多くのサイトをサポートするためにCA証明書の置き換えも可能です。
iTLS-EnsoとreAuthのその他の違いは、リダイレクト先のsuprxを配置する場所が異なる点です。
iTLS-Enso v3.1.1はリダイレクト先のファイルをvs0に配置します。
reAuthではur0に配置します。どちらもファイルの上書きをしているわけではないので安全ですが、FWのインストールでvs0に追加したファイルは消えるため、その点ではur0にファイルが残るreAuthの方が良いと思います。
libhttp.suprxとlibssl.suprxのリダイレクトにはEnsoが必要なようです。
3.60/3.65以外でNW-8942-3エラーやTLS関連の問題で困っている場合、最新のFWをインストールするか、3.60/3.65にダウングレードしてEnsoをインストールする必要があります。
(iTLS-Ensoを使用してブラウザでTLS v1.2を有効にする場合に限り、Ensoは不要です。)
以下、reAuthを有効にするための手順の紹介です。
●用意するもの
他のバージョンがリリースされているようであれば、最新の物を使用してください。
●手順
NW-8942-3エラーはiTLS-Ensoを使用する事でも回避出来る事から、ソニーが行ったのはTLS関連の変更である可能性があります。 iTLS-EnsoはVitaのTLS関連のモジュールを最新のFWの物にリダイレクトする事によって低いFWでTLS 1.2を有効にするというHomebrew/プラグインです。
iTLS-EnsoとreAuthはどちらも"vs0:sys/external/"にあるlibhttp.suprxとlibssl.suprxのリダイレクトを行います。結論から言うと、どちらを使っても構いません。コードに違いはありますが、NW-8942-3エラーを回避するという目的であれば、エンドユーザー的にはどちらも同じ結果が得られます。
iTLS-Ensoはブラウザ以外のアプリでTLS 1.2を有効にする目的でlibhttp.suprxとlibssl.suprxをリダイレクトするため、reAuthも同じ効果があるかもしれませんが、それに関しては私は検証していません。
iTLS-EnsoはブラウザでもTLS 1.2を有効にする事が可能です。また、低いFWでより多くのサイトをサポートするためにCA証明書の置き換えも可能です。
iTLS-EnsoとreAuthのその他の違いは、リダイレクト先のsuprxを配置する場所が異なる点です。
iTLS-Enso v3.1.1はリダイレクト先のファイルをvs0に配置します。
reAuthではur0に配置します。どちらもファイルの上書きをしているわけではないので安全ですが、FWのインストールでvs0に追加したファイルは消えるため、その点ではur0にファイルが残るreAuthの方が良いと思います。
libhttp.suprxとlibssl.suprxのリダイレクトにはEnsoが必要なようです。
3.60/3.65以外でNW-8942-3エラーやTLS関連の問題で困っている場合、最新のFWをインストールするか、3.60/3.65にダウングレードしてEnsoをインストールする必要があります。
(iTLS-Ensoを使用してブラウザでTLS v1.2を有効にする場合に限り、Ensoは不要です。)
以下、reAuthを有効にするための手順の紹介です。
●用意するもの
- PSVita (3.60Enso/3.65Enso)
- reAuth-1.0.0.zip
他のバージョンがリリースされているようであれば、最新の物を使用してください。
●手順
- reAuth-1.0.0.zip を解凍する。
zipは以下のファイルを圧縮した物です。
(libhttp.suprx、libssl.suprx、reAuth.skprx、reAuth.suprx) - reAuth.skprxを "ur0:tai/" にコピーする。
("ux0:tai/" を使用しているのであればそちらにコピーしてください。) - config.txtに以下のようにパスを書き足す。
*KERNEL("ux0:tai/" を使用しているのであればパスはur0ではなくux0にしてください。)
ur0:tai/reAuth.skprx - "ur0:data/" にreAuthフォルダを作成する。
(dataフォルダが無い場合はdataフォルダも作成してください。) - "ur0:data/reAuth/" に libhttp.suprx、libssl.suprx、reAuth.suprx をコピーする。
(config.txtにこれらのファイルのパスを書き足す必要はありません。) - Vitaを再起動する。
