cuevavirus氏が、3.60/3.65のEnso環境でPSストア起動時のNW-8942-3エラーやPSNのNP-2239-6エラーを回避する事が出来るプラグイン
reAuth 1.0.0 をリリースしていました。

kood
SKGleba氏が、Vitaの輝度を変更出来るプラグイン
vitabright v1.2c をリリースしていました。
devnoname120氏がリリースしたvitabright v1.1のフォークです。
- vitabright_lut.txt の内容をハードコード
- 全OLEDモデル(100x/110x)をサポート
(一部のOLEDモデルでは機能しなかったのを修正)
- コードの書き直し
- 非操作時の輝度調整に関するパッチの修正
- Lut Editor: 正しいNIDを追加
(クラッシュしてしまうのを修正)
がv1.1からの変更です。
これまでv0.01(非操作時の輝度を適用)しか機能しなかった一部のOLEDモデルでも、ようやくガンマテーブルの調整が出来るようになりました。デフォの設定はハードコードされる事になったようです。
(vitabrightは2000もサポートしていますが、ガンマテーブルの調整はOLEDモデルでのみ可能です)
私の持つ1100でもこれまでv0.01しか機能しなかったので、これは結構嬉しいリリースです。
ガンマテーブルを調整する場合は
vitabright_lut.txtを ur0:tai/ か ux0:tai/ に配置する必要があります。
直接編集でも構いませんが、Lut Editorで編集すると画面の様子がリアルタイムで確認可能です。
編集する場合は以下を確認してください。
What is the format of the OLED gamma table?
https://twitter.com/devnoname120/status/1340722861590384642
Lut Editorの操作方法に関しては
v1.1のリリースノートを確認してください。

kood

kood
Princess of Sleeping氏が、VitaのセーブデータをPFSの暗号化無しで "ux0:resavedata/" にリダイレクトするプラグイン
reSavedata v1.0 をリリースしていました。Homebrewコンテスト
KyûHENにエントリーされています。
"ux0:resavedata/" にタイトルIDフォルダがある場合のみ、PFSの暗号化無しでリダイレクトされます。
(例:"ux0:resavedata/PCSG00001/")
resavedataフォルダ及びタイトルIDフォルダは自分で作成する必要があります。
このプラグインは、基本的にはセーブデータ関連の作業での時短目的で使用されるんじゃないかなと思います。
"暗号化無し"は"復号された状態"と同義であり、セーブデータを編集(改造)する場合には復号/暗号化の作業が省けますし、復号された状態の物がありそれを使用したい場合も、暗号化の作業が省けます。
それをメリットだと感じるなら使ってみても良いと思います。
VitaのセーブデータをPFSの暗号化無しでリダイレクトするプラグインとしては、2017年にRinnegatamante氏が開発された
SavedataPlusが存在しますが、そちらはVitamin/Maiのダンプ以外との相性が良くなく、今現在は使用している人をまず見かけません。市販のゲームやNoNpDrmとの相性が良くないという事ですからね。
対してreSavedataですが、少なくとも私がテストしたいくつかのゲームでは期待通りに機能しました。
仮に相性が良くないゲームがあったとしても、resavedataフォルダにタイトルIDフォルダが無ければプラグインを無効にしているのと同じようなものなので、プラグインを有効にしていても大した問題にはならないと思います。

kood
cuevavirus氏が、自身のPSNアカウントが所有するPSP/PSVita/PS3コンテンツのライセンスをPSVita上で一括でDL、
DRM回避用に変換する事が出来る
RIF Ripper v1.1.0 をリリースしていました。
VitaのライセンスはNoNpDrmの偽ライセンスに、PSP/PS3のライセンスはrapに変換されます。
起動すると自動でPSNへのサインインが行われ、一括DL/変換の処理が開始されます。
変換されたrif/rapは "ux0:/rif-ripper/" に保存されます。
また、各コンテンツのpkgのURLが download-list.txt として保存されます。
変換されたrif/rapがあれば次回以降はそのライセンスのDLがスキップされるので、rif-ripperフォルダは基本的には削除しない事が推奨されます。処理中に画面が暗くなる事がありますが、スリープにはならないとの事です。
安全性に関しては、ソニーがVitaでのライセンスの一括DLをどう見るのかが分からないので、現時点では判断が難しいです。個人的には、自分の所有するコンテンツのライセンスなので問題無いとは思うのですが…
それに、Vitaでのユーザーの行いに関してソニーはほぼ無関心なのが現状ですし…
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追記 2021/04/21 18:50
cuevavirus氏が
RIF Ripper v1.2.0 をリリースしていました。
- ライセンスがDL出来ないPS3コンテンツがDRMフリーコンテンツとして識別されるように。
また、該当コンテンツの情報を "ux0:rif-ripper/drm-free.txt" に記録するように。
- タイトルIDがPCSxな一部のPS3コンテンツのライセンスがrapに変換されなかった問題の修正。
また、該当コンテンツの情報を "ux0:rif-ripper/ps3-pcs.txt" に記録するように。
(該当コンテンツの偽ライセンスがrifフォルダに存在する場合は手動で削除)
- 一部のコンソールログメッセージを書き換え。
が変更点です。

kood
今年2月にredditでCubaLibre1982氏が以下の投稿をしていました。
[AMD][MOONSHELL][OPENSTREAM] Stream PC games to PSVITA for AMD gpu
NVIDIAのGPUを搭載していないPCであってもOpen-Streamというホストソフトをインストールする事で、vita-moonlightでPCのストリーミングが楽しめるという内容の投稿で、手順等を紹介されています。
vita-moonlightはNVIDIA GameStreamのオープンソース実装であるMoonlightをVitaに移植したHomebrewで、その説明から分かるようにNVIDIAのGPUを搭載したPCを持つ人向けでした。そんなPCストリーミング界隈に昨年登場したのがOpen-Streamというソフトです。Moonlightのホストとなる
Sunshineのフォークという形でオープンソースで開発されており、公式サイトが存在します。
https://open-stream.net/
https://github.com/LS3solutions/openstream-server/
ホストソフトはNVIDIAのGPUに依存せずに使用出来、記事執筆時点ではWindows用のみリリースされています。
クライアントソフトも開発されているようですが、そちらは記事執筆時点ではリリースされていません。
この記事ではvita-moonlightに限定して紹介していますが、他のプラットフォームでもMoonlightのクライアントがあるならOpen-Streamでストリーミングが楽しめるんじゃないかなと思います。(私は試してないです)
ここ最近のハックシーンのリリース情報等を遡ってる時にこれを見つけて、AMDのGPUを使用している私としてはかなりテンションの上がる情報でした。とりあえずVitaで試してみたので手順等を書いておきます。
TheFloW氏が、Vitaでステートセーブを実現するプラグイン
déjàvu v0.1 をリリースしていました。
TheFloW氏はDiscordでは1月、Twitterでは2月にこのプラグインを開発している事を明かしていました。
Twitterではプラグインの名前を募集され、その結果決定した名前が déjàvu です。(
tweet)
Switchのexploitと同じ名前なのはどうなんだと思って私はアンケートではomoideを選びましたが、dejavuが47%、
omoideが6.5%という散々な結果になっていました。同じ名前が良いという人が多いのでしょうか…?
déjàvuを使用する前提条件として、Vitaにメモリーカードを挿している必要があります。
ux0としてマウントしておく必要はありません。ソースコードではux0のパスが指定されているため、ステートセーブ
とステートロード中にのみ一時的にメモカをux0としてマウントしているのだと思われます。
(つまり内蔵メモリ/SD2VITA/PSVSD/USBストレージ内にはステートセーブを保存出来ません)
READMEによると、déjàvuはまずVitaのソフトリセット機能を使用してRAM内の全リソースが中断された状態にし、
ペイロードによって全キャッシュとMMUを無効にし、FatFSとリバースエンジニアリングされたメモカのドライバを
使用してRAMとその他必要なデータをステートセーブとしてメモカに保存する、という流れのようです。
この時、セーブデータ("ux0:user/00/savedata/タイトルID")もステートセーブとして保存されるようです。
ステートロードではファイルからRAMに書き戻し、セーブデータもステートセーブ内の物に置き換わるようです。
v0.1時点ではステートロードに大きな課題があるようで、100%安定しているとは言えず、SDカードやメモカ内の
ファイルの破損やシステムのクラッシュが発生する可能性があるようです。ここでSDカードというのは、おそらく
SD2VITAやPSVSDに使用しているmicroSDカードの事だと思われます。
déjàvuは実験的なプラグインとされており、TheFloW氏自身は3.65の2000でのみテストされたそうです。
とりあえず試してみたので手順等を書いておきます。

kood
SKGleba氏が、Vitaのlv0のsyscall 6にパッチを当て要求FWが高いゲームやrevoke listにあるために起動出来ない
PSM Devを起動出来るようにする
0syscall6 v1.1 をリリースしていました。
※v1.1となっていますがこれが初回リリースです。
SKGleba氏が、VitaのFactory firmware(工場出荷時点での初期FW,ダウングレードの限界点)の値を含むデータを
扱う事が出来る
mincg v1.0 をリリースしていました。
ここ最近いろいろあって記事を書いてませんでしたが、流石にこのリリースは見過ごせないので記事にします。
記事執筆時点では一人でも多くの方の協力(mincgでダンプしたデータをSKGleba氏に提供)が必要です。
windsurfer1122氏が、Vitaに登録されたPSNアカウントの情報表示/保存/切替/削除が出来る
Vita-Account-Manager v0.91 をリリースしていました。
▽v0.90
- Wi-Fi(各アクセスポイント)の設定を保存/リストアする機能を追加
▽v0.91
- ux0, imc0, uma0 にあるid.datを削除する機能を追加
が変更点です。

kood