PSPのバイナリやアップデータ(PSAR)をPC上で復号出来る pspdecrypt というツールが存在しますが、2022年9月21日時点ではGitHub上のコードだとゲームのアップデートの復号をサポートしていません。
今回、5ちゃんのPPSSPPスレにてpspdecryptはコードを書き換える事でゲームのアップデートに対応させられるという 昨年3月時点の情報を見かけたのでそれを試し、またPC上でのISOのアップデート適用も試してみたので、アップデート適用の手順を記事にする事にしました。
 kood
kouchan氏( @kouchan66)のオリジナル商品である「 M2 Dummy Adapter FPC for PSPgo」を購入して実際に
PSP goで使用してみたので、簡単に記録として書いておこうかなと…
 kood
Davee氏が、PSP 3000/go/E1000を含む全モデルのPSPをCFW6.60/6.61で起動出来るようにするための
Infinity 2.0 をリリースしていました。(正確なバージョンは2.0.3です)
https://infinity.lolhax.org/
- FW6.60/6.61をサポート
- PSP E1000(PSP street)を含む全モデルをサポート
- PSP goのゲームの一時中断/再開の問題を修正
- XMBのテーマに関する修正
- インストール作業の簡略化/リスク軽減
が2016年3月リリースのInnifity 1.0.2からの変更点となっています。このリリースにあたってDavee氏は
「これでInfinity 1.0の問題が全部対処されてもうアップデートする必要が無ければいいけど」( tweet)
とされているので、他の問題(ISOの起動でエラーが出る事がある等)も修正されているかもしれません。
バージョンが2.0.3となっているのは、おそらく、メジャーアップデート(2.0)の変更に合わせて 2017年9月に予告
していた1.0.3の変更も加えた、という事だと思われます。
そもそもInfinityはどんな物かと言うと、PSPをOFWではなくLCFWが有効な状態で起動出来るようにする物です。
要は1000/非対策2000でのCFWや6.20のPermanent Patchに似た状態を6.60/6.61の全モデルで実現する物です。
流れとしては、最初にInfinityをインストールし、その後にLCFW(PRO/LME)をインストールするだけです。
そうする事でPSPを起動した際にInfinityがLCFWを有効にし、実質CFW6.6xで起動、となります。
(Infinity 2.0では、ボタンの組み合わせで直接Recovery Menuを起動する事も可能です)
(cIPLを使用する場合はInfinityは使用しないでください)
Infinity 1.0では6.31以下に存在するバグを利用するために6.31と6.61のハイブリッドなFWをビルド/インストール
するという方法を取っていました。1.0でE1000がサポートされなかったのはE1000で6.31がサポートされていない
ためです。しかし2.0では、1.0リリース当時はまだ掌握出来ていなかったKIRKの鍵を使用しているようです。
( tweet1)( tweet2) (KIRKは暗号化/復号/署名等に関するセキュリティチップ)
Infinity 2.0は1.0とは別物なので、1.0から直接アップデートするという事は出来ません。
1.0を使用している場合、1.0をアンインストール(=OFW6.60/6.61をインストール)しておく必要があります。
それも踏まえて簡単に手順等を書いておきます。
少し調べたい事があって久々にPSPを触っていたのですが、6.61 Infinityでは少々都合が悪い事が分かったのでInfinityを アンインストールする事にしました。Infinityのアンインストール手順を調べてみると、 Infinity対応のChronoswitchで 6.61をインストールする方法が主流なようです。(Chronoswitchはダウングレードを実現するHomebrew) で、やってみたのですが、Chronoswitchを通して6.61のアップデータを起動してから「開始する」を選択した際に 「同じバージョンがすでにインストールされています。アップデートする必要はありません」 というエラーが発生しました。 普通にダウングレードをやってみようと思い6.60のPBPも試しましたが、似たようなエラーが発生しました。 ChronoswitchでInfinityをアンインストール出来る方もいるようですが、私と同じ症状が発生している方も結構いるようで、 しかしながら対処法を挙げている方がほぼ存在しない…私のググり方が悪く無い限りは、それが正しいはずです。 なので少し考えました。 Chronoswitchはダウングレードを実現するHomebrewです。そんなHomebrewで「開始する」を 選択した際にバージョンに関するエラーがでるならそれはChronoswitchがやっているバージョン偽装が不完全なのでは? であればChronoswitchで試行錯誤しても時間の無駄な可能性が高く、別の手段で6.61をインストールすべき、と考えました。 PSPのFWのダウングレードや再インストールを行う手段は何もChronoswitchだけではありません。 version.txtを書き換えるか他のFWのversion.txtを持って来て本体のバージョンを偽装し、そのうえで目的のバージョンの アップデータを起動させてインストールすれば、それでダウングレードや再インストールは実現可能です。 その方法自体は新しいと言えるものではなく今更なものなのですが、Infinityのアンインストールを行う上で私と同じく Chronoswitchでこけてる方がそれなりに存在し、しかし対処法を紹介している方がほぼ存在しなかったので記事にしている次第。
GitHubで、qwikrazor87氏がCFWを導入したPSPでPSPのDL版ゲームの取説をPNG画像としてダンプする pspdoc v1.0 をリリースしていました。 DL版の取説のファイルであるDOCUMENT.DATの中身をダンプするプラグインで、先日リリースされていた ps1doc v1.0とは違って こちらはPSPのゲーム用となります。ps1docは初代PSアーカイブス用です。pspdocは実機だけでなくVitaのePSPでも動作します。 流れ 1、pspdoc.prxをvsh.txtで有効にする 2、DOCUMENT.DATがあるゲームにカーソルを合わせて△ボタン 3、"解説書"を選択 4、数秒間メモステのランプが点滅する。ダンプ完了まではフリーズしたような症状になる 5、マニュアルが表示されればダンプ完了 6、"ms0:/DOCS/PSP_タイトルID/" を確認する
 kood
GitHubで、qwikrazor87氏がCFWを導入したPSPで初代PSアーカイブスの取説をPNG画像としてダンプする ps1doc v1.0 をリリースしていました。 取説のファイルであるDOCUMENT.DATの中身をダンプするプラグインですが、現状PSP実機でのみ使用可能で、 VitaのePSPでは使用出来ないとの事です。PSP実機では6.xxのCFWに対応しているとの事です。 流れ 1、ps1doc.prxをpops.txtで有効にする 2、DOCUMENT.DATのあるPS1のゲームを起動する 3、PSボタンを押し、"解説書" を選択 4、メモステのランプが点滅し、点滅しなくなったらダンプ終了。ゲームを終了する 5、"ms0:/DOCS/PS1_タイトルID/" を確認する
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GitHubで、qwikrazor87氏がPSP向けのPSNコンテンツをact.datやライセンス無しで実行可能にするプラグイン npdrm_free v7.2 をリリースしていました。 ・スリープ/復帰の際のクラッシュ問題の修正 が変更点です。
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GitHubで、qwikrazor87氏がPSP向けのPSNコンテンツをact.datやライセンス無しで実行可能にするプラグイン npdrm_free v7.1 をリリースしていました。 ・誤検知によってインポート,スキャニング機能がクラッシュする問題の修正 が変更点です。
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GitHubで、qwikrazor87氏がPSP向けのPSNコンテンツをact.datやライセンス無しで実行可能にするプラグイン npdrm_free v7.0 をリリースしていました。 ・古いコードを廃止して書き換え ・FWバージョン毎のハードコードされたパッチ処理を無くし、動的なパッチ処理を行うように ・6.xxの全CFWとVitaのeCFWであるAdrenalineに対応 ・偽ライセンスやact.datを作成せずにRAM上でパッチ処理を行うように ・スリープに関する問題の修正 ・PSNの暗号化されたゲーム/DLC(EDAT/SPRX)をライセンスやact.dat無しで実行できるように ・ライセンスが必要なゲームで解説書を見れるように ・ライセンスが必要なPTFテーマをインストール出来るように(new) ・PCエンジンのコンテンツを復号せずに実行可能に(new) ・必要に応じてPSNのPS1コンテンツのEBOOTのKEYS.binを作成するように(new) がCHANGELOGファイルに書かれたv7.0の変更点です。 readmeによると、v7.0はgame.txtとvsh.txtの両方で有効にする必要があるとの事です。
LMAN氏(leecherman氏)がPSPのゲームのISOファイルをリネームするためのWindows向けツール PSP ISO Renamer v1.5 をリリースしていました。 ・データベースの更新 ・読み込んだISO/CSOのリネームのためのリストをCSV/TXTとして出力するオプションの追加 ・dbファイルに情報が見つからない場合でもISO/CSOが追加可能に ・ISO/CSOの読み込みに関する改善 ・ PSVita(eCFW)オプションの削除 ・その他マイナーな改善 が変更点です。
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