SKGleba氏が、Vitaの輝度を変更出来るプラグイン
vitabright v1.2c をリリースしていました。
devnoname120氏がリリースしたvitabright v1.1のフォークです。
- vitabright_lut.txt の内容をハードコード
- 全OLEDモデル(100x/110x)をサポート
(一部のOLEDモデルでは機能しなかったのを修正)
- コードの書き直し
- 非操作時の輝度調整に関するパッチの修正
- Lut Editor: 正しいNIDを追加
(クラッシュしてしまうのを修正)
がv1.1からの変更です。
これまでv0.01(非操作時の輝度を適用)しか機能しなかった一部のOLEDモデルでも、ようやくガンマテーブルの調整が出来るようになりました。デフォの設定はハードコードされる事になったようです。
(vitabrightは2000もサポートしていますが、ガンマテーブルの調整はOLEDモデルでのみ可能です)
私の持つ1100でもこれまでv0.01しか機能しなかったので、これは結構嬉しいリリースです。
ガンマテーブルを調整する場合は
vitabright_lut.txtを ur0:tai/ か ux0:tai/ に配置する必要があります。
直接編集でも構いませんが、Lut Editorで編集すると画面の様子がリアルタイムで確認可能です。
編集する場合は以下を確認してください。
What is the format of the OLED gamma table?
https://twitter.com/devnoname120/status/1340722861590384642
Lut Editorの操作方法に関しては
v1.1のリリースノートを確認してください。

kood

kood

kood
Princess of Sleeping氏が、VitaのセーブデータをPFSの暗号化無しで "ux0:resavedata/" にリダイレクトするプラグイン
reSavedata v1.0 をリリースしていました。Homebrewコンテスト
KyûHENにエントリーされています。
"ux0:resavedata/" にタイトルIDフォルダがある場合のみ、PFSの暗号化無しでリダイレクトされます。
(例:"ux0:resavedata/PCSG00001/")
resavedataフォルダ及びタイトルIDフォルダは自分で作成する必要があります。
このプラグインは、基本的にはセーブデータ関連の作業での時短目的で使用されるんじゃないかなと思います。
"暗号化無し"は"復号された状態"と同義であり、セーブデータを編集(改造)する場合には復号/暗号化の作業が省けますし、復号された状態の物がありそれを使用したい場合も、暗号化の作業が省けます。
それをメリットだと感じるなら使ってみても良いと思います。
VitaのセーブデータをPFSの暗号化無しでリダイレクトするプラグインとしては、2017年にRinnegatamante氏が開発された
SavedataPlusが存在しますが、そちらはVitamin/Maiのダンプ以外との相性が良くなく、今現在は使用している人をまず見かけません。市販のゲームやNoNpDrmとの相性が良くないという事ですからね。
対してreSavedataですが、少なくとも私がテストしたいくつかのゲームでは期待通りに機能しました。
仮に相性が良くないゲームがあったとしても、resavedataフォルダにタイトルIDフォルダが無ければプラグインを無効にしているのと同じようなものなので、プラグインを有効にしていても大した問題にはならないと思います。

kood
webMAN MOD の日本語訳を追加/更新しました。
LANG_JP.TXTの更新と、長らく存在していなかったwebMAN_JP.xmlの追加です。
https://github.com/aldostools/webMAN-MOD/pull/522
https://github.com/aldostools/webMAN-MOD/releases/
最新の1.47.35のpkgに既に含まれています。
LANG_JP.TXTは完全に書き直しです。
皇帝氏の訳と同じ部分もあるのでクレジット部分は私の名前の追加に留めています。
webMAN_JP.xmlはXMBの項目の翻訳で、日本語訳の物は長らく存在していませんでした。
日本語を使用するユーザー的には割と重要な変更だと思うので、記事にしました。
英語のままの部分もあるかと思いますが、現時点ではその部分は翻訳がサポートされていません。
現時点で翻訳がサポートされている部分は日本語になっていると思います。
突っ込まれるかもしれないので一応。
皇帝氏の訳で "マイ・ゲーム" だった部分は英語の "webMAN Games" のままにしています。
#508のプルリクエストを見る限りでは、"My Games" というのは古い表現のようなので。
あと、"webMAN ゲーム" みたいな訳にするのは、個人的になんかダサく感じたんで。

kood
PS3のHDDの /dev_hdd0 における8%の予約済み領域がアンロック出来るという事で、試してみました。
のどちらでも同じ事が可能です。

kood
cuevavirus氏が、自身のPSNアカウントが所有するPSP/PSVita/PS3コンテンツのライセンスをPSVita上で一括でDL、
DRM回避用に変換する事が出来る
RIF Ripper v1.1.0 をリリースしていました。
VitaのライセンスはNoNpDrmの偽ライセンスに、PSP/PS3のライセンスはrapに変換されます。
起動すると自動でPSNへのサインインが行われ、一括DL/変換の処理が開始されます。
変換されたrif/rapは "ux0:/rif-ripper/" に保存されます。
また、各コンテンツのpkgのURLが download-list.txt として保存されます。
変換されたrif/rapがあれば次回以降はそのライセンスのDLがスキップされるので、rif-ripperフォルダは基本的には削除しない事が推奨されます。処理中に画面が暗くなる事がありますが、スリープにはならないとの事です。
安全性に関しては、ソニーがVitaでのライセンスの一括DLをどう見るのかが分からないので、現時点では判断が難しいです。個人的には、自分の所有するコンテンツのライセンスなので問題無いとは思うのですが…
それに、Vitaでのユーザーの行いに関してソニーはほぼ無関心なのが現状ですし…
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追記 2021/04/21 18:50
cuevavirus氏が
RIF Ripper v1.2.0 をリリースしていました。
- ライセンスがDL出来ないPS3コンテンツがDRMフリーコンテンツとして識別されるように。
また、該当コンテンツの情報を "ux0:rif-ripper/drm-free.txt" に記録するように。
- タイトルIDがPCSxな一部のPS3コンテンツのライセンスがrapに変換されなかった問題の修正。
また、該当コンテンツの情報を "ux0:rif-ripper/ps3-pcs.txt" に記録するように。
(該当コンテンツの偽ライセンスがrifフォルダに存在する場合は手動で削除)
- 一部のコンソールログメッセージを書き換え。
が変更点です。

kood

kood
juliosueiras氏が、PCで自身のPSNアカウントからPSP/PSVita/PS3のコンテンツのPKGのURLを取得出来る
get-pkg-account v0.0.3 をリリースしていました。
SSOトークンを用いて自身のPSNアカウントにアクセスし、所有するコンテンツの情報が記述されたjsonにアクセスして必要な情報を出力するコマンドラインツールです。アクセス先はソースコードのpsn.goで確認出来ます。
PS4/PS5のコンテンツの情報も取得出来ますが、それらのPKGのURLは取得出来ないようです。
個人的に、これまでの事を考えるとこういう事をやったくらいではPSNアカウントに影響は無いように思いますが、心配な方は
PS3.ProxyServer.GUI等でURLを取得する事をオススメします。
-h で使い方は分かりますが、一応使い方を書いておきます。

kood
今年2月にredditでCubaLibre1982氏が以下の投稿をしていました。
[AMD][MOONSHELL][OPENSTREAM] Stream PC games to PSVITA for AMD gpu
NVIDIAのGPUを搭載していないPCであってもOpen-Streamというホストソフトをインストールする事で、vita-moonlightでPCのストリーミングが楽しめるという内容の投稿で、手順等を紹介されています。
vita-moonlightはNVIDIA GameStreamのオープンソース実装であるMoonlightをVitaに移植したHomebrewで、その説明から分かるようにNVIDIAのGPUを搭載したPCを持つ人向けでした。そんなPCストリーミング界隈に昨年登場したのがOpen-Streamというソフトです。Moonlightのホストとなる
Sunshineのフォークという形でオープンソースで開発されており、公式サイトが存在します。
https://open-stream.net/
https://github.com/LS3solutions/openstream-server/
ホストソフトはNVIDIAのGPUに依存せずに使用出来、記事執筆時点ではWindows用のみリリースされています。
クライアントソフトも開発されているようですが、そちらは記事執筆時点ではリリースされていません。
この記事ではvita-moonlightに限定して紹介していますが、他のプラットフォームでもMoonlightのクライアントがあるならOpen-Streamでストリーミングが楽しめるんじゃないかなと思います。(私は試してないです)
ここ最近のハックシーンのリリース情報等を遡ってる時にこれを見つけて、AMDのGPUを使用している私としてはかなりテンションの上がる情報でした。とりあえずVitaで試してみたので手順等を書いておきます。
balika011氏が、SCPH-5000xからSCPH-9000xまでのPS2のMechaConのEEPROMにパッチを書き込む事で本体をDTL(DEX)化したりリージョンの変更が可能な MechaPwn をリリースしていました。
https://github.com/MechaResearch/MechaPwn/releases/
MechaConはPS2のセキュリティチップの事で、DTLはPS2の開発機に使われる名称です。
DTL化/リージョン変更によって、別リージョンのディスクやMaster Discの起動が可能となります。
私は別リージョンのディスクが今手元に無いのでリージョン関連の恩恵を享受できない身ではありますが、とりあえず試してみたので記事にしました。MechaPwnはHomebrewが起動出来る環境なら使用可能です。
(※MechaPwnはDTL実機向けではありません。リテール機(SCPH)向けです)
ブラウザ上でPARAM.SFOの閲覧/編集が出来るWeb-SFO-Editorを作りました。
http://kood.info/sfo_editor/
SFOの構造をちゃんと理解したかったのと、ブラウザで手軽に閲覧/編集が出来たら便利なのでは、
みたいな事を思って作りました。テストは、取得した情報から全く同じSFOが作成出来るかや、
編集した場合に他の人のエディターで読み込めるかどうかの確認を軽くしたくらいです。
作成したSFOが実際に使えるかどうかのテストはほぼしてません。
作成したSFOがうまく機能しなかった場合は、他の人のエディターを使用してください。
とりあえず形にはなったので満足した。

kood